🐇🩶▷視点
今日は何故だか眠りにつけなかった。
普段は、寝付きの良い方であるというのに。
🐇🩶「凛起きてるかな?」
そう呟いて、部屋を出た。
🐇🩶「少し寒いなぁ…」
肌寒さを感じながらも、凛の部屋へ向かった。
凛の部屋は隣や向かい周辺の部屋に、誰も居ないような所にある。
凛は人と関わるのが苦手な為いい判断なのだろうが、もう少し人と関わって欲しいと思う。
🐇🩶「凛、起きてる?」
そう言って、ドアをノックしてみた。
どうせ、開かないだろうと思っていた。その時だった。
🐼💚「?どうしたの…?」
そう言って凛は、不思議そうにこちらを見つめた。
正直、出てくれると思わず驚いていた。
🐇🩶「ちょっと寝れなくてさ…
良かったら、ちょっと話さない?」
🐼💚「…いいよ」
そう言って凛は了承してくれた。
今更だけれど、前より少し痩せている気がする。
しっかりと、ご飯を食べているのだろうか。
🐇🩶「ねぇ、凛ってもうご飯食べた?」
何気なくさっきの疑問を凛に訊いた。
🐼💚「うん、食べた」
そう凛は言うけれど、ずっと顔を逸らしていた。
嘘だな、コレ。一瞬でその事を悟った。
🐇🩶「凛も寝られなかったの?」
🐼💚「ッうん…」
何か言おうとしていたけれど、
全く何が言いたいのかわからなかった。
昔、凛と寝ようとした時のこと。
その時も凛との会話で似たような事があった気がする。
🐇🩶「りーん!!ねよっ!」
🐼💚「う、うん!」
あの時は酷く寝ることに怯えていた。
今でもそれが残っているのかも知れない。
そんな昔のことを考えていると、凛が口を開いた。
🐼💚「僕ね、不眠症っていう症状があるんだって…」
「パンダ王国の決まりで、寝たら罰則っていうのがあるんだ」
凛はそう言って、どこか寂しげな表情を浮かべた。
🐇🩶「それって…」
🐼💚「パンダ王国は別名”不眠の国”」
「寝ることは許されないんだ」
あの話を聞いたあと、どうしても気になって眠れなかった。
凛は何度聞いても話してはくれないし、アイツらも知らない。
ただ1人だけ知ってそうな人がいた。
_そう、それは…“先生”だ。
あとがき▷
ここまで読んでくださりありがとうございます。
そして、投稿が遅れてしまったことを深くお詫び申し上げます。
国語力もなく、想像力も乏しい私ですが、暖かく見守ってくださると嬉しいです。
それでは今日も良い1日を_。 Have a nice day.
コメント
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いいねぇ...こーゆーふわふわ純粋な物語...