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15
#妖怪学校の先生はじめました
『俺は自分が嫌いです』
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キーンコーンカーンコーン……
「はぁ……やっと終わった…」
俺はそう口から言葉を漏らす。
「マサイ〜?どうしたん?w疲れてるねぇ〜w」
そう話しかけてきたのは同学年の絹道シルクだった。
彼は優しい人だ…こんな俺にも話しかけてくれる。
俺は突き放すように言った。
「あんたには関係ないよ…」
はぁ、なぜいつもこんな返し方になってしまうのだろうか…
俺は好きでこんな言い方をしてるんじゃないのに…
「……いつから?」
「……っえ、?」
あまりにも急な質問に自分でも驚くくらい裏返った声が出てしまった。
「最近さ…ほら、なんて言うの?冷たいじゃん?」
「……そう?」
「そうだよ?」
冷たい……か、わざとそうしてる訳じゃないのに……
自分では思ってなくても知らない所で相手を傷つけている。
あぁ、俺ってなんなんだろ、
「……俺、帰るから」
「そっか、じゃあまた明日!」
いつもこうだ…自分が嫌な会話になると無理矢理遮って帰る。
もう、自分に吐き気がするレベルだ…
俺はいつもの公園で考える
どうしたら他の人に好かれるようになれるのだろうか
どうしたら仲良くなれるのか
どうしたら…どうすれば…
いつもの如く繰り返す
自分の中で自問自答を繰り返しては振り出しに戻る。
「よっ……、!」
「うわっ、!?」
急に話しかけてくるソイツに俺はイラつきながら言う。
「……急に話しかけんなよ、 」
「別に良くな〜い?俺お前と長年一緒にいるし」
またそれだ。コイツはいつもそう言っては俺に話しかける。
紫泉 ダーマ。俺が物心ついた時から一緒にいる友達(?)だ。
よく俺に話しかけてくる。正直言って少しウザい…、
「っしょ……お前、ここ好きだよなぁ〜、」
当たり前のように俺の隣に座り会話を始める
「…お前になんの関係があるの?」
「いやぁ〜…変わったよな。マサイ」
『変わった』そうだろうな……俺は昔からこんなのじゃなかった。
昔はもっと友達と呼べる人も沢山いたし先生から
『社交的でいいね』
そう褒められるような人だった…昔は。
今は?どこが社交的だよ…無口で素っ気ない態度をとる。
気づけば友達と呼べる人もいなくなっていた。
「ほら、そろそろ時間じゃないのか?」
「……そうだね」
「んじゃ、俺こっちだから。またな〜!」
少しの間話を聞いて俺達は解散した。
話を聞いてる間も俺は一言で返すばかり……
いつからだろう、こんなに会話が苦手になったのは……
ᯓ 回想ᯓ
「声気持ち悪いよね〜…… 」
「え!wわかる〜ほんっとキモイ!!w」
「喋らなければいいのに」
俺の…声が、気持ち悪い……?
そん……な、じゃあみんな今まで無理して俺と話してたってこと、?
そんなの……そんなの、
あの時だ……あの時から俺は友達を信頼しなくなった。
無口になったのもその時からだった。
話さなければ…本当の友達もできる。そう信じて……
でも、一向に現れなかった。
そのまま中学…高校と進んで…
「っ……」
思い出す必要なかったかもな……
俺は……自分が嫌いです。
今もこの先も……ずっと……
コメント
1件
うわ、この第1話、すごく切ない……。主人公・マサイの「自分が嫌い」って言葉が冒頭からずしんと来ました。シルクくんに冷たく返しちゃうところとか、あとで「なんでこんな言い方に……」って後悔してる描写がリアルで、読んでるこっちも胸がぎゅっとなりました。回想で「声気持ち悪い」って言われた過去が明かされる流れも良くて、そりゃ無口になるよな……って納得させられました。でも、ダーマみたいに長年隣にいてくれる存在がいるのは救いですよね。続きがすごく気になります!