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天国からの遣い魔の夢(その2)
西洋の美人の絵画か、東洋の八百万の神で地上に上陸するか悩んだ。
人間に仮の死を寿命で作る時代はくるなどとはどこの国の民が思ったか。
東洋から来た人だと話すモナ・リザは礼拝堂で絵画を描いているダヴィンチに忠告した。
あなたは天才だから今の時代にいるんだよ。
世界が私に挑むように。
愛情深い昔の絵画の中からまぼろしの様に同じ空間に出てきた2人。
いつかママになるモナ・リザと
いつかパパになるダヴィンチ。
離れ離れに産まれてきたそのまだ名もない2人の小さな心には天使の姿が見えた。
産まれ育った絵画と現世の世界の様に離れているのにこれからも同じ空間に居るように。
『地球の大地って温かくて、本当に』
雨が降ってきた。
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