テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ガジャンっ!!!
「っ………、?あれ…?」
ぎゅっ、と身構えていたものの、全く衝撃が来ない。少し後ろへぱたっと倒れただけで、割れどころか傷もない。
「……!めん…っ!!」
そう、めんが攻撃を受けて防いでくれたのだ。しかも…腕一本で。
「っ…はは、…」
ギャリギャリという音を発しながら、めんの腕が震えている。狩人の攻撃を片腕だけで受けているのだから当たり前だ。
「…は、やく…ドズさんに……」
「わ…わかった!!」
地面を這いながら草原を飛び出す。
そして、拠点にいるはずのドズさんの元へ全力で走った。
「はぁ、!はぁ、!はぁ、!」
さっきよりもずっと重い脚を引きずって、とにかく地面を蹴った。途中で何回も転んで欠けたけど、それでも止まらずに走り続けた。
「は、!は、!は、!は、!」
拠点が見えてくると、1番最初に目に入ってきたのはぼんさんだった。ぼんさんはおれに気付くと、驚いたようにぱたぱたと寄ってくる。
「お、おんりーちゃん!どうしたの?!ぼろぼろじゃない!」
ぼんさんはすぐにおれを座らせて、割れの具合を見始めた。
「ど、ずるさんは……っ、?!」
息が整わない間にぼんさんに聞き込む。ぼんさんは何かを悟ったのか、急に目つきが真剣になった。
「…ドズさんは…多分書斎にいると思う。狩人が出たんだね?」
「は、い……」
まっすぐな目にずばっ、と当てられて、ついつい狼狽えてしまう。ぼんさんは普段のんびりしてるけど、いざという時は誰よりも真剣だ。
「…menが一緒じゃないから…今はmenが狩人と戦ってるの?」
「戦ってる、というか……おれが…判断まちがえて…めん、が狩人に攻撃されてます………」
ドズさんに言いに来ればよかったのに…おれは判断を間違えてしまった。後悔が身体の芯を走り抜け、つま先がついた床に吸い込まれていく。
「…おんりーちゃんの判断は合ってたと思うよ?…あなたのことだから、menを気づかっての行動だったんだよね、?」
「、…でも、っ…めんがぁ…」
「泣かないの…頑張ったから…」
ぼんさんの手が、頭にぽす、と優しく乗る。そのまま柔らかく手を動かして髪の毛に沿って指を動かした。
「うぅ…っ、!」
涙が冷たい頬を伝って溢れ落ちる。一度溢れた涙は止まらず、フローライトの瞳からどんどんあふれてきた。
「…俺がドズさんに言ってくるね、?だからおんりーちゃんはここで休んでて。割れが深くてあぶないから…」
「……は、い…」
ぼんさんは毛布をおれの脚にかけて、書斎へと走っていった。ぼんさんの残り香だけが冷えた空気を漂う。
「…………」
日光の下で無理やり動いたからか、身体が異様に重く、激しい眠気に襲われてきた。
「…め、……ん…………」
身体の重心は、やがて横へと傾いていって…そのまま長椅子の上に倒れ込んでしまう。
(ちから…はいんないや、)
だらんと椅子から下がった腕が動かない。…むしろ、感覚がないまであった。
「………ごめ、ん…なさい……」
掠れた声を小さくこぼしながら、おれは鉛のように重い瞼を閉じた。
コメント
8件
やっぱ天才、!ほんと好きすぎる、、!! mn思いのqnちゃん、可愛い…✨ いやもう書く作品全部天才なのやめて貰っていい??(((嘘です全部好き
うわぁぁ…✨お願いしたばっかりにありがとうございます✨ わぁぁぁぁぁぁ✨語彙力が全国ツアーの旅に 出てるのでいないんですよ、すいません! ちょっとだけ叫ばせてください! ワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ 神作ゥゥゥゥッ!!!