nmmnです。🐙🌟×👻 🔪となっております。地雷の方、上記の内容のどちらかでも分からない方は、閲覧なさらないようお願いいたします。ご本人様とは一切関係ありません。
『🐙🌟』「👻 🔪」
こちらはリクエスト作品です。 リクエストありがとうございます。
自分の癖のシチュエーションほど書けなくなるのは駄作だけでしょうか。終わり方もとても謎です。お許しください。
🔞、 喘ぎ声等の表現有り
///や♡は使うのが得意ではないのでありませんが、濁点はあります。
今回含まれる特殊(?)な要素
→コスプレ、鏡プレイ(本当にすみません要素薄いです)
解釈不一致を少しでも感じた際は、無理せずブラウザバックすることを推奨いたします。
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風呂場、湯気が立ち込める室内。
目の前の男は両手で大きな紙袋を抱え、得意げな顔をしてこちらを見つめている。
そしてその視線の先、俺はきっと世界一間抜けな面をしていることだろう。
『小柳くん』
「ん?」
『なんのコスプレしたい?』
「はい?」
『コスプレ、なにしたいですか?』
「なんでやる前提なん」
『今10月ですよ?』
「おん」
『ハロウィン、つまりコスプレの季節でしょ』
「はあ」
何を言い出すかと思えば。ハロウィンにコスプレをして騒ぐなんてせいぜい大学生あたりまでだろう。
そして今は10月の序盤も序盤。気が早いにも程がある。
『やろうよー。ちょっとえっちなやつ着ちゃってさあ』
「お前どうせそっちが目的だろ」
『そんなことないですけどね』
「風呂入ってくる」
『あ、おい逃げるなー!』
バタバタと騒ぐタコを無視して扉を閉める。自身の着替えを手に取り浴室へ向かった。
そして現在、冒頭の場面である。湯に浸かり、気分よく風呂場の扉を開けた瞬間、目の前にいたのは先程コスプレがどうこうと騒いでいた男。棚の上に置いておいた自身の着替えは彼の腕の中にあり、代わりに大きな紙袋を差し出された。
中を覗けば大量の服が入っていることが分かる。それも、到底パジャマとは思えないような装飾だらけのものばかり。
『よりどりみどりですよ』
「お前、これいくらしたんだよ」
『それはまあ秘密というか…』
「こんなに無駄なもん買い込んで、さぞかし金持ちなんだろうなあ、星導くん』
『今から全部着れば無駄じゃなくなるよ』
「あ?」
『ごめんなさい』
「服返せ」
『やだ』
「お前、」
『だってやってみたいんだもん!』
星導はどこか吹っ切れたような顔で俺の腕を掴むと、そのまま紙袋と俺を風呂場の外へ放り投げた。
「おい、お前!」
『俺もお風呂入ってきますから!着替えは預かったからなばーか!』
ぴしゃりと扉が閉められ鍵をかける音がする。外からも開けられる鍵をかける奴の気がしれないが、もはやどうでもいい。
風呂上がりの全裸で濡れた身体、横には大量のコスプレ衣装。なかなかにカオスな状況である。そもそも俺だけが外に出された時点で自室に戻れば服なんていくらでもあるのだが、彼はそこまで頭が回らなかったらしい。
「コスプレねえ…」
袋を漁ると、ザ•王道といったメイド服から警察官、チャイナ服、バニーなど本当に様々な種類の服が入っていた。これらを全て自身の恋人が購入したと思うと若干鳥肌が立つ。
コスプレの趣味は無い上に、もともと露出は好まない。こうした衣装を着るのは正直彼の頼みだとしても断りたい気持ちが大きいが、惚れた弱みと言うのだろうか。
「これならまだマシ、か?」
一着の衣装に袖を通す。これくらいで勘弁してほしいものだ。
大量のコスプレ衣装が入れられた紙袋を封印の意味も込めて自室のクローゼットの奥深くへと押し込んだ。
ヤケクソになり強行突破を試みたものの、果たして成功しているだろうか。してみたかったものはしょうがない。彼は本当に嫌なことは嫌と言えるタイプだから、それ以外は押せばいけるんじゃないかという半ば確信めいたものを持っての強行突破だ。俺だって考えなしの阿呆ではないし、彼が本気で嫌がることはしたくない。
髪を乾かしリビングへ戻るも姿は無し。となると自室か、寝室か。
期待を込めて寝室の扉を開ける。
「遅い」
『わあ…』
いつもと違う姿の彼がベッドに座っていた。
『こんな神父さまいたらなんでも喋っちゃうかも』
「じゃあ日頃の虚言と大量のコスプレ衣装代を今ここで懺悔しろ」
『すみませんでした』
「はい」
頭を上げて彼を見る。やはり彼は露出の多い衣装は選ばなかったらしい。全身がきっちりと黒で覆われ、細かく施された金の装飾───お高いものを買って良かったと思わせてくれる───と控えめに輝くロザリオ。ベルトで締められたことで分かる男性にしては華奢で細い腰。彼の白い肌が強調され、ちらりと覗く骨ばった手や首筋が逆に───。
『エロい』
「言葉選べよ」
彼は心の底から何が良いのかわからないと思っているらしい。変なところで鈍感だから困る。
『だって、神父って聖職者でしょ?』
「ああ」
『それなのに、こんな所に跡つけられちゃって、いいんですか?』
彼の首を撫で、昨日つけたばかりの赤い跡に触れる。伏せられた瞼がぴくりと動き、ゆっくりとこちらを見上げた。
『穢れは許されないんでしょ、聖職者なら』
彼は無言で俺の手を取り、その甲に唇を落として挑発的に笑った。
「いけないこと、だな」
『ほんと、よくないね』
『神父さま』
「その呼び方やめろ」
『だってそういうものでしょ、これ』
「それはそうだけど…」
『いいから、神父さまちゃんと見て』
目の前にある大きな姿見。いつもなら寝起きの頭を整えたり、選んだ服を合わせたりするための大きな鏡。
しかし、今そこに映っているのは彼に後ろから抱きつかれ、はだけた服から露わになった肌に触れられている自身の姿。
『神父さま、俺たち今悪いことしてますね』
「んっ、ふっ、ぁ」
焦らすようなキスと増え続ける赤い花。もどかしいことこの上ない。
深いキスをせがむように顔を動かしても顎を掴まれて鏡を見るよう言いつけられる。
「なあ、なんでこんなの見なきゃいけないんだよ」
『その方が悪いことしてるなって実感湧くでしょ』
「だからって、」
だからって、そんなに跡を付けなくてもいいじゃないか。いつもは付けたとしてもせいぜい2、3個だというのに。
『神父さまが俺のとこまで堕ちてこれますようにっていうお祈りです』
「おま、なに、言って」
その先の言葉を発する前に口を塞がれた。求めていた温かい体温に頭が熱くなる。
鏡の中の彼と目が合った。恍惚とした表情を浮かべている彼に不覚にも胸がどきりと脈打つ。
「ぅん、ふっ、は」
『ちょ、え、これわざと?』
ぴらりと長い服の裾を持ち上げて彼は問いかけた。
「なにが?」
『下、ズボンついてなかったっけこれ』
「ついてたね」
『なんで履いてないの…?』
「さあ」
“喜ぶかと思って”
とは言わない。どうせ分かっているだろうし、仮に伝わらなくてもかまわない。
『神父さま、悪い子だね』
「なんのことだろうなぁ」
『そういうところが好きです』
そう言いながら今度は脚にキスを落とし始める彼。その位置が脚先からだんだんと上へあがり、内腿に強く吸い付かれる。
「ん、んぅ、っ」
『神父さま。懺悔したいことがあるんですけど』
「んだよ」
『俺、嫉妬深いんです』
「へえ」
『本当はいつもこのくらい跡だって付けたいし、先輩後輩に笑ってるところ見るだけでもやもやしちゃうし』
本当に懺悔するかのように、彼は目を伏せ静かに語る。
『小柳くんのこと信用してるはずなのに、嫉妬しちゃう自分が嫌で。俺だけに優しくしてほしいとか、もっと独占したいとか…』
内腿に今しがた自分で付けた跡を撫でる彼は、
そのまま黙りこくってしまった。一方こちらは服が中途半端に脱がされ、熱に浮かされている身体が正直しんどい状況である。その告白を今するかと心の中でツッコんだ。
しかし、今の俺は神父なので。 迷える子羊には救済を。
「ここまで許してるのに、もっと欲しいか」
『…はい』
「欲深いねぇ」
『ごめん』
「いいよ、許す」
『え?』
「神父特権でお前のこと許す」
『なに神父特権って』
「いいんだよ細かいことは。俺も神父とかエアプだし」
『神父、エアプ。うまいね』
「韻じゃねえよ。なんだお前元気じゃねえか」
『うそうそ、めっちゃへこんでる俺』
「嘘ついたんか、へえー」
『ごめんなさい!』
「ま、いいけどさ。正直先輩後輩と喋るのはやめられないし、そこまで縛られるつもりも無い」
『はい、それは重々承知です』
「でも嫉妬することに罪悪感持つ必要はねえよ。俺はあんまり特別とか表に出すの得意じゃないから、俺にも責任あるしな」
『それはそう』
「お前はもうちょっと謙虚さを学べ」
『すみませーん』
おちゃらけた笑みを浮かべ、本当に悩んでいるんだか分からない彼の手を取り、自身の首からさがるロザリオを握らせる。
そして鏡越しに告げる。
「俺のこと飼うの許してるのはお前だけだよ」
「ぅ゛、やっ゛、ぁっ」
『神父さまちゃんと鏡見て』
「みる゛っ、みるかぁ゛、やぇて、ぇっ」
乱れた神父服と俺の印だらけの肌。もう一つと彼の肩に吸い付けば、月の光を宿した双眸がゆらりと揺れる。
『かぁわい』
「ぅ゛るさっ、あぁっ、はっ、ぅ」
ロザリオをゆるく引くと簡単に喉を晒す無防備な狼。喉仏に甘く噛み付けばナカが締まる感覚がする。
「ん゛、ぅあ、はっ、はぁ、」
『神父さま、汚れちゃったね』
純潔の神父さまは俺のせいで汚れちゃった。透き通った肌も、清流のような髪も、月を思わせる瞳も。俺のせいでぐちゃぐちゃになっちゃった。
彼の頭を、頬を、顎を撫でる。彼の鏡越しの視線が俺の手に釘付けになっていることに満足感を覚えた。
『神父さま、もっと欲しがっても許してくれる?』
「っは、わがままな飼い主だな」
『俺は特別なんでしょ』
「うん。だから許すよ」
『やったあ』
俺だけが、彼の深い所に立ち入ることを許されている。その優越感が酔いを加速させた。
『跡いっぱいついてる』
「満足そうでなにより」
『えへへ、許可もらったからなんでもいいかなって』
「やりすぎやね」
『この服も汚しすぎちゃった』
「捨てとけ。どうせ使わねえし」
『えぇ、勿体なくない?』
「ならあの大量の服に使われた金の方が勿体ねえよ」
『あれは必要経費だから』
「あ、服は没収ですよー」
『うそ、やだやだ。そうだよどこに置いてるのあれ』
「しらん。捨てた」
『あんまりだあー!』
後ろからぎゅうと抱きしめられ抗議される。密着した肌の感触と体温に眠気が誘われ瞼が下がる。
「はいはい、ごめんごめん」
『テキトーだな。眠い?』
「だいぶ」
『お風呂明日にする?』
「うん」
『じゃあ俺も寝ちゃおっかな』
「腕枕」
『まかせろ』
彼の腕の中にうずくまる。頭を撫でる優しい手つきに思わず笑みが溢れた。
視界の端に捉えた鏡に映る自身の肌は彼の印だらけ。明日の服選びが面倒だなと思うが、彼も満足そうにしているし、俺自身悪くないと思っているからよしとしよう。
たまには、こういうのもありかもしれない。
コメント
5件
もう駄作さまのお話っていうだけでニヤニヤしていたというのに⋯⋯小節読み終えた瞬間にはもうニヤニヤ魔神ですよ⋯😭 コスプレのチョイスも最高すぎて⋯⋯😭☘️ 本当に有難う御座います✨😭☘️
やばいっす。最高っす。
上手く返信できているか分からなかったのでこちらでも失礼します。 レモンティーさん、リクエストありがとうございました!