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轟(あれ…ここは……さっきまで俺…)
燈『俺が兄貴でいていいのか…?』
轟(そうだ…燈矢兄は…!?)
燈矢兄「………」
轟「燈矢兄…!」
轟(っ…刺された傷が…)
轟(でも…もう覚悟してた事だから…)
燈「しょお…と……」
燈(体の感覚が全くねぇ…個性を使いすぎた…まだ動かなきゃいけねぇのに…お父さん達に…謝らなきゃ…)
轟「ねぇ…燈矢兄 ヴィラン連合は全部ぶっ壊すんでしょ?その先にあるのは燈矢兄達が生きやすい世界。」
燈「しょ…うと…」
轟「生存競争とか言ってたけど…燈矢兄はわざと心臓を避けて刺してたんだよね…」
燈「ごめん…な……」
轟「燈矢兄が謝る事じゃない…燈矢兄には好きに生きてほしいから…」
轟『俺の体も心も未来も全部燈矢兄にあげる』
燈(体の感覚が戻って来る…でも駄目だ…こんな事しちまったら…!)
轟「このまま生かされてたら俺はヒーローじゃねぇ…目の前の人を救うのがヒーローだから…」
轟「だから捕まえてあげられねぇ…ごめんね…燈矢兄…独りにして…辛い思いをさせて…」
轟「緑谷がね…写真を直してくれたんだ…大切な家族写真…でも…また破れちまった…何度直しても元通りにはならない…俺達みたいだな…」
轟「燈矢兄は そんな事を無かったことにはしなかったから…それは痛く辛いけど…燈矢兄が俺達の事を忘れずに覚えてくれていて嬉しかった…」
轟『ありがとう…燈矢兄…本当に嬉しかったんだ…燈矢兄……』
轟(最初は個性を憎んでた。でも個性で大切な人を守る事が出来て初めてこの個性でよかったて思えた…)
燈「焦…凍…」
轟「はぁい…」
轟(自分の個性に自信を持って歩めば 何十人と言う人を助けれると言う事を知れていたのなら世界はもっと行きやすかったのかな…それでも…)
轟(俺は…この家系に産まれてよかったと思えた…だって…俺は…家族が大好きだから…!)