こんにちは!
愛され系ヒロイン、八尋寧々です!
花子くんと光くんの親友を助けることになった私は今…。
クラスメイト女子全員で恋バナをしています!
寧々(こんな事してる場合じゃないのに〜…!)
葵「寧々ちゃん大丈夫?」
寧々「だ、大丈夫大丈夫!」
寧々(ほんとは横尾くんと佐藤くんを探したいけど……)
ヒュウ〜…
寧々「さ、寒い…」
葵「冬だからしょうがないよ」
寧々「そうだね…」
コンコン
茜「八尋さん、ちょっと良い?」
寧々「あ、うん」
寧々「どうしたの?」
茜「実は、さっきまで山吹と見回りしてたんだけど」
茜「急にいなくなってさ、だから何か知らないかなって」
寧々(光くんの時と同じ…)
茜「まぁ八尋さんが何か知ってるわけじゃないのは分かってたけど、一応聞いといた方が良いと思って」
寧々「茜くん、今すぐ花子くんのとこに行こう!」
茜「なんで七番様とこに、僕は絶対嫌だね」
寧々「良いから来て!」
茜「ちょっ!八尋さん引っ張らないで!!」
葵「どうしたんだろ…」
花子「また消えたの?」
寧々「そうなのよ!茜くん説明お願い!」
茜「はぁ…、ったく…」
茜「実は山吹と一緒に見回りしてたんだけど、急に山吹が消えたんだよ」
花子「少年の友達も消えて、ヤシロのクラスメイトまで消えるなんて…」
花子「まるで神隠しみたいだね」
寧々「笑ってる場合じゃないわよ!」
花子「あはは、ごめんごめん」
花子「でも、今回は本当に謎だね」
茜「七番様でも分からないことあるんだな」
花子「そりゃあね」
寧々「どうすれば助けられる…?」
花子「そんな顔しないでよ」
花子「大丈夫、少年のお友達もそのクラスメイトも皆助けるさ!」
茜「まさか自分1人で助けるつもりじゃないよな?」
花子「いや、今回はヤシロと一番、そして少年にもついてきてもらうよ」
茜「はぁ?」
花子「このままにしといたら危険だしね~」
花子「早めに助けなきゃ凍っちゃうかも」
寧々「凍るって…、どういうことなの?」
花子「そのままの意味だよ」
花子「彼らはきっと、ユキノマヨイミチで彷徨ってるだろうね」
茜「ユキノマヨイミチ?」
寧々「まさかそこが今回の怪異の境界?」
花子「そういうことっ」
茜「どうやって行くんだよ」
花子「まずは少年と合流しなきゃ」
花子「あ、それと境界に行く前に着込んどいてね」
寧々「着込む?なんで?」
花子「ユキノマヨイミチはすーっごく寒いとこだからね~」
花子「ヤシロの大根足も凍っちゃうかm(( 」
ゴン!
花子「いったぁ〜…」
茜「自業自得だろ」
寧々「とにかく、早く光くんと合流しなきゃね!」
茜「そうだね」
花子「じゃあ行こっか」
こうして私達は光くんと合流するため、教室へ向かったのでした
ーザザッ…、ザザッー
こんな噂知ってますか?
消えた幻の七不思議、「零番」。
彼は冬にだけ現れる孤独な幽霊で
貴方を雪の道へ誘い迷い込ませ閉じ込めてしまうでしょう。彼を見つけても触れてはいけません、なぜなら永遠に凍ってしまうから…
続く
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