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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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奏㮈凛に案内された先には一つの大きい家があった、それは春咲の家よりもよっぽど豪華で大きな家だった

「ここに住んで貰います、生活費は基本的に皆さんで稼いで欲しいのですが、最初なので先生からと貴方達の親からいくらか貰っています、これでしばらくは生活出来るでしょうし、共同生活を楽しんでくださいね」

そう言うと先生は学校に向かって歩いて行った、そして家に入って行く時に春咲達は視線を感じていた、でもどこにも姿が無かった為に、気のせいと思いながら家に入って行った

「ひっろぉ!」

死瀬が家に声を響かせた、だが実際とても広い、リビングだけで以前春咲が住んでいた家の3倍はあるだろう

「2階に部屋が5つあるから部屋にしよーぜ!俺ここがいい!」

赤也が階段から顔を覗かせて話した、赤也が選んだのは階段から1番近い部屋だ、部屋の大きさはほぼ変わらない為、ただの場所の問題だった

そして部屋決めは早く終わった、階段がある左側から赤也、水谷、春咲、死瀬、冬海の順となった、外はすぐに暗くなった

「晩飯どうするー?親から貰ったからパーって行くか!」

赤也がみんなに聞く

「バカか、一瞬で金が消えるぞ」

水谷が呆れながら言う、みんなも水谷に同意している

「てゆうかうち親から貰ってないしそうなると強制的に奢りになるけど〜!」

そう死瀬が言うと少し空気が暗くなった

「親と仲、悪いのか…?」

冬海が聞きづらそうに聞く、それに返事する死瀬の声は少し暗かった

「うーん…言いたくないな〜思い出しちゃうし…親と仲良くないよりもきついしね〜…」

それを聞くと一気に雰囲気が暗くなったがすぐに死瀬が話した

「なんでそんな暗くなるんだよー!ほら明るくさ!安い所なら食べれるよー!お金無い訳じゃ無いしー!」

それにみんな同意し、外に軽く食べに行こうと玄関を出た時に先程と同じ視線を感じた、これは全員流石に違和感を感じ、周りを見渡した、すると冬海が雪で一部の周りを凍らせて、そこに近づいた、皆何が居るのだろうと後を追い、そこで見た物は1匹小さな犬がちょこんと座っていた、氷を怖がっている様子は無く、静かに座っている

「何この子!可愛い!」

そう言って死瀬は犬を撫でようと手を伸ばすと犬が急に怖がり冬海の足の周りをぐるぐると回っていた

「あちゃー…怖がらせたね…」

死瀬が申し訳なさそうに声を出す、そんな死瀬を背に冬海が犬に手を伸ばす、だか犬は怖がらずに撫でてくれと言っているように冬海にすり寄る

「…なんで死瀬はダメなのにな…不思議だ」

冬海が不思議そうに犬を撫でていた、そしてそろそろ行こうと離れようとしたが犬は着いたくる、

「もしかして…飼われたいんじゃ無いですか?」

春咲がそう言うと犬は尻尾を大きく振った

「…なぁ、こいつ飼ってもいいか?餌代は俺が掛け持つし、世話をお前らに任せないからさ、頼む」

冬海が頼み込みながら言った、そしたらずっと黙ってた水谷が話した

「1人で全部世話しようとすんな、俺も飼いたい、賛成だから俺にも世話する責任が出来たぞ?1人でやらせねぇからな」

水谷が話すとそれに続けて皆んなも賛成の声を上げた

「…ありがとう」

冬海の声が少し明るい気がした、そして帰りに犬の世話道具を買って帰ろうと犬の為に、簡易的なリードを春咲がツタと花で作り、犬に付けてあげた、犬が嫌がらない匂いと食べても害が無い葉で作った物だ

「冬海君、リード持ってあげて」

春咲はそう言って冬海にリードを渡した

「えーずるい!私にも飼う責任はあるんだから〜!」

死瀬が頬を膨らめながら話す

「最初は冬海だ、帰ったら当番を決めよう」

水谷が死瀬を納得するように話して、外へ歩き出して、それに着いていくようにみんな歩き出す

動物病院

犬が病気や感染症を持っているか調べる為動物病院に行った、調べる為時間を取ると言われ、その間にご飯に行くことにした

お店

「祝入学記念!かんぱーい!」

赤也の明るい声が店全体に響きわたる、 安いお店と言う事で有名なイタリアンのお店に来ている、みんなで軽く自己紹介をしてご飯を食べ、楽しんでいた、春咲は実は大食いな為みんなに少し驚かれたそう、全部美味しそうに食べてるから奢りたくなったと後にクラスメイトは語る…さて時間がたち動物病院から連絡が来て、犬を連れて家へ帰った

家に帰って

みんなのただいまと言う声が同時に聞こえた

「この子なんて名前にするー?」

死瀬が冬海に聞くように話す

「名前…決めたこと無いからな…」

冬海が少し困ったように話して、黙り込んだ、きっと悩んでいるのだろう

「うーん…こまさぶろう!」

赤也が思いついて声を出す

「却下」

水谷は迷いなく言った

「はぁ⁉︎酷すぎだろ!言い方があるだろ!」

「でもネーミングセンス無いにも程があるだろなんだよこまさぶろうって」

口喧嘩をしている2人を背に3人で名前を考えている

「…アース、宇宙だなこれ」

冬海が何度も言って否定してを繰り返している

「冬…雪って英語で…?」

死瀬が春咲に聞く

「スノーですね、でもだからスノーは安直過ぎますし…」

春咲が迷いながら話す

「スノ…スノなんてどうだ?」

冬海が提案する

「いいねー!」

みんな賛成して今日が終わった

次回 episode3 化け猫


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