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続き_____
親が車で仕事に行ったとたんに私は近所の公園へ行った。
ここでゆっくりできる。
と思った。
他の人が次々に来た。この公園でイベントをするらしい。
なので私はその公園の近所にある神社へ行った。
そこには誰もいない。とても静かな神社だった。
とても心地よい。天国のようだ。
そしてその奥に行くと1人、小さい子供が寂しそうにシャボン玉を吹いていた。
「どうしたの?」と声を掛けると「おねえさんも1人?」と言われた。
そうだよ。1人さ。
「1人だよ。」と言ったら「そっかあ。私も1人だよ。」
見た目からしたら今にも家族に捨てられた子供に見える。
「大丈夫?」と聞くと「なにが?」と。
「小さいけど、1人でいて大丈夫ということだよ」と言ったら「慣れてるから大丈夫。」と言った。
どうしたんだろう。まさに転生した女の子みたい。
「おねえさん学校行かないの?」
「え?」
びっくりしたから言葉が失った。
こんなに小さいのに言葉が喋れるのもおかしい。学校なんて言葉知ってるんだ。
最近の子はこわいな。
「私は孤独が落ち着くんだ。だから独りでここに来たの。もちろん行かないよ。」
「行く気は無いから」
小さい女の子は「そっか」「私は心配しちゃうな」
「どうして?」
「私のおねえちゃんもそうなんだ」
「お母さんに文句ばっかり言われて、暴力もされるから。」
私と一緒だ。
「そうなんだね。私のところも一緒さ。」
真上に向いて喋る。
「私、来世生まれ変わったら小説家になりたいんだ」
女の子は「そうなんだ。私もなりたいんだ」
「え?」
後ろを振り向くとその小さな女の子は居なくなっていた______
小さな女の子の言葉を忘れられない。なんでだろう。
神社の奥深く行ってみると、また小さな女の子がいた。
さっきの女の子だ。
「ねえ、!まって、!」
手を伸ばしても透明になって消えてしまう。
この世界はどうなっているの?
心の中で聞こえてくる。
そう。
女の子の声が。
「ごめんね、君には話せないんだ。」
嘘。
じゃあなんでさっきは喋れたの?
「神様が許してくれたんだよ。じゃあね」
心の中で言う。
「神様…?」
今まで神様はいないと思っていた。この女の子の言葉で新しいことに築いた。
神様がいるなんて。
さっきいた心の中の女の子の声は聞こえなくなった。
今のは幻なの?いったいどこに行ったの。
女の子の名前も、顔も、なんにも聞けなかったしなんも見てなかった。
ただ小さい女の子。
周りから変な音が聞こえてくる。
ガサガサ_____
周りをふと見てみると
なんにもいなかった。
風だったのかな。
ちょっと奇妙だった。
もっともっと奥深く行ってみたら
綺麗な青空がみえてきた。
そのところには猫が3匹いた。
にゃーにゃー言っている。
誰かに撫でられてもらってる?周りには誰もいないけど…
声を出したら迷惑だ。近くに行くとしよう。
「よろこんでる?うふふ」
女の子の声が聞こえる。そしてさっきの女の子の声と一緒だ。
「あの!」
ふと猫がこっちをみる。
透明で何も見えない。でも、猫の体の上に手が少しみえる。
やっぱり女の子だ。
「さっきの女の子だよね。」
「バレちゃったか…」
やっぱりこの女の子だった。
続く_____