オリキャラが出て来ます
地雷な方は後ろを向いて自分の好きなCPの所に行きましょう
なお、一話目は、四季愛され要素は出ません
「ここか…」
そっと重い扉を静かに開ければ..
目の前には、無数の桃達が一人の鬼に群がっていた。
桃「誰だッ」ザシュッ
「グアッ」バタンッ
桃「ヒィッ」
目の前に居た桃の一人の首が跳ねる
跳ねた途端、周りの桃達は焦り急いで外に出ようとするが相手の思う壺だった
逃げ出そうとした桃は、次々に首を刎ねられ
頭が地面へと落ちていった。
「…あれで最後か~」
そして、目の前に居る最後の桃の首を跳ねれば
手足をガッチリ縛られて居る鬼の元へと向かう
「…息はしてるし脈は若干弱いな」
「でも、これで生きてるとか凄いなぁ..」
目の前のその鬼は、先程まで実験されてたであろう荒れ果てた姿だった、皮膚は剥がされ
身体中切り傷があり血を抜かれていたのか
顔は真っ青で貧血状態…
「…まだこんなに幼い子供が」
「もっと早く来れたらよかったな..」ヨイショ
その子供の鬼を持ち上げ外へと運ぶ
外には相方の鬼が車を用意して待っていた。
「あ!熊崎さーん!こっちですよ」
「おい、ヨロム大きな声を出すんじゃねぇ」
「近所迷惑だ!」
そう愚痴を言いながら車へと乗り込む
車に乗り込んで直ぐに応急処置をする、
子「ンッ…」
熊「お..気が付いたか?」
子「ヒッ..ごめんなさいごめんなさいッ」
怯えながら何度も謝る子供を見て心が痛む
処置した傷を見ながら何度も後悔が襲う
熊「大丈夫だ悪い事はしねーよ..と言っても」
「この面を被ってたらそりゃ~こえーよな」
そう、熊崎は熊のようなお面を被っており
姿を見せないように茶緑のフードを被って居た為、顔も見えない見ず知らずの奴だ
そりゃ、子供も怯えるだろう
ヨ「大丈夫だよ~熊崎さんは優しいから」
「お!もうすぐで保護施設に着きますよ」
熊「分かった」
子「保護..施設?」
熊「お前の事情は分かってる、辛かったんだな..大丈夫だ今行く保護施設には、お前を傷つける奴なんて誰一人としていねぇからよ」
そう言い優しく子供の頭を撫でてやると
子供は泣きそうな顔をしながら元気いっぱいに
ありがとうと言った。
子「すごい!大きいね!!」
熊「そうだろう、ここでお前は今日から暮らすんだ」
「もしかして、その子が言ってた子かい?」
施設の入り口から一人の女性が出て来る
見た目からしてざっと70代の女性だ。
ヨ「婆ちゃん!そうそうこの子がさっき電話した子ね!事情はさっき話した通り!」
婆「はいはい、可愛い子だねきっとみんなと直ぐに仲良くなれるよ…」
この見るからに飴ちゃんをくれそうな優しい顔をした女性は、ヨロムのお婆ちゃんだ..お婆ちゃんと言ってもヨロムがそう呼んでるだけで
本当の婆ちゃんでは無い、ヨロムはこの保護施設で一時期働いて居た時に色々とお世話になって俺と行動する時に桃の基地から助けた親の居ない子供の鬼をここへ送って居るのだ。
婆「熊崎ちゃん、怪我はしてない?大丈夫?」
熊「あぁ、大丈夫だよ」
婆「辛くなったらいつでもおいで、暖まる飲み物と食べ物を準備して待っておくからね」
優しい口調でそう言うお婆ちゃん
ヨ「…婆ちゃんッ」今にも泣きそうなヨロム
熊「この子頼んだよ」
婆「はいはい、任せておいて」
子「…?」
熊「僕、名前は?聞いてなかったね」
子「ユウキ!ユウキだよ!」
熊「そうか!ユウキ君か!」
「いい名前だ、ユウキ君またヨロムと共にここへ君に会いに来るね」
ユ「うん!ありがとう、えっと..お姉ちゃん!」
熊「!?」
ヨ「…プッw」
「アハハッwwwおねッお姉ちゃんだってよw」
「フグw…」
熊「…ユウキ君」
ユ「どうしたの?お姉ちゃん!」
熊「俺は…男だ」
ユ「…?お姉ちゃんは、お姉ちゃんでしょ?」
ヨ「フグゥwwww…」
熊「..分かったお姉ちゃんでいい」
「ユウキ、でもその呼び方は辞めてくれ、熊崎と呼んでくれ」
ユ「熊崎お姉ちゃん!」
熊「…」
ヨ「アハハwユウキ君良いね!面白いよ君ッw」
「熊崎お姉ちゃんッw」フグッ
熊崎がヨロムの腹を蹴る
熊「ヨロムそろそろ時間だ行くぞ」
ヨ「ありゃ、もうそんな時間か」
ユ「?」
熊「ユウキ、俺達は仕事がある直ぐには会いに来られないがまたきっと会いに来る」
ユ「分かった!」
ヨ「さて、じゃあね~ユウキ君!」
そう言いながらヨロムと熊崎は、車に乗り込む
その姿をジッと婆ちゃんの腕の中で見つめるユウキ
婆「そろそろ、中に入ろうか」
ユ「…うん」
「最近、鬼機関にも属さず鬼桃関係なく助けて居ると言う野放しになってる鬼が居るそうだ」
「あ!聞いたことあるよそれ~」
「あれでしょ~?一人は熊の面を被った不気味な鬼、もう一人は優しい顔をしながら本性は腹黒と言われてる鬼でしょ~?」
「噂ではそうだな…」
「ケッそれで?それを探せってか?」
「そうだね~一応探索はして欲しいかな」
「見つかり次第少し保護して欲しいね」
「分かりました」
「探しては見ます」
「俺は~色々用事があるから探せたら探すね」
「馨に探させる」
「え..まっすー人任せ?」
「真澄、それは無いと思うが」
真「黙れ、京也テメェ人の事言えねぇだろ」
「テメェも探せよ」
京「俺は~怪我してる人達助けなきゃだから」
「まぁ、俺の代わりにダノッチが探してくれるよ~!ね?ダノッチ-」
無「…善処する」
「だが、見つかるかは分からない」
「その鬼の情報があまりにも少な過ぎる」
京「確かにね~..不気味な鬼と腹黒な鬼..」
「熊の面を被ってる鬼なら直ぐ見つかるかもだけど、腹黒な鬼となれば..見つからないよね」
真「そもそも、腹黒な鬼って何だよ..」
京「めちゃ、見た目で判断してるよね」
無「まずは、熊の面を付けてる鬼を探す方が無駄がない」
京「そうだね」
「話がまとまったみたいだね、まぁ見つかり次第保護して欲しいってだけだから、確実に見つけなくても大丈夫だよ〜」
熊「…寒い」
ヨ「え⁉︎寒い?暖房にしようか?」
熊「…いや良い」
嫌な予感がする、とてもいや絶対に
何処か遠くに地下深くに逃げたい…
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続き楽しみ(((o(*゚▽゚*)o)))

四季はまだでてない❓