sm side
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「恋人ごっこしよう、スマイル」
は?
sm「はぁ?どういうこと?」
kr「どうもこうもそういう事だよ」
きりやんは何言ってるの?俺には理解ができないみたいだ。
sm「恋人ごっこってなんなの?」
「てかきりやんの恋人とか嫌なんだけど」
kr「はぁ、、言わなきゃわかんない?」
「嫌とか言わないで、とりあえず暫く付き合ってよ」
言わなきゃわかんねえだろうがよ!
なんできりやんも嫌々付き合ってあげますよ〜感だしてんだよ!
sm「あーあーなんですか?きりやんさんはモテモテで色々な女の子から付きまとわれて嫌なんですかー?」
滑舌が悪い俺だが今は饒舌に喋れそうだ。
kr「んーまあそんな所でいいかな」
はー?ほんっとに意味わからない!!
sm「わかった。恋人ごっこだからな」
kr「意外と乗ってくれるんだね。ありがとう、暫くよろしくね?スマイル」
はぁ、、なんで俺がこんな目に、、
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kr「スマイル今日家おいでよ」
きりやんからお家デートのお誘いが来た。
恋人ごっこを初めて約3ヶ月、普通にデートもするし手も繋ぐ。恋人ごっこだよな?
sm「今から行くわ」
すぐに連絡を返して支度をする
kr「駅まで迎えに行く」
ほんとに恋人みたい、、いやいや違うだろスマイル、ただの”ごっこ”だ”恋人ごっこ”
自分にそう言い聞かせてた。
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sm「おじゃましまーす」
きりやんの家は綺麗だ。清潔感のある部屋。ホコリは見当たらなく綺麗に掃除されている。
kr「どこでも座ってー」
無難にソファーに座った。
綺麗だな〜とソファーに寄りかかり天井を見上げていた。
横から声がした
kr「暖かいココアでよかった?」
俺はそれに構わず天井をぼーっと見ながら生返事をした
sm「あぁ、、ありがとう」
少し考え事をしていた俺は目を閉じた。
仕事に関するなにかいいアイディアが思い付きそうだった。
ちゅ
俺はびっくりして目を開けた、俺の目の前には悪魔の微笑みをしているきりやん
少し濡れて感覚が残っている唇
sm「へぇ、、あ、え、、」
何したのきりやん?
sm「え、、なんかした、、?」
kr「うん、キスした」
????
これも恋人ごっこだよな??
頭がぐるぐるする。きりやんでいっぱいで言葉が出てこない。
そして改まってきりやんが喋り始めた
kr「今日ねなんでスマイルに家来てもらったかと言うとね」
俺は息を飲んだ、すごく嫌な感じがした
kr「恋人ごっこやめよう」
sm「へ?」
恋人ごっこを辞める?じゃあ次は何?友達に戻るの?
こいつに俺のファーストキスも取られたけど??
kr「友達に戻ろう」
意味わかんない。なんでさっきキスしたの?ねえ、なんで?友達に戻るとかいうのなんで、、
kr「泣かないでスマイル、、」
俺は何故か泣いていたみたいだ。言いたい言葉もろくに出ず、泣いているばかりいる俺を抱きしめてくれるきりやん。
sm「おれ、、いやだ」
言うんだ俺。気持ちを伝えろ
kr「え?」
sm「ただの友達じゃいやだ!!」
友達でいられなくてごめん。
次は”ごっこ”ではなく”恋人”になって欲しい。
sm「俺、、きりやんの事が、、!」
kr「ありがとう、スマイル。俺から言わせて」
「好きだよ。恋人になって下さい」
sm「おれも、、」
嬉しくて涙が止まらなくなった。きりやんはわーわー泣く俺を優しく抱きしめてくれた。
ちゅ
優しくキスをしてくれた。
俺の恋人は俺に勿体ないほど優しい。
コメント
2件
めちゃめちゃ好きです...(泣)