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ゆうやみ飴
299
まいです
今回はエイプリルフールネタです。私が書いた作品何が嘘なのか。考えながら読んで見てください
フライタ 政治的な意図なし
夜の路地に、足音が二つ。
「ねえ、そんなに急いでどこ行くんね?」
軽い調子で言った瞬間、腕を引かれた。
「……っ」
壁に背中が当たる。
見上げた先、フランスの視線はさっきよりずっと鋭い。
「煽んないで」
短く、低い声。
でもイタリアは笑う。
「煽ってるつもりはないんね?」
わざとらしく首を傾げる。
その仕草が気に入らないのか、フランスの眉がわずかに動いた。
「その顔だよ」
一歩、距離を詰める。
逃げ場はあるのに、あえて動かない。
「どんな顔?」
挑発するように見返す。
フランスの手が、壁に置かれる。完全に囲われる形。
「分かっててやってるでしょ」
「さあ?」
わざと視線を外して、すぐ戻す。
その一瞬で、距離を意識させる。
「でもさ」
少しだけ体を寄せる。
「嫌なら、離れればいいんね」
囁くように言う。
逃げ道は、ちゃんと残している。
なのにフランスは動かない。
むしろ、距離を詰め返す。
「……言わせたいの?」
低く呟く。
イタリアは肩をすくめる。
「何を?」
とぼけたまま、目だけで笑う。
その態度に、フランスは小さく息を吐いた。
「本当、面倒なやつだな」
「今さらなんね?」
即答。
その瞬間、顎を軽く持ち上げられる。
視線が固定される。
「でも嫌いじゃないでしょ」
さらっと言う。
一瞬の沈黙。
それが答えみたいだった。
フランスの目が細くなる。
「……調子に乗らないでね」
そう言いながらも、手は離れない。
距離はもうほとんどない。
主導権はフランスにあるのに、
ペースを崩しているのは確実にイタリアだった。
小さく笑う。
「ほら」
「捕まったの、そっちなんよ」
その言葉に、フランスの視線がはっきり変わる。
次の瞬間、逃げ道は完全に消えた。
強く引き寄せられて、唇が重なる。
さっきまでの余裕を試すみたいな、躊躇のないキス。
「……っ」
息が詰まる。
離れると思ったのに、離れない。
むしろ、わずかに角度を変えて、さらに深く触れてくる。
確かめるというより、奪いにくる感触。
イタリアの指先が、反射的にフランスの服を掴む。
押し返すでもなく、逃げるでもない中途半端な力。
それを感じ取ったのか、フランスの動きが一瞬だけ緩む。
「……なんだよ、その反応」
低く囁く声が近すぎる。
でも次の瞬間には、また触れてくる。
さっきよりもゆっくり、けれど確実に距離を詰めるように。
呼吸が乱れる。
タイミングが合わなくなって、思わず息を逃がすと、軽く笑われた気がした。
「余裕、なかったの?」
その言い方に、イタリアは少しだけ眉を寄せる。
「……あるよ」
負けじと返して、わざと距離を詰め返す。
一瞬だけ、立場が逆転する。
でもそれも長くは続かない。
すぐに腰を引き寄せられて、逃げ場が消える。
「そういうの、あとで言って」
囁きながら、また触れる。
今度はさっきよりもはっきりと、主導権を握る動き。
イタリアは一瞬だけ抵抗しかけて、やめる。
その代わりに、わずかに応じる。
完全に受けるわけでも、拒むわけでもない曖昧さ。
それが一番、フランスのペースを乱す。
ほんの一瞬、間ができる。
その隙を逃さず、イタリアは小さく笑った。
「ほら」
息がかかる距離で、囁く。
「どっちが捕まってるか、分かんないんね」
その一言で、空気がまた張り詰める。
フランスは何も言わない。
ただ、視線だけで答える。
次に触れてきたとき、その迷いは完全に消えていた。
夜の静けさの中で、二人の呼吸だけがやけに大きく響く。
どちらが主導かなんて、もう意味はない。
夜の空気が、少しだけ現実を戻す。
「……ここじゃ目立つね」
フランスが低く言う。
その声で、やっと周りの気配を思い出す。
イタリアは小さく笑った。
「今さら?」
「今さらだよ」
短く返して、手首を掴まれる。
そのまま歩き出す。
「ちょっと、どこ行くんね」
「黙ってついて来て」
振り返りもせずに言うあたり、完全に決めている。
イタリアは抵抗しない。
むしろ、わずかに歩幅を合わせる。
夜の街を抜けて、灯りの少ない通りに入る。
さっきまでの熱が、じわじわと残っている。
無言のままなのに、距離は離れない。
やがて足が止まる。
小さなホテルの前だった。
イタリアは一瞬だけ視線を上げて、そしてすぐフランスを見る。
「……早いんね」
わざとらしく言う。
「それとも…やめるの?」
試すような一言。
イタリアは少しだけ首を傾げる。
「やめると思う?」
答えは聞くまでもない。
フランスは何も言わず、そのまま中に入る。
イタリアも続く。
扉が閉まる音が、やけに大きく響いた。
外の空気と完全に切り離される。さっきまでの距離がそのまま持ち込まれる。
扉が閉まった音が、やけに長く残る。
その余韻が消える前に、さっきまでの距離がそのまま持ち込まれる。
言葉はなかった。
一瞬だけ、静寂。
でも次の瞬間には、また近づく。
逃げ場はもうない。
それでもどちらも離れない。
むしろ、距離が縮まることを選んでいる。
「……続き、する?」
イタリアが小さく笑う。
その余裕が、最後の火種みたいに残る。
フランスはそれを見て、ほんの少しだけ目を細めた。
答えは言葉じゃなかったが、その動きが雄弁に語っていた。
終わりです。答え合わせをしますと、最初の[私が書いた]が嘘です。おおもとはチャッピーに書かせました。
んで私がちょこっと修正をした感じです。エロはチャッピー書けないので、ないです。
なんか思わないのかと思う人もいると思いますが、徹夜している私が思い付いて実行に移し、絵まで描いたんで。そして、今日はエイプリルフールなので。後、徹夜して絵を描くの良くないですね…
まぁ、個人的な感想としてはチャッピーすごいなとおもいました。結構指示しましたけど
じゃ、見てくれてありがとうございました!
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