呪術師の妹

ルカ「It depends on their reply.

（それは彼らの返事によるよ）

You’re listening via Ai now anyway, aren’t you?

（どうせ今アイ経由で聞いているんだろう？）」

…………流石おにーさん

妹のやる事はお見通しって訳？

ブツッ，とスマホの電源を切る

アイ「あ！ちょっ」

アイが何か云ってたけど知らない

私達は頷いて部屋から出て，ルカにスピーカーにする様に云う

『私達は別に構わないよ

むしろ日本に招待してくれてありがとう』

相手は日本人だろうと予測し，日本語で話す

男の息を飲む声がしたが，直ぐに切り替えて超生物について教えてもらった

どうやら来年に地球を爆破するらしく，何故か椚ヶ丘中学校で教師をやらせてくれと頼んだのだとか

ソイツは妖か霊なのだろうか？

いや，それは無いだろうと頭を振る

明日の便で日本に来て欲しいと最後に云われた

明日からとか急だし面倒だけど，行くしか無いよね

暫くは日本でお仕事かな

また“彼”と被ったらどうしましょ。何故日本に居るか聞かれるよね…

まあその時はその時だ

『アルバーンも来そうね〜』

私は日本語でぽそりと呟く

〜その頃のアルバーン〜

アルバーン「ｸﾁｭﾝｯ！

…Is it a cold?（風邪かな？）」

面白そうな事になりそうな予感がする

そう考えてクスリと笑い，皆と一緒に日本へと備えた