テラーノベル
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(🐰☕️🔞要素あり)
長めです
拓途side
『ねえたっくーん、もう帰っちゃうの?』
「まあ」
『まだ帰らないで…』
「えーむりかも」
どんだけ可愛いって言われてる女とやっても満足しない。なんならうざいしきもいし。
「…くっさ。また女抱いてきたんか?笑」
「そんなこといいから早く中いれて」
「へいへい。相変わらず冷めてんねぇ」
この人は隣人の海龍。関西人ってこともあってか、距離の詰め方が上手くて人懐っこい笑顔で最初から俺の生活に入り込んできた。人と関わるのが苦手な俺でさえすぐなんでも話す仲になってた。
「ん”、ふ、っ…”ぁあ…っ”♡」
体を重ねる関係になったのは数ヶ月前のこと。
珍しく本気で付き合ってた女に振られてやけ酒をした夜、ろくに立てなくなった俺は自分の部屋の前に崩れ落ちていた。
そんな俺に声をかけてきたのが、隣人の海龍だった。
大丈夫かという心配してるその声に、なぜか無性に甘えたくなった。酔いと寂しさに押されるみたいに、俺は海龍に無茶を言った。「抱きたい」なんて、言うつもりもなかった言葉が勝手にこぼれていた。
一瞬の沈黙のあと、海龍は何も言わずに俺を部屋へ入れたのが、最初の夜だった。
「やっぱプロやなたっくんって。」
「プロってほどでもないけど笑」
「色んな女抱いとるくせによく言うわ笑」
「でも、海龍とやるのが一番好き。」
「……ふーん?」
「なに照れてんの笑」
「照れてへんわ。おやすみもう寝るはよ帰れ」
急に早口になる海龍。照れてるのが丸見えで素直に可愛いなって思える。
タバコを灰皿に押付けて、ゆらりと立ち上がってベランダを出ると、散らかった空気の中で静かに服を手に取った。
「海龍って俺以外とすんの?」
「逆にすると思う?」
その言い方が、冗談なのか本音なのか分からなくて返す言葉が一瞬だけ遅れた。
「一途やねん俺は。やのに拓途は浮気症やから女とヤリまくりと。」
「言い方やめろ笑ごめんね」
「なんで謝るん。たっくんがしたいならそれでええやん」
海龍は微笑みながらそう言ってきた。
その笑い方はいつも通りやのに、妙に胸に残る。こんなふうに肯定してくれる人なんて、そうそういなかったから素直に嬉しかった。
「じゃあね。また来るわ」
「おん、待ってる。あ!まって、次来るときは香水の匂い落としてきてな?くっせぇから」
わかったと返事をして、海龍の頭をそっと撫でてから家を出た。
その数日後、変わらず俺は女の家に呼ばれたり、家に呼んだりした。
いつもみたいに流れでベッドに入る。慣れてる空気のはずなのにどうも集中できなかった。
香水の匂いがツンと鼻を刺す。海龍が嫌いって言ってた匂い。
『…たっくん?どうしたの』
「え、、いや、なんもない。」
ぼんやりしたまま返す。
でも頭の中では別のことを考えていた。
この後、海龍の家に突撃するとしても匂い着いたままだったらまた言われちゃうかな。
「なんか冷めたから帰る。」
『は?なにそれ、そんな急に言われても…』
不満げな声を背中で聞きながら、適当に服を掴む。
今はもう、ここにいる気分じゃなかった。 はやく帰りたくてさっさと帰る準備を始めた。
海龍は今日も笑顔で出迎えてくれるだろうな。なんて期待しながら家に向かう。
気づいたら海龍の家の前に立っていた。
インターホンを押すと、しばらくしてドアが開く。
ラフな格好の海龍が「お、たっくん」と笑った。
「どうしたん?」
「…わかってるでしょ?」
いつもみたいにすぐ上がらせてくれると思っていたら、海龍は言いにくそうに口を動かした。
「ごめん、今日友達来とってさ…」
「え?」
と、その時。部屋の奥から別の男が顔を出す。
「かいりゅうー?…あ、ども。恋人の聖人です」
「ちゃ、笑 そういう冗談ええてもう笑 ただの友達やから」
ガタイが良くてまさに男ですって感じだけど、笑った顔は愛想があって俺とは真反対の人。
「てことやから、また今度な。いつでも来てええから。」
静かに閉まっていくドアを見つめたまま、俺はしばらく動けなかった。
海龍side
「さっきの海龍おもろかったなぁ」
「おいふざけんなよ笑」
ベッドに腰掛けたまま、聖人が笑う。
「あの人ってすぐわかったわ。」
「……今日一緒に寝てな」
「は?いつも一緒に寝て…」
「ちゃうくて、…わかっとうやろ」
「…わかってた」
「……いい?」
「ええよ。お前抱くん好きやし」
一途って言ったけど嘘ついてもうたな。
「ん、っ…」
「……」
「…なに、なんかついとる?」
聖人がいつも以上に顔を見てくる。
「ううん、なんもついてへんよ」
聖人はそう言ってまた唇を重ねてきた。
「解さんくてもいっか、ほぼ毎日やっとるんやろ?」
「まぁ、あっちがやりたい時に付き合ってるくらいやけど。」
文句みたいに言うけど、たっくんが来るタイミングは不思議なくらい毎回ちょうどいい。
自分がしたいと思う夜に限って、あいつは何事もない顔でインターホンを押してくる。
「あ”、…ぅ”ッ!!♡あ”ぁ、ッ…♡」
「やっぱなんかかわいい」
「っなん、やねん…ぁ、”♡」
「前までそんな甘い声出さんかったやん。なんなら痛いって言ってたし」
たしかにそうだ。たっくんと出会う前こいつとやっても痛いだけで気持ちよくなんかなれへんかった。
やから、初めてたっくんに抱かれた時は気持ちよくて驚いたことをよく覚えている。
「…なんか嫌やな。絶対隣の人に抱かれてるからや」
「は、っ…笑、妬いてるん…っ?」
「なにわろてんねん!別に嫉妬くらいしてもええやろ」
こいつにも可愛いところあるんやなーって思う。
普段は余裕ぶってるくせに、こういう時だけ分かりやすい。
「ぃ”、っ…あぁっ”…!♡」
「気持ちい?痛くない?」
「いたくな、ぃ”…っ、ぅあ、”♡」
めずらしく彼女みたいに扱ってくる。
「ぁ”、は、いぐぅ”…っいぐいぐい、ッッ”…!!♡」
「出すで…っ、」
2人同時に果てたあと、聖人は少し不満そうな顔のまま、俺の肩に額を押しつけてくる。
「なんか言いたそうやな」
「なんかさ…いつもの海龍ちゃう」
「なにそれ」
「わからーん、でもなんかちゃう!俺の海龍やのに」
「お前彼女作ったから、しばらく会ってなかったやん笑」
聖人は納得いかないみたいに眉を寄せる。
「あの人と付き合うなよ」
急に独占欲出してきてびっくりした。
今まで見た事なかったから余計に。
でも、聖人には申し訳ないけど正直満たされんかった。
「どうかなー」
「は!?俺、お前と付き合いたいから彼女と別れたのにぃー!」
「自分が勝手にしたことやんけ」
そもそもこいつが俺のこと好きとか知らんかったし、いきなり言われても困るし。…まあ、でもたっくんは俺が好きとかそういうんないんやろな。やからこいつと付き合っても問題ない、はずやのに。
「もう寝る!」
「…」
聖人は拗ねてそのまま眠ってしまった。
たっくん今何してんねんやろってふと気になってしまう自分がおった。
ピンポーン……
「はーい…って、海龍じゃん。」
「久しぶり」
仕事終わりに、俺の方からたっくんの家に寄った。
「どうしたん」
「たまにはええかなって。あかんかった?」
女おったら即帰ったろって思ったけど
「だめじゃないよ。上がって」
すんなりと家の中に入らせてくれた。
「したかったの?」
「…そんな感じ」
「そっか」
数日会わんだけでこんな気まづなることある?人と話すん得意な方やのに、なぜか緊張して言葉が出てこうへん。
「今日は会いに行かんかったん?」
「誰に?」
「女の人やん」
「あー、もう会わないことにした。」
「え」
「LINEもブロックしたし」
たっくんは軽い口調のままそう言って、タバコを持ってベランダに出る。
「なんで?」って聞こうとしたけど、やめた。
なんで辞めたんや。辞めたいとは言ってたけどこんなすんなり辞めるもんなん?
「……海龍」
ぼんやり考えてると、たっくんに名前を呼ばれて頭を上げる。
「こっち来て」
「えぇ、いややタバコの匂い嫌いやもん」
「いいからこっち来て」
手招きされるままたっくんの隣に腰を下ろした瞬間、腕を引かれ、そのまま唇が重なる。
「…っ、ん…んん、」
煙草の匂いが近すぎて、うまく息ができない。
唇が離れるとたっくんの視線は、俺の鎖骨あたりで止まった。
「…この赤いのなに?」
「ただの虫刺され」
「嘘だぁ。こんなんならないだろ。誰に付けられたの」
たぶん。てか、あいつしかいないだろう。
「…やっぱなんもない忘れて」
「友達。前来とったやつ」
気づけば、聖人のことを口にしていた。
別に言わんくても良かったのに、なんとなく、たっくんを嫉妬させたかった。
「……ふーん」
「実はあいつともセフレやってん。でももうやめる」
「なんで?」
「…たっくんはそもそもさ俺のこと好きなん?」
聞いた瞬間、自分でも何言ってるんやろって思った。 たっくんは煙草を咥えたまま、少しだけ目を細める。
「好きじゃなかったら抱かないんだけど。」
あまりにも普通のテンションで返されたから、逆に言葉が詰まる。
「それ女にも言っとうやろ」
「海龍にしか言わない」
煙を吐きながらそう言って、たっくんは俺の腕を引いた。
「ちょ、」
「来て」
煙草の火を消して、寝室に連れていかれる。
たっくんの力には逆らえんくて、素直に後を追いかける。
ベッドへ腰を下ろした瞬間、たっくんが覆い被さるみたいに距離を詰めてくる。
「……っ、」
触れるだけだったキスは、少しずつ深くなっていく。
押し倒されるままシーツへ沈み込みながら、さっきまで胸の奥に残っていた違和感が、ゆっくり溶けていく気がした。
「…ふ、っ…ぁ、」
「ずっと我慢してたから、もういれていい?」
そう言いながら俺のズボンに手を入れて、指がやさしく下に入ってくるのがわかる。
「んん、っ…は、あ、…ええよ、ずっとたっくんとしたかった、」
「…ほんとに言ってんのそれ」
「うん、、やって俺たっくんのこと好きやもん」
その瞬間、たっくんは俺の服に手をかける。
慣れた動きで互いの距離をなくしていきながら、ゆっくりとでかくなったものが入ってくる。
「ぁ”〜〜〜…っ♡♡♡」
身体がずっとこの熱を待ってたみたいに自然にほどけていく。
「ぁ”っ、ん、あ”っ…、♡」
「…っ、こっち向いて」
唇が重なる。今までにないくらい深い。
「ほんと誰よりも可愛い」
「いまっ、ゆわんといて…っ”ん、っあ♡」
「だってほんとやし」
たっくんに腕を回した瞬間、背中を優しく撫でられる。そのたびに、身体の力が抜けていった。
「あっ、んぅ”…っ、あか、っん、たっく、ぅ”…♡」
「奥当たってる?声かわいい」
「あたっ、てる…ぅっ”、♡きもち、ッ、」
自分のあまり聞かない声が脳内に響いて、声を抑えたくなる。
「声抑えないで」
「んん”…ッ、♡ぁ”…〜ッ!!!♡」
その瞬間、たっくんは容赦なく奥を突いてきた。
「海龍の声かわいいからもっと聞きたいなぁ」
「あが、っ”ん…ッ”!!♡♡おぐ、っいゃ”…ぁ」
「あーもうかわいい…好きだよ海龍」
あまりたっくんの口からでない好きって言葉に異常に反応してしまう。
ほんまあかん、すぐいってまうかも。
今まではただただヤるだけやったのに、急に恋人みたいに引っ付いてイチャイチャして…とかのせいで感度上がってる気する。
「んぁ”っ…!た、っぐ、ん…っう、好き…ッ”♡」
「俺も好きだよ。愛してる…」
「…っ”♡♡いきそ、っ…ぁ”っ、いっちゃ…っ」
「イっていいよ…ねぇ、なかだしていい?」
「ええよ…っ、”ぁ、たっくんの、、ほしぃっ”♡」
気づいた時にはお互い果てていて、たっくんの体液が大量に入ってきた。
たっくんは俺からブツを抜くと、横に倒れ込むように寝転んだ。
「…煙草吸わんの」
「くさいの嫌いやん」
「気使わんでええのに。煙草吸ってるたっくん見るん好きやで俺」
「なにそれ」
「ちょっとイキってる感じがな」
「イキってる言うな笑」
思わず二人で笑う。
少しだけ沈黙が落ちて、たっくんが俺の髪をくしゃっと撫でた。
「……海龍」
「なによ」
珍しく真面目だった。
「俺さ、もう女とも会わないし遊ばないから。」
「…え、うん。」
「……そう」
「え!?続きは!?おい1番大事やぞ!!!」
「ごめん笑 緊張して出てこんかった」
「俺なんかに緊張せんといて笑 変な感じやわぁほんま…」
「…付き合う?」
「いや軽」
「嫌だったらいいけど」
「付き合いたいって言って欲しいんやろ。…ええよ」
そう言うと拓途は嬉しそうに笑って俺を抱きしめる。
俺の嫌いなあの香水の匂いは一切香ってこんかった。その代わりにたっくんの甘くて、でも大人っぽくて優しいどっか落ち着く匂いがした。
お久しぶりです🥲
全然書けてなくてすみません🙏🏻🙏🏻😭
コメント
3件
たっくんメロすぎて死にました🪦 ありがとうございます😭

更新ありがとうございます! 2人の話し方などの解像度が高く、引き込まれました!次の更新も楽しみにしています☕️
「第11話、めっちゃ良かった…!拓途が他の女と会わなくなった決断、ちゃんと海龍に向き合おうとしてるのが伝わってきたし、最後の『付き合う?』からの流れが尊すぎてやばかった😭 海龍の『好き』に弱いとこも、急に恋人モード入った時の感度上がる描写も解像度高くて刺さるわ…。2人の関係がここまで来たの、ずっと読んできた身としては本当に嬉しい!次回も楽しみにしてます🔥」