それでは、どうぞ!
屋上 不破視点
fw『…~~っッ゙ッ゙』
ッ゙な゙んや゙ねん…それ……
んな遠慮なんて、要れへんのに…っ
…全部全部、俺のせいや……
下見てみろや、パニックになっとる人も居れば、心配そうに見とる人も居る
あ…ハヤト先輩も居たんや……刀也の幼馴染やし後で、謝らんとな…
あぁ……あの甲斐田の苦しそうな絶望したような顔…見たなかったなぁ……ッ
ッあんな顔させたく、無かったわッッ゙…
fw『…ッ゙ッ゙、俺゙っ…もぅ゙ッ゙……』
数分前
ty[生きて…くださいね、不破先輩]
ty[僕は__元の闇に還ります]
fw『ッ゙俺゙…守れ゙へん゙わ゙……ッッ』
fw『ごめ゙ん……刀゙也゙ッ゙…ポロポロッ』
数時間後 放課後 2年教室
fw『………』
…あれ……?もう、夕方なん…?
……ははっ…ずっとボーッとしてるだけやと…時が経つの、こんなにも早いんやなぁ…
ガラガラガラガラ
fw『…ッッ゙?』
こんな時間に、誰や…?
もしかして、忘れ物取りに来たんか?んぁ〜…めっちゃ居ないフリしたいわ……
???「…!ここに居た…!!」
fw『……っえ…?』
ダダダダダダ!!
hr「__こんにちは、不破さん!お迎えに参りましたよ〜っ!」
fw『ッは、晴…!?なんで……っ』
hr「なんでって…不破さん、僕が退院した日の学校は一緒に帰ろうって、不破さんが言ってたじゃん」
fw『あぇ?俺、そんなこと言っとったっけ…?』
hr「言ってた!ちゃ〜んと言ってました〜」
fw『あ、そ、そか…??』
はぁ…なに余計なこと言ってんねん、過去の俺……
fw『………(チラッ』
hr「~!~~~~~~……」
fw『…ははっ……』
……まぁ、元気そうな晴を見れたし…ええか
kg〔なに話してるんですか?私にも聞かせてくださいよ〜〕
fw『あぁ、なんか晴がさっき……って…』
hr「か、加賀美先輩!?」
kg〔こんばんは、お2人とも〕
数分後 通学路
kg〔__いやぁ、お2人と一緒に帰るなんて、初めてですね〕
hr「確かにそうですね!」
fw『っすね〜…』
kg〔…そういえば、不破さん〕
kg〔あの時、剣持さんと一体なにを話してたんですか?〕
fw『…ッ!?ビクッ』
刀也と…なにを……ッッ
hr「あっ、ちょっ、加賀美先輩…!」
kg〔おや?貴方が1番、気になっていたことじゃないですか?〕
kg〔聞きに行くと言って待っていたのに、世間話なんて持ち込むんですから、本当に…どうしようかと焦りましたよ〕
hr「ぅ゙ぐっ…ご、ごめんなさい……」
やからあん時、ハヤト先輩居たんや…
kg〔いいえ、では…座れる場所でも探して聞かせてもらいましょうか、ね?不破さん〕
fw『…ッぁあ゙……』
ッそりゃあそうよな…刀也は、2人にとって大事な人やから、なにがあったのかは知りたいよな…
…もし、このことを全部話したら、俺はどうなってまうんやろ……
もう…友達なんて関係には戻れないんかな…?
fw『…っッ』
まぁ……それもこれも、全部全部、俺が悪いんやし…しゃ〜ない…か
kg〔………〕
数分後 公園 加賀美視点
fw『…俺がそうしようって決めたんは、晴が病院に運ばれたって聞いた時やったんよ』
それから不破さんは、色々と剣持さんのことについてを探っていたらしい
人が1人でも居たら、その人が完全に見えなくなるまで、ずっと笑顔を絶やさないようにしていること
剣持さんの周りに人が誰も居なくなったら、その笑顔は途端に剥がれ落ち、苦しんでるような顔をしていたらしい
その顔を見て不破さんは確信し、言いに行った日がちょうど今日であって、甲斐田さんの退院の日と被っていたらしい
fw『どう…?嫌いになったやろ、こんな最低なやつ……』
kg〔…不破さん……〕
違う、そんなことない
不破さんは、剣持さんと幼馴染である私より、早く剣持さんのことを気づいた
甲斐田さんだって、前から気づいて……
kg〔………〕
………本当に、友達として彼の居られてたのだろうか…?
私は……彼にとっての………
…いいや、今はそんなことなんて、どうだっていい
その前に、不破さんをどうにかしないと……
hr「__嫌い」
kg〔ぇ……?〕
fw『……っッ』
hr「不破さんなんてッ、嫌い!!」
kg〔ちょっ、甲斐田s……〕
hr「なんで、そんな大切なこと、僕にも相談してくれなかったのッ!?」
fw『それは…っ』
hr「僕が入院してたから?僕が弱いからっ!?」
fw『ちゃう!!そんなこと言ってn……』
hr「だったら相談ぐらいしてよ…ッッ!!ポロポロ」
hr「な゙ん゙で…ッ?僕のやり゙たい゙事゙、や゙らせでくれ゙る゙んじゃ無がったの!?!?ポロポロ」
fw『…ッッ゙!!』
……やばい、これは…………
kg〔甲斐田さん!!一旦、止まりなさっ…!〕
hr「もぅ゙ぃ゙いッ!!大ッッ嫌゙い゙!!!!」
fw『ぁ゙…ッ゙ッ゙』
hr「…っッッ゙、ポロポロ」
ダダダダダダッ!!
kg〔…っ!!甲斐田さん!!!〕
なんで……どうして………?
やっと…やっと、友達らしいことを出来るって思った人達とは、どうしてこんなにも……
上手く……いかないんだろう………?
住宅街 甲斐田視点
hr「ッッ゙ぐ、ひっぐ…っッ、ポロポロ」
ッなにやってるんだろ……僕……
本当は、あんなこと言うはずじゃなかったのに…
ただただ…相談して欲しくて……刀也くんの事を聞きたかっただけなのに…
不破さんは、それに協力してくれただけなのに…
僕はッ、僕はぁ゙…っ
hr「…っッ゙ッ゙、ポロポロ」
あ゙〜ぁ…大嫌いなんて、言っちゃったな……
…もう……後戻り出来なくなっちゃった
それもこれも…本当は全部、僕が悪いのに…
それなのに、僕はそれを全部不破さんのせいにして…こうして逃げて……
hr「…本当、なにしてるんだろ……」
ごめんね…不破さん、こんな僕のこと好きにさせちゃって
本当は…ずっとずっと前から、気づいてたんだ
けれど、触れちゃいけないかなって…ただの勘違いかもしれないって思って、ずっと気づかないフリをしてたんだ
でも…さっきの顔を見て__確信した
本当に、好きだったんだね?僕のこと
ごめんね?今まで気づかないフリだなんてしてて…
辛かったよね…苦しかったよね…?
でも、もう…大丈夫だから……
hr「__大好きだったよッ、不破さん…ポロッ」
その時、僕の頬を伝って落ちた一雫の涙は、僕の人生最後の涙となった
次の日 学校 屋上 昼休み 加賀美視点
kg〔………ッえ……?〕
fw『………』
kg〔…っッ゙〕
__甲斐田さんが亡くなった
…と、そう不破さんから報告された
fw『………俺……もう…死ぬわ……』
kg〔え……?〕
fw『俺もう…生きる理由ない……やから……』
kg〔なっ、なら、私が不破さんの生きる理由になります!!〕
fw『…は……?』
kg〔ぁ……〕
ど、どうしよう……思わず、生きる理由になるなんてこと言ってしまった…
…私なんかが、不破さんの生きる理由になんてなれるやけ、ないのに……
ッでも、今の私が不破さんに出来ることは、これくらいしか…
fw『…なんや、本気なんか…?』
kg〔っ…はい〕
fw『そか』
fw『………』
kg〔……っ〕
…長い長い沈黙が……いや、正確に言うのなら長いように感じられた沈黙…か
そんな重く苦しい空気混じりの沈黙が、私達の間に流れた
fw『じゃあ…なんや?俺の代わりに死んでもくれるんか??』
kg〔……ぇ…?〕
fw『…まぁ、どうせ出来ひんやろうなとは思っとったし……』
kg〔…ッッ゙!!〕
fw『それに、じょうd……』
kg〔やりまず!!!〕
fw『…………え……?』
kg〔やります!!不破さんのためだったら、全然!!!〕
ガタッ ガチャガチャ
fw『…っッッ゙!?な、にしとんのや!!!』
fw『冗談や゙ッ゙!!!!ただの冗談なんや!!やから戻ってきてや!!!!!!』
kg〔……すみません、今更戻れないです…〕
kg〔大丈夫です、私達で貴方の重りになってあげます…なので……〕
kg〔__末永く生きてください、不破湊さん〕
ガダッ
fw『あ゙…ッ゙ッ゙』
……なにしているんだろう…私は………
どうして…こんなにも必死になって、空中に身体を預けて……
今からだって、不破さんを必死に説得すれば、不破さんとだけでも2人で、友達らしいことは幾らでも出来るはずなのに…
なんで………私は…………
ドヂャ゙ッ゙ッ゙
屋上 不破視点
fw『…~~~~っッ゙ッ゙!ポロポロ』
なんでッ、なんで…っ、なんでなんでなんでなんでッッ!!
ぉ゙れのッ゙…ぜい゙なん゙……ッッ?
な゙ん゙でッ、み゙んな゙…ッッ゙
kg/hr/ty〔「[__生きて……]」〕
fw『…っ゙ッ゙ッ゙、ポロポロ』
俺゙はッ、み゙ん゙なと一゙緒に゙居られへんの…?
??年後
fw『__…みんな、また来たで』
fw『あれから色々考えて…俺、やっぱみんなに託されたの、守らなあかんな~思って……』
fw『一生死なんように…永遠の命、ってやつ貰ったわ』
fw『良かったな?みんなの願い、叶ったで』
fw『…これでもう、俺は……本当の本当に、会えへんくなったな……』
fw『………』
…今思えば、あん時の俺らはみんな、全部全部、空回りしとったな
自分が願ってもいない事ばかり起きて…結局、なんも叶わずに終わったっけ……
ハヤト先輩の卒業後にみんなで丸1日中遊ぶって約束も、晴が死ぬ前にやりたいことを全部やらせるって約束も
心臓を移植するってことも……
…まぁ、やから、この願いだけは叶えたいな思って永遠の命を授かることを決めたんやけどな
fw『……大丈夫やからな…みんな』
fw『俺が叶えてやるからな…』
fw『やから__』
fw『少しは、俺の願いも聞いてくれや゙…ッ』
どうだったでしょうか!?
なんか…最後、やけに短いな……
下手くそで、すみません!!
それでは、次回!
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