テラーノベル
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s「え…」
t「あ、」
一瞬、時が止まった気がした。
“死ぬほど好き”
その言葉が頭から離れない。
ttさんが俺のことが好き…?
そんなことあり得るのだろうか。
t「えっと…その…」
t「こんなところでするのもどうかと思うんやけど…」
t「svさん…俺…貴方が好きなんです。
俺と、付き合ってくれませんか」
ttさんが俺の目をじっと見つめている。
これだけで幸せだ。
ふわふわとした時空の中、俺はただ幸せを感じた。
こんなにも素直に幸せを感じたのはいつぶりだろうか。
俺はどうにか意識を保ったまま、
全身の力を込めて、こう言った。
s「…もちろん。」
その時初めて、視界がはっきりし出した気がした。
ttさんが驚きを隠せないというような
顔をしている。
周りがしんと静まり返った中で、
俺はttさんに、にこりと笑った。
ttさんは、目に涙を浮かべながら、笑い返してくれた。
t「svさん、ありがとう」
s「こちらこそ」
n「いやぁ、素晴らしいラブストーリーですね」
j「ほんと!!お幸せにね〜ヒューヒュー!!」
?「すごおい」
はっと我に帰ると、
病室には俺とttさん以外にも人がいたことに気がついた。
今のやりとりを全て見られていたと思うと、
無性に恥ずかしくなる。
t「も〜、やめろよ、jp〜」
ttさんが赤髪の彼に話しかける。
j「照れてんじゃねーかよー!w」
s「そういえば2人ってお知り合いなんですか」
j「そーそー!知り合い!
てか、svさんさっきからその他人みたいな反応なんなの〜?幼馴染じゃん、俺ら」
s「え、あー、そっか」
j「え、ちょっと忘れてたの?
やだなー」
s「そりゃあ5年も会ってないし…」
j「あんな男やめとけって言ったのに…」
s「ごめんごめん」
n「ttさんが嫉妬しちゃうんでそこまでにしといたほうがいいんじゃないですか?」
s「え、」
t「あ…いやぁ…」
j「ふ〜ん?」
t「ニヤニヤすんな!バカ」
?「ちょっとぉ…俺のこと忘れないでくださいよ〜」
t「どちら様??」
d「俺はそっちの患者さんのカウンセラー!
dnkです、よろしくね?svさん」
s「よろしくお願いします!」
t「は〜、何はともあれ、自由になれてよかったな、svさん」
s「うん。そうだね」
n「ちなみにあの男性は私が署に連れて行ったところ、何十年か刑務所で暮らすそうですよ。
ま、でももうttさんがいるので安心ですかね」
s「そうなんですね、」
t「無事捕まって良かったよ、ほんと」
s「うん。」
j「では!警察官一行は仕事がありますのでここでおいとまさせて頂きます!」
n「ま、近いうちまた来ますね〜」
d「俺もそろそろ仕事あるんでさよなら〜」
s「みなさん、ありがとうございました!」
t「ありがとな〜」
3人が帰ると、部屋に急な沈黙が訪れる。
s「改めて、ありがとうございました」
t「いえいえ…というか…敬語、やめません..?」
t「敬語だったらやっぱり堅い感じがしちゃって…」
s「そうですよね、タメでいきますか」
t「ですね!」
s/t「…」
二度目の沈黙。
と、ttさんが切り出した。
t「あ、あの…キス..してもええ、?」
s「…うん」
唇と唇が触れ合う。
甘い匂いがする。
ああ、幸せだ。
優しく包み込まれるこの空気が。
ttさんの優しい顔が。
全てが、俺の幸せを物語っている。
少し経った後、ttさんは口を離して、
俺ににこりと笑らいかけた。
俺も笑い返した。
…これは“普通”なんかじゃない。
これは俺の、俺とttさんだけの“特別”な物語だ。
Happy END
「貴方との“特別”」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「“普通”に愛想が尽きるまで。」
ご愛読いただきありがとうございました。
コメント
14件
ハピエンで良かった〜!!😁😁 めっちゃ面白かったです! また、たつシヴァ書いてください! てぇてぇ〜🥺🫶🏻💗 ̖́-
悲しいッ…でも幸せはいいなぁ…。幸せになってくれるとありがたいです… さいこ~ッでした.ᐟ 感動過ぎてやばいです(( これからも頑張ってくださいッ.ᐟ
うわあっ!HappyENDだ、…😭 途中どうなるかと思ったけど、良かったぁ、…!! 「?」の人、🦊彡だったんですね…カウンセラーの服似合いそう、w 改めて投稿、ありがとうございます、主さんの書き方めっちゃ好きです!!