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蜂蜜喜奈子 ハチミツキナコ
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「わ、とと…っ」
足元がおぼつかず、ふらふらとしたのをキャメルが後ろから両肩を押さえた。
「大丈夫?」
さらに後ろからジョディが顔を出す。
「ご、ごめんなさい…キャメル、ありがとう…」
「いえ。大丈夫ですか?」
名前は前をすたすた行く赤井が肩越しに見ているのがわかり、かあ…となりながらぐっとまた気をつけて歩きだした。
「大丈夫か?」
と前を見たまま言われてわなわなしそうになる。
それは昨日ーーあなたに散々求められたからで……と言いそうになって。
初めては痛いとか血が出るとか聞いていたからただでさえ怖かったのに、名前の初めてはもっと上の次元をいっていた。
「だからなんだ?」
初めてなのと身をよじればその台詞だった。大学は必死の思いで卒業したし、周りは遊んでいたがそんなこと名前はしている余裕はなかったから…。
なんの知識もなかったしどんなふうに男女がまぐわうのかも、多少は。多少は知っているつもりだったが…彼は名前が泣いても、ベッドで逃げ回っても、絶対に離してくれなかった。それどころかあっという間にいかされてもう訳がわからなくなっても、たしか呂律がまわらなくなってきてもやめてくれなかった気がする。気がする。というのは、意識が最後のほうないのだ。
「(き、昨日だって…)」
何度も何度も体位を変えられて【色々】されてしまった。体力はつけていたはずだったが、毎日ふらふらだ。
でも…断れない。何故ならーー
「先に寝てろ」
皿を洗っていると隣に来て言われて、名前は腕まくりする赤井を見上げた。
「あ、はい…ありが……」
カチャカチャと皿の音だけがして、名前はリビングを見たがばっとまた赤井を見上げた。
「今日は無理です!」
「何が」
黒い目がこちらを見下ろしぎくりと名前は赤くなる。
「からだがもたな…」
「からだに聞く」
「~~っ…」
名前はばっとリビングを出てすごい勢いで寝室に駆け出した。がばっ!と布団をかぶり丸くなる。
ぷるぷるしながら目をぐっと閉じた。
や、あ、赤井さん!許してーーも、だめぇえっ…!
名前は涙目になる。たぶん彼すごく性欲が強い。付き合っていたらからだがもたない…でも。
あ、イク!ああっ、気持ちいいっ…あああっ…
「~~…」
期待しているのは、もう完全に彼にーー
ガチャ、と寝室に入ってきた彼に名前は寝た振りをした。
ばふん、と揺れるほどに布団に入ってきた赤井はしばらくしてから…起き上がって名前に耳打ちする。
「…昨日は無理させて悪かった」
「!」
名前はぱちと目を開ける。だが後悔した。
「今夜は加減する」
「え!ちょ…っ!」
ばさ!と布団をはがれてシャツもはがれる。
「ま、待って赤井さん…ほんとにっ…」
もう【癖】で、流れる胸元を寄せてしまう。あっという間に足を開かれてしまって、パンツなんてぶら下がってなにそれ状態。
ベッドサイドから出てきたオモチャが震えるのを、自分で持たされる。
「すぐやるから待て…」
「ちが…」
はっ!と寄せた胸元を顎でやられ、名前はちがうちがう!と涙目。ぽろん、と出てきた名前を弄ぶそれにぎゅうと目を閉じる。す、と芽にオモチャが当てられて名前はびくびくと反応した。
「やあっ…」
胸元にてらてらとローションが垂らされ、冷たさにまたびくりとする。
ずる…と当てられた熱くて大きな赤井に、名前はうっすら目を開けて震えた。
これだって【躾】られてしまったから、名前は顔を正面に戻した。
にや、とする赤井に名前は恐る恐る口を開けるしかない。
「んぐ…」
「あぁ、名前…お前は従順な女だろ…」
ふふ…と口のなかがいっぱいになる頃、名前はいきそうになってくる。
赤井は上からまた見下ろしながら言う。
「随分だがな…咥えたまま…そろそろだろ?ん?」
「う…んっ!ううぐ…!」
ギシ!とベッドが鳴る。
「(あ、だめっ…いく…っ)んんんんっ!」
びくびくする名前はオモチャを放り投げて顔を横にして赤井を吐き出した。どろ、と大量に唾液が引く。
「んあああ…んっ…」
まだびくびくするあそこを押さえて名前は快感に震え続けた。
その腕を外させ赤井は顔の横で押さえたまま口付ける。
赤井とキスすると本当に口の中まで犯されているみたいに、名前はどろどろになる。
でもーー止まらない……頭がもう……
「あ、はああ…」
赤井の舌から垂れる唾液を口を開けたまま名前は同じように舌で受けとる。
こんなキスしたことがない。今まで付き合った誰とも彼は違う……
もう…どうにでもしてほしいーーまるで音楽が盛り上がるように名前のからだもそうなってしまう。
「んあああ…」
赤井が頭から顔を埋めてどんどん下がっていくのを、とろりとした目で背中を抱く。
「あっ、な…」
名前はまるでおむつを変えられるような姿勢にされて真っ赤になる。
赤井は薬指を舐めて、後ろの穴をくりくりしだした。名前はばたつく。
「や!赤井さんそっちはちが…」
「…」
「やああ…」
名前は目を合わせたままの赤井に耐えられず顔をそらした。
ぬりゅん、と入ってきたそれが、壁をくまなくさわるようにぐるぐると撫でられる…
なんてところを…あぁまたきっと…
「…こっちも感度はよさそうだな、名前…」
「だ、だめっだめだめぇっ…」
「もちろん今夜はしない…」
今夜【は】?名前はまた泣いていたが、ふっ、と嗤われるだけ。
「エロいやつめ」
「それは赤井ひゃんがっ…」
「俺がなんだ?」
「…!」
ぐるりと尻をつき出す体位にされ、名前はばたついたが遅かった。
「あ!」
ぐ!と奥にきた指にのけぞる。痛くはないが濡れている場所ではないから感覚としては本当に擦られている感じで背中にたぶん快感ーーが通り抜ける。
「や、だ!赤井しゃ…ごめんなさ…」
「何だって?」
ずぼずぼ、という感じが肩越しに見えて名前は枕にしがみついた。
「んやぁぁあ!だめっ…だめだめぇっ!」
急に赤井がかぶさってくる。
「…欲しいか?こっちにも…」
「…!」
名前は枕を見たまま目を見開いた。
だめ、だめここで……!
名前は必死に首を振った。
「あ、今日はっ…今日はっ……」
さっき赤井が言った通りになってしまう。
「うっ、ふ…うっ…」
枕にしがみついたまま本気で泣いて震えているのに、赤井はふうん…と鼻を鳴らしてまた簡単に名前をひっくり返す。
ずくり、と入ってきたそれに名前は口を開けてのけぞった。
「硬さは丁度いいか?お姫様…」
「うぁああ…」
名前はぼろぼろと涙が出た。まるで鉄パイプを入れられてるみたい。こんなのからだからしたらほとんどレイプなのに。
気持ちいい。こんなの…他の人とじゃできない。
離れられない。もう二度とこの快楽から。
「あ、赤井さ…も、硬くしな…で!入んないよおっ…」
「奥までもうずっぷりだ」
「やああ…」
名前は頭を振り乱す。片足をもたれて赤井は後ろに倒れてくる。そのまま突き上げられ続け、角度が変わって名前は振り向く。
「や、気持ち…いっ、いいよぉあああ…」
「ちゃんとイクときは?」
名前は何度も目を見開いたまま頷いた。
「あ、いうっ…言うからあああもっとぉおぉっ!」
赤井はまた満足そうに鼻を鳴らす。入ったまま後ろに向けられ、名前はがくがくする肘をついた。
ずりずりと後ろの穴を弄られて、前も出し入れされて……もうからだじゅうが性感帯だった。
「あ、あ、赤井さ…イク…いきた…」
「ほら」
赤井は手を出す。名前は躾られた通り。片腕を後ろに伸ばす。引っ張られ、からだがぶつかる音が激しくなる。
頭まで揺れて、名前はもう何も見えていなかった。絶頂に達する以外は。
「いやぁぁああああ!イク…いっちゃ、赤井さんっ…赤井さ……」
すっ、と耳元で聞こえた。
あいしてるーー
「ふぁあああああああ!!」
からだじゅうを電気が流れる。スイッチが落とせないまま、赤井はさらに腰を動かすから名前はもう壊れたオモチャみたいに震えた。
も、う…もうだめ……起きてられな…
「あ、っ…」
どさり。と名前は枕に真っ赤で突っ伏した。
「ん…っ…」
と静かに赤井がなかに出したのがわかり、名前は自分の放蕩した顔を、夜の窓に見た。
同じようにからだに倒れてきた赤井が、からだじゅうに口付けていく。
こんなに愛されてはもう…彼以外に抱かれるのは無理だ……。
頭を撫でられ、名前はふっと遠くに行った。
「わああっ…」
名前は思いきり運んでいた段ボールをぶちまける。
「あらあら、もう。ちょっと」
「最近どうしたんだ?」
「こっちにも」
ジョディ、ジェームズ、キャメルが寄ってきて書類を集め出す。
「ご、ごめんなさ…」
名前は赤くなりわなわなした。
目の前から出てくる赤井の書類を持つ手を見て、見上げる。
「…ほら」
にや、とされ名前は腕を出した。