TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

隣

一覧ページ

「隣」のメインビジュアル

1 - 第1話 これも

♥

1,112

2025年08月28日

シェアするシェアする
報告する






⚠死ネタ、nmmn



rrmg




ここから伏せ字なし



夕陽「」


家長『』


夕陽視点



START!









家長が死んでもう六カ月。

私は今まだに家長との日常が頭によぎったり、夢に出てきたりもする


今日もまた眠りにつき、思い出したくない、いい思い出を思い出す。





あぁ、きた。

この時はもう、家長は病室から出られずで、私が毎日病院へ家長の様子を見にいっていた。

まだ少し暑さが残っていて、少し寒い。そんな季節だった





『ねぇちゅちゅ、知ってる?』


「何?」


『夕日ってねーぇ、冬が一番綺麗に見えるんだって!』


「ふーんそうなんだ」


『うん!……そういえば昨日ね看護師さんとはn‥』


「じゃあ家長は冬まで元気に生きて、一番綺麗な”夕陽“。見てね」


『ッ‥!!!!』


『ちゅっちゅぅ~♡!!』


「あっ、こら!抱きつくな、ベッドから落ちるぞ」


『うん!生きる!生きるよぉ〜!!!』


「……んふ笑」










「家長!家長……!!」


『りりッ』


『リリぃ、ッ今までありが…』


















「ッはぁッはぁはぁ」



あぁ何だ夢か

そうだ初めから夢なんだ。夢の中でも夢を見るなんて馬鹿馬鹿しい。

家長は死んでない。


まあ、家長は入院してるのは本当なんだけどね……


ベッドから起き上がり、家長のお見舞いへの準備をする



「よし、行くか」



家長のいる病室の数十m前、何だか嫌な寒気がして嫌な汗が出て。鳥肌が身体中にたって、

足が、すくむ。おかしい、何で



すぐむ足を1度叩き、病室の扉の前へと進む。


扉を開ける手が震える。意味がわからない。

震える手で扉を開けると、いつもと同じように家長はベットに寝転んでいた。



『あ、ちゅっちゅ〜!』


「あ、はぁ”〜。良かった」


『何〜?どうしたの?』


「いや、何でもない」


『そぉう?』


『ねぇちゅっちゅ、知ってる?』


「な、何?」


『夕日ってねーぇ、冬が一番綺麗に見えるらしいよ!』


「え……」



すぐ気づいた、今日見た夢と同じ会話。

正夢……、?

また鳥肌がたつ



『リリー?聞いてる〜?』


「ぁ、うん、」


『なんか今日ちゅっちゅ、おかしーい』


「おかしく、ない、、よ、。 」


「ごめん。トイレ行ってくる」


『うん!行ってらっしゃい、』




何故だか分からないけれど、ここから1度離れたかった。



トイレにつくと、落ち着き始め、今日の夢を思い出す。


夢、最後はあまり覚えていない

家長が私の名前を呼んでいたそれくらい。


なんだか気持ち悪くなり、吐き気がする。



「ゔッお”え”」



口から汚い声が出る。だけど、嘔吐物はでない。


トイレに行ってから帰って来ない、それは流石に嫌な奴すぎる。

気持ち悪さを軽減するために病院にある自動販売機で飲み物を買う

家長の好きなジュースとお茶を持ち、また病室へ向かう。



病室が見えてきた頃。

看護師さんが病室に入る。 様子を見にきたのだろうか



看護師さんに続き病室へ入り何時も家長がいる方を向くと……


震える手でナースコールを握っている家長が目に入った。

泣いていたのか赤くなっている目で、私に目を止める。



私は目を見開いて、冷や汗を垂らしながら家長に近づく。



看護師さんは急いで、病室の外へ出ていった。



「いえ、……なが、?」



近づくと家長は目に涙を貯め、こちらを見つめる



『ちゅっちゅぅ……。ごめんねぇ……、ッ』


『むぎ、、冬まで持たないかも。 』


「家長……それって……!、」



泣きながらゆっくり、力を振り絞って話していた。



『ぅん……ッぐすッ』


『むぎ。冬まで生きて、一番綺麗な”夕陽”みたかったよぉ 』


「分かった、分かった、今からすぐ未来に戻って、すぐに、すぐにッ家長を治せるような薬持ってくるからぁ、だからっだから、 」

『まぇも言ったでしょ、?薬はいらないって……、』


『ねぇ、リリ、』


『リリはむぎのこと好き?』


「好きだよ、。」


『なら、未来なんか戻らないでさッ最期までむぎの隣にいて?』


「ぅん…、うん……」


「居るよ、ずっと。最後が来ても、その後も。」


『ずっとちゅっちゅも隣。空けといてね』



何かを目で訴えていた。

その意味は口から聞かなくてもすぐ分かった。



『ごめん。もぅむぎ無理みたい……』


「!?先生呼んでくるから!まってて!」


『さっきッ話したでしょぉ、ずっと隣、』


「家長ぁ……、逝かないでよ、」


「一人にしないで、、 」




『むぎ、ちゅっちゅと会えて、最期まで一緒で本当にs……』



ピーー



生体情報モニターが鳴り響く。

最後の言葉、言いきれなくても大丈夫。

分かってる。



【こっちです!】



看護師さんが医師を連れてくる。

もう、遅いって、



家長の手は段々暖かさを失っていく



何も出来なかった

そんな自分のことが嫌いになる。


何でもっと…愛を伝えなてこなかったんだろう。


ずっと隣空けて待ってるから

また、あの笑顔で、あの呼び方で帰って来てね。







でも本当に正直。


これも全部 夢でした
































って言えたらいいのに。何て思ってるよ














この作品はいかがでしたか?

1,112

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚