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長編に挑戦(3〜4話ほどの予定)

akfw

ふわ『』あきな「」

※やや不穏要素が出てくるので2話からはフォロ限に下げます🙏



















ふわ視点

『ん…、?』

「…あ!ふわっち起きたぁ?おはよ〜」

目が覚めてゆっくりベッドから起き上がると、すぐ近くで何か作業をしていた明那が気付いてこちらに向かってくる。

『ぉはよ…あきな。今、何時?』

「今?えっと…夕方の6時だね。」

『あぇ…、まじ?』

確かに、よく寝たなぁとは思ったけど流石に寝過ぎじゃない?

『ご、ごめん明那…、おれ、多分半日以上寝ちゃったよな?』

ここは明那の家なのに、ずっとベッドで寝てるとか、俺まじ迷惑やん…!

「全然平気だよ!気にしないでいっぱい休みな?今のふわっち動けないだろうし。」

『まぁ、たしかに…、wこれじゃベッドから動けんから配信もできないなぁ。』

「配信?…もーふわっちってば!今日から活動休止なの忘れたんかー?w」

『ん ?あれ…、そっか、そうやったわ…。』

「ふふ、そうだよ。今は仕事のこととか、考えなくていーの。」

明那は優しい声でそう言いながら俺の頭を撫でた。

『…うん、』

「ふわっち、夜ご飯食べれそう?今日は俺が作ろうと思ってるんだけど。」

『え、!まじか!食べたい!』

「おっけ、まかせろ!じゃあちょっと作ってくるね!」

さっきの優しい声とは変わって、元気な様子で明那は部屋を出て行った。



俺はしばらくの間仕事から離れて、活動を休止する事になった。理由は体調不良の回復に専念するためという事になっているらしい。

ふわっちが昨日決めたんだよ、と明那は言ってたけど…、昨日の俺は何をしてたんだっけ。昼はいつも通り仕事をして、夜は明那と宅飲みするために家にお邪魔して…それからの記憶が全く思い出せない。

朝起きたら、泊まるはずではなかったのに明那の家にまだいて、何故か足の力が抜けてて、立つことができなかった。それに激しい腰の痛みにも襲われてて、動けなかったので、申し訳ないがもう1日明那の家で過ごす事になった。

どうしてこんな状態になっているのかは分からない。明那に聞いたら、働きすぎで疲れやストレスが溜まってるんだと言われた。…昨日そんなに働いたっけ…、でも、明那が言うならそうなのかな…。まじで、昨日のうちに一体何があったんや…?

そんなことを1人でずっと考えていると、明那が夜ご飯を運んで部屋に戻ってきた。

「おまたせ〜っ!」

『んわ、おかえりあきなぁ!』

「今日はね…チャレンジで、天津飯つくってみた。」

『天津飯…!俺、天津飯超好き!』

「そうだよね!ふわっち喜んでくれるかな〜って思って作ったんだ。一緒にたべよ!」



明那が作ってくれたご飯はすごく美味しかった。こんなにお世話になっちゃって申し訳ないなぁ。


流石に半日寝ていたからか、少し腰の痛みは残ってるけど、ちゃんと自力で立って、歩けるようになっていた。これならもう1人で行動できる。

まだ明那は俺を心配していたが、説得してお風呂を借りた。流石に人様の家で風呂キャンは気まずいでしょ。

『上がったよー。』

「あ、大丈夫だった…?」

『そんなw心配しなくてもだいじょーぶやって!ほら、もう全然歩けるやろ?むしろ走れ…ッうわ⁉︎』

「うぇ!?あ…っぶな!」

『ぇあ…、?ご、ごめん明那…調子乗ったわ…//』

「ふはは!びっくりしたぁ…、でも怪我しなくてよかった。」

バランスを崩してしまったが、明那がすぐに支えてくれたので転ぶことはなかった。でも、また明那を心配させちゃったかも…。もう、転びかけて恥ずかしいし、走んなきゃよかった…。

『ごめん〜…、』

「全然平気だよ⁉︎だから落ち込まないで…?ね、このあと一緒にゲームでもしてから寝よ?」

『…!、うん!』


たくさんゲームをした後、そろそろ寝るかぁと言う話になったのだが…

「ふわっちもおいでぇ?」

『あ…えっと…?』

当たり前のように一緒のベッドで寝る事になってる…⁉︎

『でも2人で寝たら狭いやろ…?お、おれ床で寝ようか…?』

「それなら俺が床で寝るよ!」

『いや!ここ明那の家やし!明那がベッド使っていいんよ!?』

「ふわっちこそ、足腰痛めてたんだからベッドで寝るべきだよ。まぁ、ふわっちは絶対遠慮するだろうから、それなら最初から2人で寝ちゃえばいいかなって思ったんだけど…。」

『あー…、そゆことね。』

明那が良いよって言ってるんだし、俺も大人しくベッドに入る事にした。

『もう明日にはすぐ帰るからさ、ごめん、今日だけちょっと狭いけど。…じゃあおやすみ。』

「…ふわっち。」

『ん、?』

名前を呼ばれたから、俺は明那の方に顔を向けた。…思ったより至近距離で目が合って、少し恥ずかしくなる。

「やっぱりもうちょっと泊まってかない?」

『え…?』

「ふわっちは活動休止でしばらくお休みでしょ?俺、心配でさ…。」

『ぇ、いや…もう俺、元気やで…?だからだいじょぶ…、』

「今のふわっちを、1人にさせたくないんだよ。…だめ、かな。」

明那はそう言うと、今でも近いのに更に距離を詰めてきて、俺の手を取って指を絡めた。

『ぁ、え…//だめ…じゃない…けど、///』

普通は、断るよね…?いくら活動休止中でも、俺はもう大人だし1人で行動できる…。それに、これ以上お世話になってしまったら、きっと明那に負担をかけてしまう。…でも明那は自らその話を俺に持ち掛けている。なんで…?


『………なんで、明那はそんなに…優しくしてくれるの、?』

俺の質問に、明那は少ししてから答えた。

「…ふわっちが好きだから。」

「好きな人だから尽くしちゃうし、たくさん心配しちゃうの。ふわっちはよく遠慮するけど…俺、迷惑とか思った事ないよ。」

『…… そう、なんや…//』

知らなかった。明那がこんな風に思ってくれてたなんて。

「ね… ふわっちは、俺のことどう思ってる?」

『……ッ、///』

好き。本当は明那のことが大好き。

好きだから優しくされると嬉しいし、もっと一緒にいたいっていつも思ってる。それでも明那の迷惑には絶対なりたくないから、ずっと隠してた。…今、言ってもいいのかな。

『……、えっと…///ぅ…//』

迷って自分の気持ちを言えずにいると、急に頬に手を当てられて、思わず身体がびくっと反応してしまった。明那の顔がゆっくり近づいて、唇に触れるだけのキスをされた。

『ぁ…、あきな、⁉︎///』

驚いている俺を無視して、今度は抱きしめられる。

「…そんなに可愛い反応されたらさぁ、期待しちゃうじゃん。」

ただでさえ、いきなりキスされて、抱きしめられて…おかしくなりそうだったのに。耳元でする明那の声が頭に響いて、もう迷惑とか、遠慮とか考えられる余裕もなくなってしまった。

『……、好き、だよ。俺も//』

明那の背中に、手を回して抱き返す。

『やっぱり、もうちょっとだけ…ここにいてもいい?』

「…!もちろん。」

明那は、笑ってそう答えてくれた。




次回につづく

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