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注意

主は自分の欲望に正直なので勢いに任せて書いてます。そのため誤字脱字、文法ミスなどが絶対にあります。ご了承ください。

また、おそらくこの話のみになると思いますが、カナダが若干鬱っぽくなります。それでも良い方は行ってらっしゃい。


追記:色々気に食わなかったので再投稿しました。一回目の投稿より長くなってます。


最後に、今回は出ませんが今後同じ名前の人物が登場するので、一人称での見分け方を書いておきます。

カタカナ→ポーランドボール

ひらがな・漢字→カンヒュ












「⋯ん゙」

小鳥たちがチュンチュンとなく声で目が覚めた。

「うーん、よく寝れたぁ〜!」

カーテンの隙間から差し込む柔らかい朝日、一階から聞こえてくるカチン、という食器がこすれる音。ボクは朝起きた時のこの時間が一番大好きだった。

「そろそろ朝ごはんかもしれないし、一階に降りようかな」

そう思い、ベッドからおりた。が、今日はいつもと違っていた。

「あれ、ベッドからおりた時に音がしなかった気が、、、」

普通、というか当たり前だけど、少しでも床より高いところからおりたらトンだのドスンだの、何かしらの音がなるはず。

気のせいだろう、そう思い部屋から出ようとしたとき、クローゼットの隣に置いてあった姿見が視界に入った。

そこに写っていたのは


「え、嘘でしょ?」


体が透けて見えるボクだった。


「寝ぼけてるんだよね?きっとそうだよ、そうそう、そんな、、なんかの漫画みたいなことが起こるわけ、ないし、、ね、?!」

そう自分に言い聞かせ、もう一度姿見を覗いてみるが、やっぱりそこには半透明の自分が写っていた。自分の背中の方にある家具たちがうっすらと見えている。

「ど、どうしよう、と、とりあえず調べたほうがいいよね?」

奇病?とかなのかな

だったらうつしちゃうんじゃないかな

そんな考えが寝起きでよく働いてないボクの頭の中をグルグルしだした。

「パソコンの電源を入れて、、、調べるか!」

まだ希望があることを信じて、インターネット検索にいろいろなキーワドをうち、検索にかけていく。その間もパソコンの画面に反射している半透明の自分を見て、嫌々ながらも自分は今半透明の姿になっているという現実を受け入れた。

そんなことをしているうちにパソコンの読み込みが終わった。検索画面には一つだけサイトが載っている。

「どれどれ、えっと、、、」

「『消散病』⋯?」

「体が日を追うごとに雲や霧が消え去るように体が透けていき、さ、最終的に完全に見えなくなる、、、その過程で患者の出す声などの音も聞こえづらくなっていき、死亡したのかそれともまだ生きているのかの判断がつかなくなる、、、」

「原因はふ、不明、、、かぁ。まあでもうつらないみたいだし、まだ、、大丈夫かな、、、」

大好きな家族にはうつしたくなかったから良かった。


「で、でもボクこれからどうすればいいの⋯?」

「泣いてばっかじゃだめだよね、とりあえずみんなに相談しなきゃ、、、」

そう言ってボクは自分の部屋をあとにした。










「⋯」

やっぱり音がしない。階段を降りるときに鳴る軽い木の音。普段は全く気にしてなんかいなかったのに、急に恋しくなってくる。いつもはうるさいと感じる父さんと兄さんの口喧嘩も今日はとても静かに感じた。


「み、みんなおはよぉ〜」

「Goodmorning my brother!」

「わっ、兄さん!」

兄さんがボクのいる方に向かって走ってくる。

スルッ

「あれ、今、すり抜けて、ってうわああああ」

ゴンッ


兄さんはボクをすり抜けてそのまま後ろの壁に突っ込んでいった

「あ、え、、」

「いってて、、ってカナダ!これってどういうこと、、親父ぃ!カナダに変なもん食わせてないよな!?」

「あーもううるさいですよ、そんなことないに決まってるじゃないですか、いま朝ごはん作ってますから落ち着いて、、、ってえええ?」

普段全く慌てたりしない父さんも動揺しているように見えた。というかこの場で動揺しないほうがおかしいよね。自分の息子が透けてるんだし。

「カナダ、、どうしたんですか、それ」

「ボクもわからないけど朝起きたらこうなってた」

「その話もう少し聞かせてくれないか。」

ボクは朝起きてからのことを一から全て話をした。兄さんは信じられない、と言いたげな表情で、父さんは目を瞑り、うーんと唸りながら話を聞いていた。



「⋯まあ、こんな感じかな」

話を終えると父さんはこう言った。

「今すぐ皆さんにこのことを伝えに行きましょう。私は人を集めるので、アメリカは国連とNATOを呼んでください。カナダも外に出る準備をしますよ。」





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コメント

2

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とっても面白い…!✨️続き楽しみにしてる!😆 …NATOの表記がナトーNATOになってるよ…(小声)

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