しろせんせーside__
自販機の前に立ってポチ、といつもとは違うミルクティーのボタンを押す。
ガタッという音と共にミルクティーが落ちる。
……………先程のように横に彼女はいない。
なんとなく寂しさを感じて喉が渇いてすらいないのにごくん、とミルクティーを飲む。
いつもなら甘ったるいと感じるそれはなんとなく心地の良い甘さだった。
💙「………さて、ニキを探すか」
ニキに連絡をとってニキの元へ行く。
そこにはニキ以外にもキャメとりいちょがいた。
💙「2人ともおったんか」
❤️「さっきたまたま会ってね」
💖「せんせーも次やる?太鼓の達人してんの!」
ちなみに俺が連勝中、とりいちょが付け足す。
相変わらずだなぁなんて思い ながらも雰囲気に飲まれてしまう自分で
💙「おぅ!りいちょの連勝覆すからな!!」
なんて意気揚々に声を張る。
その時、正面にいたニキが思い出したかのように声を上げた。
💛「あ!そういえばボビィ~?」
💙「?なんや」
💛「結局まちこりとの関係聞いてないよねぇ?」
にやぁ、という効果音が付きそうな笑い方をするニキ。
__さてはコイツ聞き出すまで終わらせない気か
めんどくさいことになったな、とため息をつく。
しかし目の前にいるのはマトモ担当の18号ではなく普段からバカ騒ぎをしているようなニキ達で、まだマトモなキャメもメンバーの恋愛事情となれば話は別らしく助けてくれるわけもなく
そもそもこんな事態になったきっかけは紛れもなく自分で
さて、どういう嘘をつこうかと脳の回転を速める。
❤️「じゃあまず一つ目!」
💖「ででん!!」
💙(りいちょはなんなんや…)
💛「二人で来たのはどういうことでしょうか!?」
__決まってる。好きな奴とは二人きりで話したいと思うだろ
💙「たまたま一人でいたし迷ってるかと思ったんよ」
💛「なるほどねぇ…」
❤️「じゃあ次!」
💖「え?まだあるの?」
りいちょがすっとんきょうな声を上げる。が俺も同じ意見だ。
……他に怪しいところなんてなかったはずだ
❤️「りいちょくんは甘いねぇ~じゃあニキくんどうぞ!!」
💛「はい!せんせーの、飲み物、いつもと違いますね?」
💖「え?っあ!確かに!!」
__コイツ、意外と鋭いな
そう、いつもは甘いものはあまり好まない俺。
今日はまちこりが買っている場を見て同じものを買いたい…なんて柄にもなく思ってしまった。
💙「なんとなくだよ、なんとなく」
💛「いーや違うね、そのミルクティーはまちこがよく飲んでるやつだ、」
💖「はっっっ…………!!」
__そろそろヤバいな、、
はぁ、とため息をついて話を逸らす。
💙「はい、もうええやろ、太鼓の達人すんぞ」
💖「うっわ!コイツ話逸らしやがった!!!」
💛「次こそ絶対聞いてやるからな!!」
なんて意気込んでいる2人とは反対にのんびりと「じゃあ次俺とせんせーね」なんて言ってくるキャメ。
__ダメだ、カオスすぎる
💙「分かった、キャメとな、やってやんよ」
❤️「それはこっちの台詞ですぅ〜」
💖「じゃあこれで勝った奴次俺と対戦ね」
💛「じゃあ負けた奴俺と〜」
💖「じゃ、じゃあ俺とのでまた買った奴もう1回!!」
💙「金なくなんぞ」
なんて子供のように俺達は太鼓に向き直った。
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𝐓𝐡𝐚 𝐧𝐤 𝐲𝐨𝐮 𝐟𝐨𝐫 𝐰𝐚𝐭𝐜𝐡𝐢𝐧𝐠.
コメント
4件
せんせーの行動一つ一つが尊い、、、語彙力なくて申し訳ないけどほんとに大好きです!楽しみにしてます!!!
続き!!楽しみ!!!