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僕は恋愛が下手だと自覚している。
初恋も元カノも全て自分の”勘違い”で終わった
分かっているが欲を満たすため。
僕はまた新しい彼氏を作った。
その人は優しくていい人だったが、段々と暴力が日常へと変わっていった。
僕のアパートは壁が薄いからすぐ隣に聞こえる。
口を塞がられ激しい時は首を絞められる。
それから、僕はその人と縁を切り1人で過ごしている。
その中、僕は隣の家の若井を考えていた。
それからというもの僕は若井を探した。
あの日、若井を見つけた日は嬉しくなった。
近寄ると酒をがぶ飲みしている。
僕の元カレに酒をかけられたというのに…
何事もなく酒を飲む若井に僕は、
「酒ぶっ掛けられてトラウマになってると思ったけど平気そうだねw」
と声を掛けた。
若井は僕を見ると嬉しそうだった。
少し話そうと席につき僕は世間話をした。
数分ぐらい話して住所を書いた紙を渡す。
若井の表情は変わりその紙を握って僕の目の前から居なくなった。
それからというもの、僕は受験勉強に励んでいた。
寝る時間も削り、生活習慣が乱れていく。
その結果、僕は熱で寝込んでしまった。
動けなくてずっと唸っていると、チャイムがなる。
僕はスルーしたがしつこい事もあり重たい体を起こしてドアを開けるとそこには若井が居た。
僕は少し驚いたが若井は気を遣わせないように僕を抱えて寝かせてくれた。
僕は若井の温もりですぐに眠りに落ちてしまった。
朝になり目を開けるとその温もりはとっくに冷めきっていた。
テーブルには昨日買ってきてくれた飲み物と栄養ドリンクとお粥が置かれていた。
だけど、僕はそれを視界から取り外したかのように勉強机に向かう。
病み上がりということもあり頭も働かなくイライラも激しい。
それでも、追い詰められた僕は「勉強」だけを頭に取り残し後は全て