コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
nkside.
─────あ、きんときがいる。
こんな早い時間に登校なんて珍しい……
2人で話せる機会なんて貴重だし、今日は一緒に登校しようかな。
nk「きんときっ!おはよう!」
kn「…………あ…おはよう、Nakamu」
nk「こんな早く登校してるなんて珍…し……」
─────え……?
首の辺りに火傷跡……?
kn「……Nakamu?」
nk「……その火傷、どうしたの?」
kn「ぁ……………………」
kn「………………これは、ちょっと料理で失敗しちゃってね。大したことないから大丈夫」
また、あの笑顔だ。
オレが苦手で、少し怖い、あの笑顔。
nk「…………なんで…笑うの……?痛かったんじゃないの……?」
これが、今オレが聞ける精一杯の言葉。
なんだか、それ以上踏み込むのが怖くて。
kn「……え?なんでって……あれ……?なんで俺、笑ってるんだろう……」
nk「……ねぇ…きんとき、大丈夫なの……?」
kn「…心配かけてごめんね。大丈夫だよ」
nk「何かあったら絶対話してね。話、聞くから」
kn「うん」
オレは、すごく怖かった。
なんだか、きんときが壊れてしまうような……
きんときが、きんときでなくなってしまいそうで……
─────オレは、どうするのが正解なんだろう……。