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「さ、行きましょ!■■■■■様」
「うん」
人間用アパレルショップを出る
さぁぁ、と冷たい風により木々が靡く。
今日は、雲ひとつない晴天…
心做しか気分も晴れやかだ。
「■■■■■様!これ、美味しそうです!」
「これ?」
スタームが指さしたのは、人間の間でいうたい焼き。
あ、これ…よく母と冬に食べてたな…
『おかあさん!あれ買いたい!』
『…仕方ないわね、』
『うん!』
『わぁ〜!!美味┊︎ しいです!これ!」
「そうだろう?」
「中に、餡子のようなものが入っているのですね! 」
「人間達の中でも、これに似たものがあった気がするが…」
「はい!ただ、人間のとは少し違います!
かじる所によって、味が違うのが、凄いのです…!」
「……ならよかったよ」
あぁ、本当に懐かしい。
『色んな味する!!』
『美味しい?』
『うん!
ありがとう!おかあさん!』
「…」
あれは……まだ、私が
不老不死になる前のことだ。
一体、どれほど昔の事だったのだろう
もう、いつかも覚えていない