テラーノベル
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蒼に全てが染まったなら 僕はどこを向いて走ればいい
空が全てを飲み込むなら 僕は前を向いて走ればいい…
「間もなく、一番ホームに電車が参ります。ご注意ください」
聞き慣れた機械的なアナウンス。単語帳から顔を上げると、いつも通りのシルバーの車体が丁度視界に滑り込んできたところだった。毎朝のことだけれどこのラッシュ時に席が空いている訳は当然無くて、仕方なく鞄を抱えなおす。聞き慣れた発車ベルからの車内放送。そこに続く重低音は一瞬で高い音へと昇り、列車の加速と供にカタンカタンという心地よいリズムが響く。僕は倦怠感を振り切れないままなのに列車は進み、順に駅の名前を告げる。15分ほど揺られ、僕は列車を降りた。不意に頭の中にフレーズが浮かぶ。確か、今流行っている曲の歌詞だ。この歌詞が浮かんだからって、僕が何か変わるわけじゃないのに。重い足取りで学校へと歩き出す。
蒼に全てが染まったなら 僕はどこを向いて走ればいい
空が全てを飲み込むなら 僕は前を向いて走ればいい…
コメント
1件
うわあ、めっちゃ雰囲気ある導入〜!!😭✨ 日常の通学風景なのに、冒頭の歌詞が「蒼に全てが染まったなら」ってちょっと切なくてエモい…!電車のアナウンスやカタンカタンっていうリズム、めっちゃリアルで情景が浮かんだよ🎵 主人公の「倦怠感を振り切れないまま」って心情、なんかすごくわかるな〜。この歌詞がふと頭に浮かぶ感じ、青春っぽくて好き!!!続きがすっごく気になるよ🔥 次話も楽しみにしてるね⋆♡