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このお話は
スマイルを救うお話です
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母「スマイル、おかえり」
sm「母さん、ただいま」
母「今日は宿題はあるの?」
sm「ああ。作文が宿題に出てて、テーマは『将来の夢』なんだ」
sm「俺、将来は教師になりたい。教えることが好きだし、誰かに寄り添ってあげたい。」
母「あら、素敵ね。」
母「でも、スマイルはせっかく頭もいいんだし、誰かに寄り添いたいなら、お医者さんの方がいいんじゃないかしら」
sm「で…でも…」
母「スマイルならきっとお医者さんになるのも夢じゃないわ。頑張ってね」
sm「う、うん………」
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nk「へぇ〜!スマイルって医者になりたいんだ!すげー!」
sm「っ……う、うん」
br(…?今、スマイルの顔が一瞬……)
br(何かあったのかな…?)
nk「あ、そろそろ昼休み終わる。じゃあね!スマイル!」
sm「ああ」
br「あ、そうだスマさーん!今日2人で一緒に帰ろうよ!」
sm「…?いいよ」
br「やったー!じゃあまた放課後ね!」
~放課後~
br「スマさーん!帰ろ〜」
sm「ああ」
~帰り道~
br「いや〜今日はスマさんといっぱい話せるね!」
sm「それは俺も嬉しいが……なんでいきなり俺を誘ったんだ?」
br「う〜ん…それは〜」
br「何か悩んでそうだったから?」
sm「悩みなんかないけど……」
br「嘘でしょ?今日の昼休み、なかむが将来の夢の話しした時、苦しそうな顔してたじゃん。」
sm「……………そんな顔…してない…俺は医者になりたいんだ……」
br「ほんとに?スマイル、苦しそうだよ。僕、スマイルが苦しいのは嫌だな。」
br「なんでもいいから、言葉にしてみたら?」
sm「……………俺は、本当は医者じゃなくて、教師になりたい。」
sm「でも、母さんは、俺が医者になることを望んでる。」
sm「だから……俺は、医者に……」
sm「ならなくちゃ……」
br「そっか…苦しかったね……でも、今みたいに、スマイルの正直な気持ちを、お母さんに話してみたら?」
br「もし認めてもらうのに時間がかかっても、スマイルはスマイルの道を進めばいいんだよ。」
br「僕、応援してるよ。頑張って」
sm「………まだ怖いけど、頑張ってみるよ。ありがとう、ぶるーく」
br「うん!頑張ってね!ばいばーい!」
sm「じゃあな」
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br「………………………………」
br(あれ…なんでこんなに苦しいんだろう……)
br(僕、他の誰かを救えて、嬉しいんじゃないの………?)
br(誰かを救えば救うほど……苦しい気持ちが増えていく…)
br(でも…この気持ちも、もっと他の誰かを救えば、誤魔化せるよね)
br「…………うん、大丈夫」