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先輩へ___
遡ること1時間くらい前
「なんだ?これ…」
帰る時に下駄箱を見ると、1通の封筒が。
それだけならばよかったが、
それだけではない。
なんと、彼女がいない歴=年齢の俺宛に、
ラブレターらしきものが入っていた
「まじかよ…!」
あまりの嬉しさに、
思わず声を出してしまった。
いやいやいや、だって、俺だぜ?
佐藤真守だぜ?
クラスじゃお調子者で、
みんなから完璧ネタ枠にされてる!!
金髪にしてモテようとしたけど、
その金髪すらもいじられちまうやつが…
こんな、いいのか?!
つか、ドッキリじゃねーよな…??
きょろきょろと周りを見るが、
周りは
「昨日のテレビ見た?」
だとか、
「カラオケ行かね?」
とかの話題ばっかり!
それじゃ、
これは家でじっくり読むとしますか〜
「真守じゃん!今日一緒に遊べる?」
ゲ〜、今日はこいつがあるってのに、
なんでこーゆーときに限って!!
「わりわり!今日は用事あるからさ!」
「ちぇ!んじゃ、また今度誘うわ!」
「おーおー、そうしてくれ!」
あぶね〜!!バレずに耐えたー!!!
そのまま俺は家に帰ることにした。
それで今に至る。
いや、そもそもおかしくねぇか?
今まで告っても全員に振られて、
ワンチャンある女の子とも
いっつも上手く行かない俺が、なんで!
急にラブレターなんか貰っちゃって…
まぁいい、取り敢えず開けてみるか…
まもるくんへ
体育祭での活躍、そして、
クラスで元気にしているところに惚れました。
もし良かったら付き合ってください。
○月○日に後者裏で待ってます。
なんかめっちゃ字かわいーーーーー
しかも手紙からいい匂いするしーーー
○月○日か…
…ん?誰から来たか書いてねぇ?!
でもまぁ、字可愛いしいい匂いするし…
大丈夫だろ!
呑気なことを考えその日になるまで過ごした。
あんな風になるとは知らずに…