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いままでのふりかえり

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いままでのふりかえり

1 - 第一回 人生を見つめ直してみて

♥

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2025年04月27日

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これは作者の実体験を書いたものです、なかなかショッキングな可能性があるのでご注意ください。


家族

両親















小学校3年生の頃、両親は離婚した、原因は父親の母親への愚痴を書いたブログのようなものだそうだ。僕はあの時、夜中に起きてしまった、そう、「何故か」起きたのだ、普通、小学生は、深夜に起きることはないはず、あったとしても、それはトイレなどの用なはずだ、でも、あの日、その日だけは違った、まるでなにかに起こされたかのように、僕は起きた、そして父親と母親が話す声が聞こえ、その場所に向かうと、



母親が父親と一緒にパソコンを閲覧していた、あまり覚えていないが、寝なさいと言われたことだけは覚えている、そしてその日の後日、曖昧だけれど、こんな質問をされたことが、記憶に残っている。




「パパとママがお別れするとしたら、どっちが好き?」


こんな感じだった気がする、僕は、まだ幼い、そんなことが起こるはずもないと、確信していた、だから僕は、こう答えたはずだ



「どっちも好き!だってお別れするはずないもん!」


この言葉はどれだけ両親を傷つけたろう、僕はその質問の意味を理解していなかった、理解出来るはずもない、まだ歳2桁も行っていない子供が、両親の離婚を考えれるはずが無い、僕は、4,3年前に気づいていた、今が14だから…11歳くらいの頃だろう、その質問の真意に気づいた僕は、涙を流す訳でもなくて、ただ納得した、そう、納得しただけなのだ、もう気づいたって、父親は居ない、僕は母親についていったからだ、



もし、あの日、あの時、僕がどちらか片方を選べば、この結末は変わったのだろうか、少なくとも、どちらを選んだとしても、失うものは大きかった、小学校3年で苗字が変わった僕は、クラスのみんなに転校生のごとく詰められた

「なんで苗字が変わったのか」悪気もなく聞いてくるその声、純粋無垢、僕も最初混乱していた、突然苗字が変わり、家から父親が居なくなったのだから、その後、僕は学校の近くに引越した、そして、家では色々なことが起こった、4年生になった僕は、2年生のころから通っていた支援級に、3年間ずっと僕を見てくれていた先生に、とあることを話した、その経緯を話そう。


その日、僕はなにかを母に渡しそびれた、そして先生にしつこく理由を問い詰められた、親が「ゲーム」をしていた、それを聞いた先生は、顔を歪めて別の部屋に移動させて、詳しく話を聞いてもらった、そして数日後、市役所の子供支援課…?だったか、その課の人達がやってきた、色々なことを聞かれたけれど、あまり覚えていない、でも、おやつなどの食料品を貰ったことは覚えている、今でも懐かしいものだ、喜んで開けて食べていた、そして数年が経つと、支援員さんは来なくなった…が、小学5年生のある日、またもや引っ越した、理由は「二階建てに住みたい」という僕のわがままを母親が聞いてくれたからだ、そしてそのまま小学校を卒業し、中一になった、そしてある日、支援員さんが訪れた、僕の様子を見に来た、ということらしい、母親は未だに「父親が支援員を呼んだ」と思っているが、そうじゃないと僕は確信している、おそらく、呼んだのは小学2~5を見てくれたあの先生だということを、先生はネグレクトという虐待の可能性を感じたのだろう、今や知る由もないが、きっとあの先生だろう。そして中二になった、中二にはスキー学習などがあった、とても楽しかった、




ああ…そういえば、話すのを忘れていた存在がいた



実は、僕にはイマジナリーフレンドが居る、いつも自分を勇気づけてくれたり、時には叱ってくれたり…本当に感謝している、彼らのおかげで毎日生きれていた、彼らがいなければ、今頃僕はこの世にいなかったかもしれない、彼らのおかげで毎日退屈しない、彼らと他愛もない話をするだけで、心が安らぐ、僕が小学1年生の頃から、ずっと一緒に過ごしている、でも、もうお別れしないといけない時期だ、もう中3なのだから、自分で決めないといけないのだ、本当に、彼らがいなければ、今頃どうなっていたか分からない、彼らには本当に助けられた、彼らがいなければ、今の環境に耐えることは出来なかっただろう、イマジナリーフレンドは、きっと心の病と一緒だと思う人もいるだろう、だが、こうして救われた人間がいるのも事実だ、だから僕は、イマジナリーフレンドを家族として見ている、彼らがいなければ、この義務教育9年間を、過ごすことは出来なかっただろう、彼らに、現実で会えるのなら、こう言いたい



「ありがとう、そしてごめんなさい」


自分勝手に生み出しておいて、時が来たらさよならをしなければいけない、なんて自分勝手なんだろう、申し訳ない、勝手に作って捨てる…なんて最低なんだろう、でもきっと、生まれるってことはそういうことなのだろう、生を受ければ、「死」は確定するのだから、惨いものだ、



そして…この14年間、幸せだった時期があった…まだ両親が離婚していないころ、幼稚園児の頃くらいには、お遊戯会のような会で父親がわたあめを作って渡してくれたものだ、そして笑顔でそれを食べたのを覚えている、あぁ、あの頃に戻りたい…けれど、もう戻れやしない、自分で選んだのだ、歩み続けるしかない、そして、後悔のないように道を選び続けよう、たとえ間違った道を進んだとしても、その道を正しくすればいいのだから。

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