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「だから
変なことして悪かったって言ってんの」
気恥ずかしそうに頭を掻きながら謝る
謝りなれてないんだなと実感する
蘭くんが謝るってことは相当反省しているんだろう
「うん、いいよ
許す!
私の方こそ無視してごめんね」
「めちゃくちゃ傷ついた」
「え?!
ほ、ホントにごめんね…」
確かに、無視されるのって相当傷つくよね
私だって嫌だ
自分がされて嫌なことはしちゃ駄目なのに
私最低だなぁ…
「ふっ
冗談だっつの
無視されたぐらいで俺はしょげねぇよ」
なんだ、冗談か…
「でもちょっとだけ悲しそうにしてなかった?」
「は?気のせいだろ
竜胆待ってっから早く帰んぞ」
先に歩く蘭くんの後を追った
―――
――
―
飲み物を持ってかき氷を食べていた場所まで行くと、キレイなお姉さんに話しかけられている竜胆くんの姿があった
あのお姉さん、スタイルいい…
つい、自分の胸を見てしまった
うーん、出てない
「俺は胸なんか気にしてねぇからな」
「…!!
べ、別に胸のことなんて気にしてないし!!」
見られてた…
でも気にするものでしょ、女子だし
「つーかアイツら邪魔だな」
お姉さんはしつこく竜胆くんに話しかけている
彼も少し迷惑そう
あれって、いわゆる逆ナンってやつ…?
「望華、行ってこい」
「え?!なんで私?!」
「俺が行ったところで巻き込まれるだけだろ」
「そっか蘭くんも逆ナンされちゃうのか…」
「その言葉どこで覚えた、オイ」
私がやるしかないんだ!
―――
「いいじゃないですか〜
ちょっとだけ遊びましょ?」
「いや、だから連れがいるから…」
「竜胆くん!」
私が声をかけると、竜胆くんとお姉さんが私の方に視線を向ける
お姉さんたちの視線が「邪魔」と言いたげ
「あの子誰?」
「んー、俺のカノジョ」
「え?!」
竜胆くんが椅子から立つと、私の方へ歩く
「あんな芋女が?」
「釣り合ってなくね?」
「そんな子より私達のほうがいいでしょ?」
一人のお姉さんがあきらかに胸を押し付けるように竜胆くんの腕に抱きついた
私はというと、、、
着餅÷胃
と思ってしまった