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𐙚 花見 ໒꒱· ゚
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#アラスター
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まさか付き合えると思ってなかった。
こっちを見てほしくて色々アプローチしてたけど、ゆうさんは鈍い。ほんとに鈍い…!!なっかなか好意に気付いてくれなかった。
どうせ手越さんとか俺なんかより背も高くてかっこいい人のところに行くと思ってた。
だって俺とは釣り合わない。
そう思ってたのに…
ゆうさんは俺を好きだと言ってくれた!
大事にしようと思った。
ほんとに大切にしたいと思った。
付き合ってから毎日電話した。
電話口から聞こえるかわいいゆうさんの声に癒されていた。
手料理を作ってもらえる事になりおうちデートをする事になった。
インターホンを押すのが私服の自分でなんだか変な感覚だった。
いつもは玄関まで。
でも、もうその先に入ってもいいんだ。
『いらっしゃい♪』と迎えてくれた笑顔がかわいい。
思わず玄関先で抱き締めた。ずっとこうしたかったと伝えると『私も』と言ってふふ♪と笑う。
ああ、この人もう、俺のなんだ。
作ってくれた料理が美味しかった!
メンチカツって家で作れるものなのかとびっくりした(笑)ポテトサラダも豚汁もどれも美味しかった。
いつだか話したことを覚えてくれて、チーズケーキまで作ってくれていた!
もうほんとに幸せだと思った。
大好きな人においしいご飯を作ってもらって、大好きな人の笑顔を見ながらそれを食べる。めっっちゃくちゃ幸せだ。
たまにお弁当も作ってくれた。
片付けが楽なようにと使い捨て容器に入れてくれて毎回デザートも付けてくれた。もちろん手作りだ。一口サイズのチョコバナナとか、プリンとかパンナコッタとか。パンナコッタは初めて食べた。どれもすごくおいしい。
あと、お茶とマルチビタミン入の紙パックのジュース。多分俺がコンビニ弁当ばっかり食べてるから栄養バランスを心配されていた(笑)
使い捨てのお手拭きシートと割り箸とかが可愛くついている。
どれも愛情を感じたが中でも俺は一言二言かかれたメッセージカードがすごく嬉しかった。
それも毎回必ずついてて、『大好きなあきらくん♪』から始まって“仕事頑張ってね”“とか短いものだったが俺の宝物になっていった。
仕事で使うチャック付きのファイルに入れて全て取っておいた。
そんな幸せな毎日だったがゆうさんがバイトを始めるという。
行きつけになった美容室のオーナーさんがバーを開店するらしい。そこで働いてくれないかと誘いを受けたという。
…まあ納得はいく。
だってキレイだから。
見栄えがする女の人がほしいのだろう。
それにゆうさんは話も料理も上手だし、お酒も飲めるらしい。自分は全く酒が飲めない…。
時給もいいみたいだけど、正直嫌だった。
バーっていったことはないが…お酒を飲む所だし男の人がいっぱい来るはず。それが嫌だ。ゆうさんが声をかけられるのが嫌だ。それ以前にゆうさんを見られるのすら嫌だ。
…俺のなのに。
でもそんなこと言えない。
モヤモヤしながらその開店が近づくとラッキーが起きた。
『あきらくんも一緒にバイトやる??』
「え?!?!俺飲めないよ?!」
『うん!もちろんそれは知ってる〜!多分オーナーと2人じゃまわらないからあと一人くらいいた方がいいかねって言ってて…どうかな〜って!もちろん本業あるしムリにとは言わないよ〜!』
「やる!!!!」
即答した。
心配だった。変な男の人に声かけられないかすごく不安だったし少しでも一緒にいれる時間が増えるなんて願ったり叶ったりだった。
そうこうして一緒に週に2回バイトをすることになった。