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「俺ら親友な」
始まりはその言葉だった。普通に聞けばいい言葉かもしれない。けれど、その言葉を発した人によっては捉え方が全く違う。
放課後のチャイムが鳴るとすぐに僕の方に駆け寄ってくる山下くん。山下くんと親友になってからどれくらいたっただろうか。毎日山下くんのツレのところにバイクで強制的に連れていかれる日々を過ごしている。きっと今日もその日々の1日になる。
「なぁ、今日俺と遊ばへん?」
「うん…いつものところやんな」
「ううん、今日はちょっと二人で遊ぼうや」
珍しい。この誘いこそ断ってはいけない気がした。僕はすぐに誘いに乗り、山下くんについて行った。ただ、軽々しくついて行くのはいいが、何をされるか分からない恐怖が勝っている。
山下くんの派手なバイクに今日も乗る。いつもの違う場所に行くから街並みがいつもと違う。僕はどこに行くのか分からずに、ただ恐怖で目を閉じた。
「着いたで」
建物を見上げると派手なネオン看板にホテルのような建物。僕はその瞬間はっとした。まずいことが起こりそうだと。
「行くで」
「山下くん、ここって…」
「見たらわかるやろ」
何も言い返せない。山下くんの顔から察しろという顔が伺える。僕は渋々頷きホテルの中に入っていった。部屋に入ると山下くんは辺りを見渡した。
「案外綺麗やな」
部屋にはダブルベッドとテーブル、ホテルにありがちなものが置かれていた。僕は何をしていいか分からず棒立ちで部屋を眺めていると、山下くんに腕を掴まれ、ベッドに押し倒された。
「なぁ、お前ってさ、童貞やろ。」
「え、え?」
山下くんはそのまま僕のほうに倒れ込んできた。そして抱きつくように体制を変えて、耳元で囁いてきた。
「俺知ってんねん。お前が童貞なんも全部。」
「い、いきなりどうしたん…」
「俺とやってみる?」
その言葉で顔が一気に熱くなった。どういうことだ、と頭の中がパンク寸前だった。
「足にあってるんやけど、もしかして勃ってる?」
下半身が暑くて脈をうっている感覚。完全に勃っている。バレてしまった。山下くんの声だけで勃ってしまったのがバレた。
「やっぱりそうなんや、きっしょ」
そういうと山下くんは僕のズボンのチャックを下ろし、カバンからローションを取り出して僕の物に塗り手でしごいた。ちょっとの刺激も声が出てしまいそうで口を抑えた。
「なぁ、もういれていい?」
どうしたらいいか全く分からないまま、僕は頷いた。すると山下くんはズボンを脱ぎ、僕の物を自分にいれた。
「でかっ…んっ…」
ゆっくりと熱で包まれていく。ぎゅっと締まる中が初めて味わった感覚で息が荒くなる。山下くんがまたこちらに倒れてきて、抱きついてきた。耳のそばで山下くんの甘い声が聞こえる。
「んぁっ…きもちいっ?」
「は、はい…」
返事をしないとどうなるか分からないから返事をするけど、今の山下くんの声は今にもとろけそうでドキドキした。そして何より、距離が近いと山下くんのいい匂いがしてきた。こんなこと言ったら確実に殴られるのに。
「んんっ…やばっ」
我慢できなくなってきた。僕は山下くんの腕を掴んで、下に組み敷いた。体制が逆になって驚いた顔をする山下くん。そんな彼を無視して、腰を振った。
「なぁっ…それいややぁっ…」
山下くんごめん。今の僕はもう止められない。僕は腰を振り、山下くんにキスをした。
「んんっ…」
苦しそうな声を出す山下くんも、可愛い声を出す山下くんも、いつもの怖い山下くんも、全てがギャップで全てが好きになりそうだった。
もえ。@4代目
もえ。@4代目