この作品はいかがでしたか?
2,302
この作品はいかがでしたか?
2,302
ーーーーー
!注意!
・ベーコンレタスです
・過激表現🍐(ほのぼの)
・純粋、地雷さん❌
(※ご本人様には関係ありません)
ーーーーー
sm×shk 「ファーストキスは…?」
shk . side
乾いたアスファルトの上。じわじわと体の奥底から煮え滾るような暑さが俺を襲う中、
重たい足を引きずりながらも、一歩一歩と着実に進んでいく
大好きな “あいつ” に会うために。
「家遠いんだよ……くそがぁ…、 ッ」
ーーーーー
ピーンポーン
家のインターホンを押す。
それから暫くして、ばたばたと足音が聞こえたかと思ったら目の前の扉が開いた
「…?!、シャークんなんでいんの…?」
「よっ!家入れて!!」
「はぁ…?なんで急に、?w」
「ねえお願い!だめ…? 」
「ッ…しゃあねーなぁ…」
「ほら、入って」
下手したら追い返されるかなと思ったけど、まさかこんなに早く入れてくれるなんて。
少し驚いていると、「早く」と手招きをされたので慌てて家の中に入る
「おじゃましまーす」
「邪魔すんなら帰れー」
「家ん中に入れたスマイルが悪い。」
「ぁー…俺がバカだったわ」
そんな他愛もない会話をしながら靴を脱ぐ。
居間に出ると、まるでおばあちゃんの家を思わせるような和の空間が広がっていた
スマイルの家に来るのは別に初めてじゃない
けどやっぱりいつ来ても緊張するな…。
それは多分、慣れない和室と好きな人との2人きりの空間だからだろう
鼓動が早まるのを感じる。
「シャークんそこらへん座ってて」
「今お茶出すから。」
「おーありがと」
畳の上に腰を下ろす。
目を閉じて周りに集中してみた。
道中では気付かなかったセミの鳴き声、心地よい風鈴の音、海の波がぶつかり合う音から潮の匂いまで。
全てを自分の中に吸収するように息をする
やっぱりスマイルの家で過ごす夏が1番好きだ。
嫌な事をぜーんぶ忘れられる。 夏をダイレクトに感じれるし、何よりも居心地がいい。
ふと目を開けると、コップに注がれたお茶がテーブルに置かれ、目の前にはスマイルが突っ立っていた
「で?なんで家にきたの?」
「………宿題手伝ってもらおうと…。」
「…ふはッw…素直でよろしい、」ポンポン
「ッ…なでんな…//」
普段見れないレアな笑顔にどきっとする。
スマイルが触れているところから自分の鼓動が伝わっちゃいそうで…
スマイルがテーブルを挟んで対面に座る。
「ほら、課題出せ」
「早く終わらせて休もーぜ」
「…!うん!」
ーーーーー
「やたー!おわった!!」
「スマイルありがとー!」ギュー…ッ
「おまッ…やめろ!// 暑苦しい…!」
「うん俺も暑い。」
「じゃあ離れろや…w」
「……それはちょっと嫌かも」
だって好きな奴とは離れたくないだろ。
なるべくスマイルを感じられるように、肩に顔を埋める。うん、幸せ……
てかまって。
勢いで抱き着いたけど恥ずいな、これ。
あれどうやって離れたら……ちょ、まずい。
顔あつい顔あつい。
「…シャークん…?」
「どした…?めっちゃ顔赤いけど、」
「はぇ…ッ?!」
「ッ見んな!バカ!///」バシッ
「はぁ……?、んだよ…」
何してんだよおれ……。
絶対好きなんてバレたらダメなんだから… 恋人にはなれなくてもせめていい友達で居たい。
うし、平常心…!!
「せっかくアイスあげようと思ったのになー」
「はっ…?!まじ!!✨」
「いや?でも俺バカらしいし?」
「そ、それは言葉の綾じゃん(?)」
「そーなん…?w」
アイスは欲しい、切実に。
こんな暑い中勉強頑張ったんだしね
「あいす…お願い…!」
「ッ…// 俺お願いに弱いなぁ…」ボソッ
「な、なんか言った?」
「えや、!なんでもない。」
「アイス一緒に食べよっか」
「やった!あ、でも俺ぶどう味無理なんで。」
「ww…面倒くせぇ奴だなw」
呆れた顔をしながらも楽しそうに笑う。
なんかスマイル機嫌いいな…、普段学校でこんな笑顔は見た事がない
俺と2人っきりだから………なんてね!!
流石にそれは自意識過剰過ぎでしょ…。
スマイルが自分と俺の分を持って縁側に腰掛ける。それを見て、俺もスマイルの隣に座った
俺の分のアイスを渡してくれる。
「てんきゅ」
透明な袋に包まれたアイスは、袋の上からでも冷たくて。
ふと触れる瞬間が心地よい
「わわっ、溶けてんだけど!」
今は真夏日。冷凍庫から出したらすぐ溶けてしまうというのに、ちんたらしていた俺がバカだった
手に溢れたアイスを舌でなぞる
「もー…」ペロ…チュ、ッ
「ッ…ゴクッ…」
「…?何見てんの…?」
「ぇッ…?// 別に見てねーけど…?」
「嘘じゃんそれは…w」
スマイルの手元を見ると、まだ全然減っていないアイスが見えた。
少し溶けかかっていて、今にも手に付いてしまいそう
「スマイル早く食べなよ」
「あ、あぁそうだな。」
「ちなそれ何味?」
「ん?…んー…。 ないしょ」
「えーなんで!」
そこ別に隠すとこじゃないだろ!
と言いたいのを抑えて、諦めて自分のアイスを頬張る。
そーいえば昔から不思議な奴だったな、 スマイルは。
俺がスマイルと出会ったのは3年前、ちょうど中学3年生の頃。
スマイルが転校生として俺の学校にやって来たのが初めてだ
こんな時期に転校とか珍しいな、と思って最初はただの興味だったのに。
仲良くなってくる内に、
意外とおもしろい奴だとか
話聞いてないのに、人の事よく見てるなとか
笑顔が好きだな、とか。
スマイルの良いところばっか見えてきて、いつの間にか大好きになっていた。
高校で離れちゃうかと思ったけど、偶々行きたい所が同じで今こうやって一緒に居られてる
長い間一緒に居ると結構分かるもんで。
「スマイルには好きな人がいる」。 ついこの間気付いた事だ
ふとそういう話になった時に、本人は「いないよ」なんて言ってたけど。
流石に嘘をつくのが下手過ぎる。
めっちゃ動揺しててバレバレだった
まあ正直傷付いたよね。
ずっと大好きだったんだもん。もしかしたら…とか期待しちゃった事もあった。
でも違ったから、せめて傍に居たいと思って仲の良い”友達”を演じてるわけ。
でもたまに、無性に胸が痛くなる時があるんだ。
傍に居たいのに、気持ちに気付いて欲しくて、でも気付いて欲しくなくて…
複雑過ぎる感情が湧き出て止まらない。
スマイルが俺を好きならどんなに良かったか。
そう何回考えたか数え切れない
あー苦しい。
もうさっさと思いを伝えて解放されたい
「シャークん、俺のも食べる?」
「…は?いや、いーよ…」
「何味か教えてくんないし。」
てか間接キスだろそれ…//
無意識でやってんのかこいつ…。
「……じゃあ教えてあげる」
「え?……、
……んむッ」
、………え、………な…、ッ、?
何が、起こって………?、、?
唇と唇が触れ合う音が、
頭の中でループ再生される。
いま、……俺、………………?//
「……ほら、何味か分かったでしょ?」
「…さいあく………」
「おれの嫌いな味だし………………」
ファーストキスは
葡萄味 _ 。
後半の雑さが目立ちます…。
あの、よくあるじゃないですか。
『ファーストキスは◯◯味。』みたいな、
それを葡萄組だから葡萄味にしようと…。
まあそれがしたかっただけですね、
個人的にスマさんも受けなので、今後も過激のお話は無いと思います!(多分)
今回もどっちが受けとか、
正直あんま関係ないですね
読んで下さってありがとうございましたあー
コメント
13件
あっ神ということで目が浄化されたので感謝
あぁああ…好きだぁ… 好きすぎてたまらないのでとりあえず顔洗ってきました(?)冷静になることって大事だね いやほんと、しゅらさん貴方天才だね…?いや、知ってるけども… なんか、思春期の高校男子の夏の風景みたいで好きすぎたわ、うん。 ありがとう^_^
かわよ、、 もう♡♡♡に来てますよね?