皐月は未だに学校へは迎えなかった
あーだこーだ言う梅宮を押して高校に行かせて俺は家に籠った
本当は桜にもありがとう、と一言言わなきゃいけないのに部屋から出るのが怖かった…
結局俺は何も変わらない、避けられるのが怖い、逃げられるのも怖い……、桜や梅宮にあんだけ言ってもらったのに何も変われない……
そんな考えをしてると呼出音が鳴った
てっきり梅宮かと思って
皐月『何だよ、忘れもんかようめ…』
桜「…よぅ」
皐月『……、こ、この間は誠に申し訳アリマセンデシタ』
桜「カタコト辞めろ!!」
桜を家に引き入れたが、どう話したらいいか分からない
俺は何も変わってない、そんな俺が嫌になる
桜「なぁ、何で今日学校来なかったんだ?」
桜からのその一言で俺は何も言えなくなってしまった。
桜からお前は悪くないと、梅宮からもお前のせいじゃないと、言われたのに何で学校に行けないのか…、それは…俺の心の問題、周りの目線、陰口
気にしないのはもう無理だ、行く度陰口やら聞こえるように犯罪者の息子だと、毎日毎日言われるのが怖かった、俺もいつか父親の様になるんじゃないかと……怖かった
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