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「夢と魔法の体験を」
「行ってきます！」
お母さんに声をかけ、ボストンバッグを片手にドアをあけると、雲一つない青空が私を出迎えてくれた。
（わぁ……。今日も暑くなりそうだな）
バッグの中には泊まりの用意と明日の撮影の用意が入っていて、「楽しみだな」と、駅へ歩く間も頬はゆるみっぱなしだ。
そう、今日は待ちに待ったテーマパークで 晴（はる）さんと遊べる日。
明日は私の誕生日だけど、それより晴さんとテーマパークで遊べる日だとか、エキストラの撮影がある日というほうが、私には印象が強いかもしれない。
（ほんとに楽しみだな……！）
晴さんに撮影に付き合ってもらうのは申し訳ないけど、そのおかげで前日の今日も遊べることになったのはラッキーだったな。
電車に乗り、テーマパークのある駅で降りると、近くにあったコインロッカーに荷物を入れた。
晴さんは待ち合わせ場所に到着していて＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
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