あぁ、もう何日目だろう
今俺は、4LDKのマンションにいる。
カーテンの隙間から朝日が差す「眩しっ」あ、しまった。
背後に、大きな圧を感じる。俺はどうやら起こしてしまったようだ。
「おはよう♡天野君」
やってしまった。「おはようございます。愛喰さん」
この人は俺をこのマンションに、誘拐してきた人。愛喰さんは、スラリとした長身で、糸目気味。髪は白髪だ。
今俺はそんな愛喰さんと2人で、暮らしている。
「そんな方苦しゅうならんで、愛喰でええよ?」「わ、分かりました。愛喰…さん」
無理だ。俺のはこの人を呼び捨てにすることは出来ない。「かわいッ」愛喰さんがなにか呟いたように見えた。
「天野くん。準備しようね」
「はい」
俺は愛喰さんの所にゆっくりと、歩いて行った。
「偉いね。自分で来れたね」
鏡に映る自分と愛喰さんを見ながら、俺はもう一生ここで生き続けるのだろうか。
などと考えているうちに、ジャラっと鎖の音がした。
「はい、足出して〜」
俺は愛喰さんに言われるがまま足を出した
「いい子だね」
全て鎖をつけ終わった。
足、手、最後に首輪。
これがいつもの朝だ。
俺だって本当は、ここから逃げたいけど本能がそれを拒否する。
俺はSub愛喰さんは、DOMなのだから。
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