prsk
青柳冬弥メイン
東雲彰人side
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その日は普通に謙さんの店で歌の練習をしていた。
「───♪」
やはり白石は自分の歌の魅力が最大限引き立つ歌い方で冬弥やこはねとも違う歌い方。
なんて考えていると突然スマホが青白く光る。セカイだ。
流石に謙さんの店は人目があるので友達からの電話、と言い店の外へ出る。
がさ、と音を立てて鞄からスマホを取り出す
「彰人ッ!」
レンだ。一体なんの用で?
「実は….」
レンによると突然セカイにピアノが出てきた、との事。
聞いた時は意味が分からなかったが、誰かの想いがまた具現化した。と聞き納得。
ピアノだと想像出来る人物は1人だけ。
オレの相棒である冬弥だ。
幼い頃からクラシックの教育を受けさせられており自由になりたかった為かストリートの世界へ足を運んだ
父親とは仲が良くなく、鉢合わせた時の顔はとても分かりやすい。
まずはアイツらにこのことを知らせねば、そう思ったオレはまた店の中へ入りそれぞれに声をかけた。
曲を再生し、セカイに向かう
「あ、皆、来てくれたんだね」
「お!やっと来てくれた!」
「遅れてごめんね!それでピアノっていうのは?」
白石が聞く、
「ああ、それね….こっち、着いてきて、」
ルカさんに続いてミクも細い道のような所に入り、手招きをする
そして入っていくと….
そこには大きなグランドピアノがあった。
少し横を見ると冬弥が懐かしいような目をしていた。
「これ、少し弾いてみるとね」
ミクが人差し指で鍵盤を押す。すると鍵盤が光る。
もう一度鍵盤が押される。今度は周りに光が渦を巻いていた。
綺麗、と口にしたのはこはねか杏か、分からない。
何度かまたミクが鍵盤を押す。
冬弥が口を開く。
「少し、弾いてみても良いだろうか」
相棒として聞き捨てならない言葉だ。
「大丈夫なのかよ、その….嫌いなんだろ?」
オレがそう聞くと、冬弥は微笑んで言った。
「弾く曲はクラシックでは無いし、大丈夫だ」
ピアノの椅子に座る。手を鍵盤に乗せ、軽く深呼吸をしたかと思えば
冬弥はとても綺麗な音を奏で、その周りにも様々な色の光が渦巻き、美しかった
「──、────♪」
ミクが少し口ずさむ、少し意識して聞くとオレらが良く知っている曲で何ならさっき歌っていたのである。
「───♪」
ミクに釣られたのか白石やこはね、レンリン、ルカさんにMEIKOさん、KAITOさんも歌っていた。
気づけばオレも、また口ずさみ、歌っていた
「…..ふぅ、」
弾き終わると冬弥は力が抜けたように息を吐いた。
「凄いね、青柳くん」
「いや、やはり長いこと弾いていなかったからか腕が訛っている」
「そう?凄い綺麗だったけど」
「….まぁ、楽しかった。」
オレは会話には参加しなかった。あまりクラシックは知らないし、口を出すのも良くないと思ったからだ。
「今日はありがとう、冬弥の演奏、凄かったよ」
ミク達に挨拶をし、曲を止める。
そして現実世界に戻る。
「またね!冬弥、彰人!」
「ばいばいッ、 !青柳くん、東雲くん、!」
「おう、また」
「また明日。」
「…..じゃあな、冬弥」
「ああ、そうだな」
「あ、あと….今日の演奏、?良かったぞ」
「……、!ありがとう、彰人」
……笑った顔も可愛いな、冬弥は
コメント
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相変わらずの語彙力ッッッッ!!!!そこにシビれる憧れるゥ!!(元ネタ知らん人)こぉれは…BL展開か?!?!ふふふ…( ^ω^)続き全裸待機( ^ω^)