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stxxx 兄弟パロ
長男 黄(25)
次男 赤(25)
三男 橙(16)
四男 青(14)
五男 紫(3)
六男 桃(10ヶ月)
「ふぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
と我が家のリビングに天使の泣き声が響く。俺の兄でこの家の長男の黄ちゃんが慌てて駆け寄り、
「桃くんどうしたんですかぁ?」
と猫なで声で話し掛ける。俺も、
「ありゃりゃ・・・どうしたの?お腹すいた?」
と声を掛ける。それでも桃ちゃんは、
「ふぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
と泣き続ける。まだ生まれて間もないこの天使が何をほっして泣いているのか俺達にはわからず、
「ミルクは?」
「さっきあげました。それならおむつ・・・」
「いやまだ大丈夫そう。」
という会話を繰り返している。そんなこんなしているうちに廊下からとてとてという可愛らしい足音がした。ふとドアの方を見てみるともう1人の天使紫くんがひょこっと顔をのぞかせていた。右手には去年のクリスマスプレゼントでもらった紫色のうさぎを抱えている。俺は、
「あ、紫くん起きちゃった?」
と声を掛ける。すると、
「もぉちゃえんえ?」
とつたない口で聞いてきた。俺は紫くんを抱き上げて、
「そ。桃ちゃんえんえんしてるの。だから紫くんは2階でねんねしようね。」
という。紫くんを連れて2階に行こうとすると黄ちゃんが、
「赤待って!桃くん泣き止んだ!」
といった。寝たわけではなさそうだけど泣き止んだなら一安心。
「良かったねぇ」
と言いつつ桃ちゃんと黄ちゃんの方を向くと桃ちゃんが紫くんの方に手を伸ばしていた。
「あ・・・あぅ・・・」
といっている。紫くんを連れてさとちゃんの方に行くと、
「ふへぇ」
と安心したようにへにゃっと2人で笑った。めちゃ可愛い。
その後はふたりとも寝てしまったから一緒のベッドで寝かせた。
それから1時間後くらいに青ちゃんと橙くんが帰ってきた。それで二人に今日のことを話したら、
「あぁ~どうりで桃くん起きて紫くんが近くにいないとこの世の終わりみたいに泣くんだ」
「あれは俺等にはわからん絆やな」
と勝手に納得してた。
end