テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
《私はフィオナ・フルーレ。育ての親であるリリア様のおかげで入学し、男装して学園生活を送っていた。とあるきっかけで、私の男装は学園中にバレた。学園長は私の事情を聞いて学園にいさせてくれた。これは色んな波乱と運命を乗り越えて私が幸せになるまでの物語…》ー7章ー
〜ディアソムニア寮 リリアの部屋〜
フィオナ「お父様」
リリア「おぉ、来てくれたか」
フィオナ「お父様、何かご用ですか?」
リリア「実はお主に渡し、いや返したい物がある」
フィオナ「返したい物?私お父様に何か貸しましたか?」
リリア「これじゃ」(フィオナに綺麗なイヤリングを渡した)
フィオナ(受け取った)「わぁ、素敵✨これどうしたんですか?」
リリア「これはお主を拾った時に一緒にあったものじゃ」
フィオナ「これが?」
リリア「付けてみるといい」
フィオナ「はい。(付けてみた)どう、ですか?」
リリア「おぉ、とてもよく似合っておる。しかもそっくりじゃ」
フィオナ「そっくり?」
リリア「ああ。わしは一度お主の母に会ったことがあるんじゃ」
フィオナ「え⁈」
リリア「それはお主の母の形見じゃ。大切にするんじゃぞ」
フィオナ「…はい!」
リリア「して、フィオナ。お主、恋してるな?」
フィオナ「え⁈///」
リリア「クフフ、当たりか。大方、お相手はシルバーじゃろ?」
フィオナ「…はい、そうです」
リリア「何故言わぬ?お主達ならすぐ結ばれそうじゃが…」
フィオナ「…怖いんです」
リリア「怖い?」
フィオナ「気持ちを伝えて家族の関係を複雑にしたくないです。血は繋がってなくても家族なの分かってる。でも、壊れるのは嫌なんです…」
リリア「…そうか。(フィオナの頭を撫でた)そう急かす必要ない。お主のペースでいい。しかし、後悔は無いようにするんじゃぞ?」
フィオナ「…はい」
この後、ストーリー通りにマレウスによって眠らされ、シルバーと監督生、グリム、セベクと共に夢渡りへ
ーフィオナの夢ー
〜茨の谷 花畑〜
セベク「ッ、ここは?」
グリム「ふな〜!花がいっぱいなんだゾ〜」
ユウ「綺麗なところだね」
シルバー「ここは…茨の谷の花畑だ」
セベク「はぁ?僕はここを知らないぞ」
シルバー「それはそうだ。動物達に教えてもらったんだ。ここを知ってるのはもう1人、」
フィオナ「あれ?シルバー?」
シルバー「!…(振り返った)フィオ、ナ…」
フィオナ「どうしたの?あら、セベク?それに監督生さんとグリムくんまで」
シルバー「あ、えっと、」
セベク「僕達は監督生達に茨の谷を案内していたんだ」
ユウ「そうです!」
フィオナ「…そっか。じゃあ、一旦家に案内するよ」
〜茨の谷 フィオナの家〜
シルバー「ここは…」
フィオナ「お父様の家だよ。私が受け継いだの。さあ、中に入って」
グリム「邪魔すんだゾ〜」(フィオナ以外中に入った)
シルバー「!お前ら、外に出ろ!」
皆「⁈」
フィオナ(鍵をかけて皆を閉じ込めた)
セベク「なっ⁈フィオナ、何故こんな真似をしてる!」
フィオナ「だって、貴方達は偽物でしょ?」
グリム「はぁ?」
ユウ「どういう事?」
フィオナ「だっておかしいもの。私達はもう卒業したのになんで寮服なの?」
シルバー「え?」
フィオナ「シルバーとセベクは立派な騎士になって今マレウス様の護衛してるはず。お父様、リリア様は黒燐城でマレウス様の補佐してるのよ?だから、貴方達は姿を真似た偽物」
シルバー「フィオナ…聞いてくれ!これは現実じゃない!ここは夢の中だ!」
フィオナ「夢…?うっ…」(ふらつきながら森の中へ)
シルバー「フィオナ!」
セベク「ッ!」(扉に何度も体当たりして力ずくで開けた)
ユウ「追いかけよう!」
シルバー「ああ!」
〜茨の谷 森の中〜
フィオナ「これが夢?だとしたら現実は?」
シルバー「フィオナ!!」
フィオナ「!シルバー…」
シルバー「頼む、俺たちを信じてくれ」
フィオナ「…」
突如フィオナのイヤリングが光った
グリム「ふなっ⁈」
ユウ「光ってる…?」
セベク「あれは一体なんだ?」
フィオナ「え?これ何、ッ!(記憶が蘇り始めた)うっ、うぅ…」
シルバー「フィオナ!頼む、思い出してくれ!」
フィオナ「…あ…あ…あ”ーーーーー!!(思い出した)…そうだ。これは形見。お父様から渡された物。ああ…なんでこんな大切な事を忘れたんだろう…」
シルバー「フィオナ…」(フィオナに近づいた)
フィオナ「…シル…」
シルバー「ああ、そうだ」
フィオナ「…私、夢に囚われていたのね。マレウス様が思う私の幸せな夢に」
シルバー「ああ。…ショックだろうか?」
フィオナ「ううん、良かった」
シルバー「え?」
フィオナ「だってこのままだったら自分を恨むよ。マレウス様が苦しんでるのにこんな寝ていられないよ。私、マレウス様を助けたい!」
シルバー「そうか、ありがとう」
グリム「ニャッハ〜!仲間が増えたんだゾ」
ユウ「心強いね」
フィオナ「ふふっ。あ、一旦少しここで休憩したら?私の夢なら多分大丈夫だよ」
セベク「ああ」
セベク、監督生、グリムはその場で寝転んで休み、シルバーとフィオナは少し離れた場所で座って休んだ
シルバー「…久しぶりに呼んだな」
フィオナ「え?」
シルバー「俺の愛称だ。お前は入学してから呼ばなくなっただろ?」
フィオナ「え?…あ」
シルバー「無自覚か」
フィオナ「だ、だって!夢の中だし…///」
シルバー「…」(フィオナに近づいた)
フィオナ「⁉︎な、何?近いんだけど…///」
シルバー「フィオナ、俺はお前が好きだ」
フィオナ「ふぇっ⁈///わ、私も好き、だよ?」
シルバー「ムスッ」(フィオナを抱き寄せた)
フィオナ「きゃっ⁈///…シ、シルバ、」
シルバー「俺は家族としてじゃない。お前を1人の女性として愛している。冗談ではないぞ」
フィオナ「わ、分かったから離し、」
シルバー「離さない」
フィオナ「なんで!」
シルバー「俺は悲しかった…」
フィオナ「え?」
シルバー「お前は俺と一緒にいる未来を思ってなかったことに悲しかった…。たとえマレウス様の作り出した幸せな夢だとしても見たかった。お前が俺の隣にいる姿を…」
フィオナ「…」(シルバーの頬にキスした)
シルバー「!」
フィオナ「私は…貴方が本当に好きよ。ちゃ、ちゃんと恋愛として…///」
シルバー「…ハァ〜」(強く抱きしめた)
フィオナ「⁈///」
シルバー「良かった…」
フィオナ「…ねぇ、シル」
シルバー「ん?」
フィオナ「こんな形で伝えちゃったけど、皆で夢から醒めたらまた伝えてくれる?私も必ず伝えるから」
シルバー「ああ、約束しよう。皆を夢から醒ましてこの気持ちをもう一度…」
フィオナ「うん、待ってる」
セベク「シルバー!フィオナ!もう行くぞ!」
シルバー「分かった。行こう、フィオナ」
フィオナ「はい!」
ストーリー通りリリアの夢に行き、シルバーの父が夜明けの騎士と判明した
グブブブブブ…!
セベク「くっ…シルバーの感情に引き寄せられたか!」
フィオナ「ッ!(シルバーに駆け寄った)リリア様、バウル様!早く行ってください!ご子息を安全なところへ!」(シルバーを引っ張った)
リリアとバウルを先に行かせた
フィオナ「シルバー!シルバー!!」
シルバー(闇の中に入った)
フィオナ「きゃっ⁈」(巻き込まれて一緒に闇の中へ)
セベク「フィオナ!!」
〜闇の中〜
フィオナ「ここは?…シルバーの手を離しちゃったから離れ離れになっちゃった」
イヤリングが光った
フィオナ「な、何?」
場面が変わり、自然豊かな場所になった
フィオナ「ここ、は?」
〜茨の谷 妖精の森〜
???「あぁ、リリア様」
リリア「よう、ティアナ。元気か?」
ティアナ「ええ、元気よ」
フィオナ「!私にそっくり。しかも女性の耳に付いてるの…まさか⁈」
リリア「しかし、まさかお主が人間と結婚するとはなぁ」
ティアナ「ふふっ。優しい人よ。そして、この子のいい父親になるわ」(膨らんでる自分のお腹を撫でた)
フィオナ「!あれって」
リリア「これは前代未聞じゃな。本来妖精は卵や魔力、種類によっては花から産まれる。まさかこうなるとは」
ティアナ「人間はこうして子供を産むらしいわ。だから、人間から見たら当たり前なのよ。でも、ふふっ。仲間の妖精達は不思議がってよく私の周りを興味津々で見てくるわ」
リリア「そうか、そうか」
ティアナ「あ、リリア様も聞いてみる?」
リリア「?何をじゃ?」
ティアナ「私のお腹に耳を当ててみて」
リリア「ふむ(当てた)お!音が聞こえたぞ!」
ティアナ「ふふっ。これお腹の中で蹴ってるらしいの。きっと皆に早く会いたいのよ」
リリア「そうか。わしにも育ててる人の子がいる。歳も近いし、いい友達になるかもしれんな」
ティアナ「ええ。私もまだ会ったことないからこの子と一緒に会えるの楽しみだわ」
リリア「うむ」
フィオナ「あれが私のお母様…お父様から少し聞いてたけど、まさかご友人だったとは…」
イヤリングがまた光り、場面が変わった
ティアラ「〜♪」(赤子を抱いて子守唄を歌ってる)
フィオナ「!あれは…私?」
???「ティアナ!」
ティアナ「アパル!」
フィオナ「人間…もしかして!」
アパル「やぁ、我らの愛しいお姫様」
ティアナ「ふふっ。アパルったら」
フィオナ「幸せそう…私の両親はこんな人だったんだ…」
ティアナ「あ!明日リリア様とシルバーくんが来るわ。この子に会いに来てくれるって」
アパル「おー!そりゃあ楽しみだな。もしかしたら俺らの姫の王子様かもな。そう思うと、うぅ」(泣きそうになった)
ティアナ「もう!自分で言ってなんで泣いてるのよ〜」
アパル「ああ、すまんすまん。きっとお前に似て美人と育って嫁入りすると思うとな」
ティアナ「もう気が早いわ。でも、私達の願いは自分の好きな道をすすんで好きな人と幸せな未来を歩んで欲しいわ」
アパル「ああ、そうだな。なぁ〜?フィオナ〜」
赤子のフィオナ「きゃっ、きゃっ!」
アパル「お!笑ったぞ!」
ティアナ「ええ、笑ったわね」
フィオナ「…お父さん…お母さん…」
イヤリングが光り、また場面が変わった。しかし、幸せそうな場面とは一変炎に包まれた悲劇のような場面
フィオナ「!なんで。しかもこれ悪夢で見た…」
アパル「ティアナ!フィオナを連れて逃げろ!」
ティアナ「でも!」
アパル「早く!チッ、俺の故郷の奴らがここまで来るとは…」
村人A「よぉ、アパル。まさか生きていたとはな」
村人B「しかも宿敵の妖精と仲良く、その上に赤ん坊まで」
アパル「お前らには関係ねぇ!早く立ち去りやがれ!!」
村人A「はっ!村の罪人のお前の話とか聞くわけねぇだろ!」
村人達「おーーーーー!!」
アパル「ッ!ティアナ!…俺らの姫を頼んだぞ。(村人達に向かって走り出し、攻撃し始めた)うおぉーーーーー!!」
ティアナ「ッ!」(フィオナを抱きしめ走り出した)
〜茨の谷 森〜
リリア「ティアナ!」
ティアナ「リリア様!」
リリア「妖精達から聞いた。森が燃えてると」
ティアナ「ええ」
リリア「アパルは?アパルはどうした?」
ティアナ「アパルは私達を逃す為に…」
リリア「なんて事…」
ティアナ「リリア様、お願いがあります。どうかこの子を、フィオナをお願いします」(リリアにフィオナを預けた)
リリア「なっ⁈お前、何を言っている!」
ティアナ「馬鹿なことは分かっています!!けど、森をあのままにしてはダメです。私は妖精の森の女王として、母として最善の判断をするまでです!」
リリア「ダメだ、ダメだよせ!」
ティアナ「…」(イヤリングを外し、フィオナの手元に)
赤子のフィオナ「うっ?あ…」(ティアナの方に手を伸ばした)
ティアナ「ッ!(フィオナの手を包み込むように握った)フィオナ…私達の愛しい子よ、どうか幸せになってね。(手を離した)リリア様、お願いします」(羽を広げ、飛んで行った)
リリア「ッ!ティアナーーーーー!!」
妖精の森はティアナの強力な魔法により、火は鎮火。しかし、ティアナは代償で森の一部となり、帰らぬ人となった
フィオナ「そんな…お父さん…お母さん…うっ…うわーーーーーーーーーん!!」(大泣きした)
イヤリングがまた光り、場面が変わった
フィオナ「!ここは…」
〜茨の谷 リリアの家〜
リリア「シルバー、新しい家族を連れて来たぞ」(フィオナを抱っこしてる)
幼少期シルバー「?」
リリア(しゃがんで見せた)「ほら、シルバー。この子がわしらの新しい家族のフィオナじゃ。仲良くするんじゃぞ」
幼少期シルバー「…」(フィオナの頬をぷにぷにと少し突いた)
リリア「クフフ、ぷにぷにじゃろ?」
幼少期シルバー「うん」
赤子フィオナ(シルバーの突いた指を掴んだ)
幼少期シルバー「⁈」
リリア「お、ぎゅっとしてくれたのか。恐らくシルバーを気に入ったんじゃ」
幼少期シルバー「ほんと?」
リリア「うむ。ほらフィオナも笑顔じゃろ」
赤子フィオナ「…(シルバーの顔を見た)きゃっ、きゃっ」
幼少期シルバー「ほんとだ。かわいい」
リリア「じゃな」
フィオナ「…こんな感じで私を家族にしてくれたんだ。お父様…」
イヤリングがまた光り、場面が変わった
フィオナ「ここは…?」
〜茨の谷 妖精の森〜
リリア「やはりまだここは焼け跡ばかりじゃな」(花束を持ってる)
フィオナ「!お父様…」
リリア「…もうあの子は立派に育っておるぞ。しかもティアナ、お前に瓜二つじゃ。もう少しでお前の名でフィオナを呼ぶところじゃったわ。…ティアナ、アパルよ。あの子はどんな道が幸せじゃろうな。あの子はマレウスを支えたいと申し出た。嬉しいが、少し不安は残る。あやつはお主らの子。いつか妖精女王の力が目覚め、妖精の森という鳥籠に囚われたらあの子は簡単にティアナみたいに外に出れない。わしはどうしてやればよい…」
フィオナ「お父様、こんなにも私のことを…」
リリア「…どうかすまんが、まだフィオナを見守って欲しい。そして、あやつの道を照らしていておいてくれ。…また来る。今日はフィオナの誕生日じゃからな。お主らも祝いたいじゃろうからな」
フィオナ「…お父様…」
イヤリングが光り、導くようにフィオナを案内した
フィオナ「…そっちに何かあるのね」(走り出した)
そこにはセベクとシルバー、グリムに監督生がいた
フィオナ「シルバー!セベク!皆!!」
セベク「⁈フィオナ!」
シルバー「フィオナ!」
フィオナ(シルバーに飛びつき、抱きしめた)
シルバー「⁈」
フィオナ「良かった、本当に良かった…ごめん、手を離しちゃって。側にいてあげられなくて…」
シルバー「!(優しく抱きしめ返した)もう大丈夫だ。ありがとう、フィオナ」
フィオナ「うん!」
指輪とイヤリングが光り、ストーリー通りに進み、リリアが醒めた
シルバー「…絶対にあなたを、みんなを眠りから醒ましてみせます。話したい事がたくさんあるんです!!」
フィオナ「お父様!!私もたくさんあります!!」
リリア「!おう!約束じゃ、フィオナ、シルバー。夢から醒めたら、また会おう!…夜の祝福あれ」
シルバー、フィオナ「…夜の祝福あれ!」
シルバー「いつか会った人に、いずれ会う人に 同じ夢を見よう(ミート・イン・ア・ドリーム)!」
その後、ストーリー通りに進んだ
〜作戦司令本部〜
シルバー(リリアが育ての親と打ち明けた)
フィオナ「シル…」
シルバー「大丈夫だ」
フィオナ「…私の父もリリア様です」
皆「⁈」
シルバー「フィオナ?」
フィオナ「私も同じ思いだよ。だから、1人にはさせない」(シルバーの手を握った)
シルバー「…ありがとう。リリア先輩…親父殿は孤児である俺たちを拾い、育ててくれた養父だ」(その後、ストーリー通りのセリフを言った)
フィオナ「どうか皆さん、マレウス様をお救いください!!」
ストーリー通りに進み、皆醒めた
〜ディアソムニア寮 談話室〜
フィオナ「皆を…守るんだ!!」(強力な魔法が発動し、瓦礫を支えたり、皆の道を開けた)
シルバー「!これってフィオナの力か?」
フィオナ「ッ!流石に茨は抑えることはできても、流石に監督生さん達は…」
シルバー「フィオナ!とにかく外へ走れ!!」
フィオナ「う、うん…!」(走った)
〜ディアソムニア寮 寮外観〜
マレウス「まさかと思うが、僕を止めるつもりか?」
フィオナ「…」(前に出た)
シルバー「フィオナ⁈」
リドル「フィオナ、危ない!戻れ!」
フィオナ「…マレウス様。貴方の悲しみ、苦しみ、痛いほど分かる。でも、こんなのでは貴方様が孤独になるだけです!!」
マレウス「僕に歯向かうか?いいだろう」
シルバー「よせ!フィオナーーーーー!!」
フィオナ「…シルバーの真似になっちゃうな。…お母さん、お父さん、私に力を!!」(イヤリングが神々しく光り、フィオナが光に包まれた)
皆「ッ!」
マレウス「な、なんだ?」
セベク「ま、眩しい…」
シルバー「ッ、フィオナ…」
光が収まった。そこには神々しい妖精かいた
レオナ「⁈こいつは妖精の羽」
アズール「まさかあれは⁈」
ジャミル「フィオナの妖精の姿か⁈」
ヴィル「あら美しいじゃない」
フィオナ「私が先鋒で皆さんを加護など色々して守ります。その間に攻撃で時間稼ぎを!」
リドル「分かった。無茶はしないように」
フィオナ「はい!妖精女王の力、とくと見よ!!」
ストーリー通りイデアが来てシルバー達は甲冑を装着
フィオナ「任せましたよ、2人とも!私は皆さんに加護を!!」(加護を与えた)
シルバー「ありがとう、フィオナ。父さん、母さん…親父殿!どうか、俺に力を!!」
ストーリー通りにマレウスを倒した
シルバー「そんな、俺たちをかばって…親父殿!」
セベク「リリア様、しっかりしてくださいっ!!」
フィオナ「お父様、お願い…目を開けて!」
リリア「…」
シルバー「夢から醒めたらたくさん話そうって…。目を開けてください、どうか……!」
グリム「!!シルバー、オメー、髪の色が!」
ユウ「銀から金に変わっていく…!」
フィオナ「そんな!」
シルバー「え…髪?あ、ま、まさか…親父殿の祝福が、消え…」
セベク「嘘だ…嘘だと言ってください、リリア様ァ!」
シルバー「いやです…親父殿、親父殿おぉーーッ!うわぁあぁああ…!!」
フィオナ「お父様…お父様…」(涙が溢れた)
ストーリー通りに指輪、マレウスの折れた角、そしてフィオナのイヤリングが魔力が溢れ出した。
フィオナ「シルバー!私のイヤリングも一緒に」
シルバー「ああ!親父殿、どうか帰って来てください…!」
フィオナ「お父様、皆で一緒に帰りましょう!」
マレウス「目を覚ましてくれ、リリア。…お前を愛している!」
ストーリー通りリリアが目覚め、フィオナ以外のディアソムニアはリリアを抱きしめた
イデア「…行かなくていいの?」
フィオナ「そりゃあ、行きたいですよ。でも、今はこのまま幸せを噛み締めさせてください」(お父さん、お母さん…ありがとう…)
〜野ばら城 広間〜
フィオナ「…」(少し遠くから見ていた)
リリア「なんじゃ?行かないのか?フィオナよ」
フィオナ「お父様…いやリリア様の方が良いのかな?」
リリア「そんな事気にするでない。お主はわしの娘なのには変わらん」
フィオナ「…分かりました。…お父様」
リリア「ん?」
フィオナ「私はいつか妖精の女王として妖精の森を元に戻し、統治します。それが私の願いであるマレウス様の支えとなるならば…」
リリア「フィオナ…」
フィオナ「そのこんな祝いの席でこんな言葉言うのもあれですが、私はシルバーが命尽きるまで側にずっといます。そして、彼が星になった頃に妖精女王となります」
リリア「!」
フィオナ「私は両親に願ってもらった。私の決めた道を進んで欲しいと、愛する人と幸せに生きて欲しいと。私は半妖なので寿命は分かりません。でも、彼を1人には絶対させません」
リリア「…そうか」(フィオナの頭を撫でた)
フィオナ「!」
リリア「こんなに立派になってわしは嬉しいぞ」
フィオナ「…はい」
シルバー「フィオナ!」(駆け寄った)
フィオナ「シルバー?」
シルバー「少し来てくれ」(フィオナを引っ張った)
フィオナ「ちょっ、え⁈」
リリア「クフフ」(ゆっくり追いかけた)
フィオナ「ちょっと、急に何?って、夜明けの騎士とレイア女王?」
シルバー「彼女はフィオナ。(フィオナを抱き寄せた)俺の婚約者です」
皆「⁈」
フィオナ「⁈///」
シルバー「?どうした?本当の事だろ?」
フィオナ「え、いや違わないけど、え⁈///」
シルバー「城の記憶だけど、紹介はしないといけないだろ?」
フィオナ「真面目か!」
シルバー「…父さん、母さん。貴方達が守ってくれたから、俺は本当に愛する人達と出会えた。…ありがとうございます。どうか、安らかに…」
レイア女王、夜明けの騎士は消えた
シルバー「…フィオナ」
フィオナ「は、はい!」
シルバー(フィオナの手の甲にキスした)
フィオナ「⁈///」
シルバー「俺と踊ってくれるか?約束通りに」
フィオナ「!覚えていたんだ…」
シルバー「ああ。遅くなってすまない。どうか…」(手を差し伸べた)
フィオナ「…(手をとった)ありがとう、嬉しい」
シルバーとフィオナは2人楽しくワルツを踊った
リリア「クフフ、やるのう!わしらも踊ろうではないか!」
マレウス「そうだな。夜明けまでの限りある時間を、みなで楽しもう」
《私は色々と大変な事を乗り越えて、私は好きな人と結ばれ、幸せになりました》
〜the end〜