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【TETTA side】
「玲、好き」
「……」
「…玲?」
反応がないから
後ろから顔を覗くと
「…え、なんで」
静かに涙を流す玲の姿
「…ッ」
「…玲、何で泣いてるの」
「…」
「…玲?」
沈黙の時間が流れる
そんな時
玲が口を開いた
「…哲汰とは……付き合えない」
震えて消えるような小さな声で
でも確かに俺の耳には届いた
「…え?」
なんで、
どうして…
俺の事好きなんじゃないの…?
その涙はなんなの…?
色々な感情が出てきて
言葉が発せない
どうにか絞り出した言葉は
「…なんで」
情けなくて、
でもそんな言葉さえ聞いて貰えない
「とにかく無理だから、離して」
「…ねぇ、なんで…」
「離せよ…!もう、帰って!!」
いつも冷静な玲が
泣き叫ぶなんて珍しくて
仕方なく、玲を解放すると
俺から距離を取るように
すぐにベットから立ち上がった
「お見舞い来てくれてありがとう。
自分勝手で本当にごめん…もう…帰って」
俺の方を頑なに見ようともせず
そう言い放つ玲
言いたい事、聞きたい事
沢山あったけど
これ以上関係を壊したくなかったし
嫌われてしまうのが怖かった俺は
「…帰るね、ごめんね」
家に帰ることにした
家に帰って
シャワーを浴びながら
今日の玲を思い出す
しんどそうな姿
甘えた可愛い姿
静かに涙を流す姿
泣き叫ぶ姿
どうして…
なんで…
俺だけって言ったくせに…
分からないことだらけ
でも一つだけ確かな事がある
「俺、フラれたんだな…ッ」
視界がぼやける
シャワーで必死に誤魔化しても
「…ッ」
涙が止まらない
この後リハなのに
鏡を見ると
「…はは…酷い顔…」
メンバーに気づかれるかな
まぁ、大丈夫だよね
玲との事どうしよ…
そんな事を考えながら支度をして家を出た
コメント
1件
ずっと待ってました!このあと2人どうなるんだろ🥺続き楽しみに待ってます!