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避役

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避役

1 - 避役

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2022年08月19日

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避役

僕は変わっているだなんてよく言われる。今だってみんながいるはずのないところにいるんだと思う。でもどうして変わっているのかなんて自分で分かるものではない。僕から見れば君らだってじゅうぶん変わっているのに。こんなことを聞いたことがある。『人間は集団で生活するようになってから異物を排除するという防衛本能を持つ特徴がある』当然だ。異物とされているものは排除されてその集団の安全性が守られる。つまり集団の安全性を保証するには異物がいなくなるしか今のところ道はないというわけだ。多分僕を中学時代いじめてきたヤツらもそういう理由なんだろう。別にいじめを正当化する訳じゃあないけど、そう考えればいじめが根絶しない社会問題にも説明がつく。僕はそんな社会問題の話をしたいのではなくって。その時まで僕は、どうして僕が他人と違うのかという根拠を知りたい。

僕の考えはこうだ。おそらく僕は他人(大多数)と同じ問題を出されて僕以外が同じ答えを出したとしても僕だけハズレではないんだけど、少し、ほんの少しだけ回答が違うんだ。以前『間主観性』という言葉を目にした。まぁ、ざっくり言うと大多数の人々の共通認識って意味らしい。例えばオーソドックスな自殺方法と言えば『首吊り』だとかね。例えばの話だよwんでさ、その間主観性ってやつが僕の中では鈍いらしくて、それがみんなと違う、変わってるって言われる理由なんじゃないかなって思うんだ。


まぁ、何にせよ、僕は俗世間から『変わった異物』と認識されている。どうしてだろうね。ワンピースやスターウォーズみたいな異種族間のコミュニケーションがたくさん行われる作品だってみんな好きなはずなのに。…きっとまだみんな受け入れられないだけなんだよね?時間さえあればみんな受け入れられるようになるはず。未来はきっと明るい。

『時間だ』最後に僕は1人呟き、未来に会うため飛んだ。

2022/8/16

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