テラーノベル
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花魁坂京夜は心配している事がある。
それは無陀野無人のことだ。
会う度に「問題はない」とか言われて離れてしまう。
でも京夜は気づいていた。
「ぅ゛っ、お゛ぇ゛っ」
トイレで嘔吐しているのは無人だった。
京夜は無人が抱えてる心の錘を知っている。
先輩、部下、同期、大切な人を護れなかったという自責が呪いのようにまとわりついているのだろう。
護れなかったことを忘れないよう自分への戒めとしてブラックタトゥーを彫っている。
京夜は無人を責めることも慰めることも出来ない。ただ、生きて隣にいてあげることが今、無人に出来る事だと思ってる。
京「いつか俺にだけ教えてよ」
無「何をだ」
京「ん?ん〜無人のこと」
無「はぁ…簡単に教える訳ないだろう。早く持ち場に戻れ」
京「はいはい、またね。ダノッチ」
京夜は次々にくる怪我をした隊員達を癒し、無人は前線へ向かい、お互い戦場を生き延び、共存という夢を目指す。
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