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こんな話を知ってますか
魔法を使わず人間界で暮らす魔女。
魔女は魔法を使いませんが、魔法のように綺麗なガラスを作ります。
彼女には沢山の友達がいてその中の一人には初めてちょっと好きになりかけた青年も。
年上後のみの彼女には年下の彼にはもうちょっとだったみたい。
少し時が経つと、彼女はガラスを教えてくれる人のもとに引越しをすることになった……
彼女はその人の写真を見ながら『彼はもう90なんだ…彼にガラスを教えたの私なのにな。まだ彼が私より年下に見えた頃の話だけど。』そういう彼女の表情は切なげだった。
人間界では何十年と経っていても数千年を生きる魔女には短い時間で見た目は全く変わらない。
好きになっても一生一緒には居られない。
魔女だってことがバレては行けないから。
私たちは夢を見る、輝かしい世界。
けれども私たちが見ているのは表面上でしかなくビー玉越しに見えた景色のように『あべこべ』なのだ。
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