コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
はー,今日も兄様と目すら合わせられなかった…そんな事を考えながら教室に入る
わたくしが教室に入り暫くすると,見たことのあるかわい子ちゃんが入って来た
その隣には学校で人気者の1人の中島先輩がいた
あら,珍しいですね,と思っていると ヒソヒソと話し声が聞こえ始めた
モブ1「ねぇ,彼奴さ馴れ馴れしく敦様と喋ってると思わない?」
モブ2「分かる〜,新旧双黒様のファンクラブにも入ってない癖に何喋ってんの?って感じ」
いつの世も女性の嫉妬は醜いものです
モブ1「ちょっと話してこよっかな
この私,新旧双黒様のファンクラブリーダーの私が,分からせてあげるわ」
1人の女がかわい子ちゃん達に近付いた
モブ1「敦様〜♡」
敦「?どうしたの?
あと,様じゃなくていいんだけど……」
モブ1「いえ,そんなこと!
呼び捨てなんてダメです!」
最早一種の宗教ですね。気味が悪い
敦「あ…そうなら,別に構わないけど…」
モブ1「流石敦様,ご理解が早いですわ」
赤髪ちゃん「で?何か用ですか?」
ん?結さんが険しい顔をしていますねえ
モブ1「美咲ちゃん借りてもいいかしら?」
美咲「別にいいけど……」
美咲,と呼ばれたかわい子ちゃんはチラッと中島先輩を見た
美しく咲くとかいて美咲ですかね。名前まで可愛いんですねえ
…………ん?美咲…?まさか…“美咲お嬢”?!
それに確か中島先輩の名前は敦…“敦坊ちゃん”!!???
敦「あ,いいよ,行ってきな?」
あら結さんがついてった
美咲お嬢は校舎裏に連れて来られた
あー朝から嫌なものみた
どうせ結さんが撮影ならなんなりやるでしょうし着いてかなくても良いですかね
わたくしはボスに報告するだけ。どうせアイツらは自滅するでしょうし
面倒くさい。保健室に行ってサボろ
『健屋さんいます〜?わたくしさぼりま〜す』
健屋「素直〜。まあ良いよ」
『やった〜 』
許可もらったしベッドで寝よ〜
すぐにベッドに入った
健屋「言いたくないならいいんだけど…
どうしてマフィアに入ったの?」
申し訳なさそうに健屋さんは聞いた
『…………“私”さ,過去にボスに助けられたことあってね
恩返しがしたくてマフィアに入ったの』
細かいことは伏せてそう言った
『昔みたいに,兄様と笑いたいなあ…』
健屋「レオンちゃん…」
もう仲良くなれないのかなあ…