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医者と知らない人が喋っている間は看護師さんに質問をされた。
看護師.小さな事でも良いから何も覚えてない?
椛.……,何も…。
分かり、ません……。
看護師.分かったわ。
何か合ったらそこのナースコールを押してね。
椛.ぁ、はぃ…。
椛.…ッッ”。
スマホ…とかそういうのなら覚えている。
唯、自分自身について何も覚えていない。
思い出そうとしても頭が痛くなる。
痛い、頭が割れそうだ。
身体も動かない。
もう人生が終わったとしか言えない。
この脚や腕はもう一度動くのだろうか。
分からない。
怖い。
不安。
息が苦しい。
吐き気もする。
やだ、まだタヒにたくッッ!!
医者.椛さん。
椛さんっ!!
椛.ぁ、ぇ……。
医者.大丈夫ですか?
椛.だぃ、じょぅ、ぶです…。
医者.………。
幸子様………。
叔母.ぁ、はい。
叔母.椛?
叔母さんの事覚えてるかしら……,?
椛.御免なさい…,覚えていないです…。
叔母.そっか、しょうが無いわよね。
椛.ぁのっ、如何して…,?
叔母.……事故に逢ったの。
事故に貴方は逢ったのよ。
椛.ぇっ……。
事故って……,?
叔母.偶々ね、クラスの子と階段でぶつかってしまってね……。
頭が最初に落ちてしまって其れでね……。
事故……,?
頭から?
ぇ、そんな事ないはず……,
だって私はッッ_____。
椛.ぃ”ッ…!!
叔母.大丈夫?!!
椛.いだぃ、ぃた…ぃ”ッ…。
叔母.今御医者さん呼ぶからね?!!
医者.そうですね。
記憶を思い出そうとした結果で頭痛が起きてしまったのでしょう。
叔母.そうでしたか………。
医者.無理に思い出さそうとすると又先程の様になってしまうので。
少しずつ思い出していきましょう。
叔母.すみません。
有難う御座います。(御辞儀)
医者.いえ。
之から一緒に頑張りましょうね。
叔母.ッ……!!
はいッッ……!!
第2話
《頭痛》