テラーノベル
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世には、
──────ヒーロー
──────ヴィラン
、
もうひとつ
──────暗殺者
7月15日
緑谷出久の誕生日。
この世に降りてきた日
だけど親を失う日でもあった
別に死んだわけでもない。ただ捨てられた
5歳の誕生日に捨てられた。捨てられた街は、
犯罪者が多く、法律がない街
ボロボロな廃墟。そこらに置いている死体
ものを壊したって人を殺したって捕まりもしない
ヒーローもヴィランも存在しないこの街
ただ人か、それかどうかが分からない者が生きて
いる。
そんな場所で育った。
じゃあ、何故緑谷出久暗殺者と呼ばれているのだ
ろうか?
それは緑谷出久は拾われたから…
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緑谷出久視点
毎日がつまらなかった
美味しいご飯なんてなかった
人を殺して人を食べる。ただそれだけ
そこらから臭う生臭った匂い
すたすた、
足音が聞こえる、警戒しつつも近づく
「そこに!誰かいるのか!」
びくっと肩を震わせた
誰だろう。少し顔を覗かせた
「君!こんなところで何をしている!?」
「誰?」
「こっちが聞きたいんだけど」
「……みど…、、…デク」
「みど?」
「なんでもない」
「そうか。」
沈黙が続く
人との会話は慣れない
「で、誰?」
「ヒーローだ」
「赤く燃えてるけど大丈夫?」
「エンデバーさん…」
「大丈夫。別に燃えてるわけじゃない」
誰だろう。赤く燃えてる人。赤い翼が生えてる人
「ひーろー、?って?何それ?」
「ヒーローって知らない?」
「ヴィランとヒーローのヒーローだよ?」
「ヴィラン…?」
「あー、知らないの?」
「怪しい輩?」
純粋に思ったことを口に出す
たぶん、
今できる精一杯のこと
話すのも疲れるし、目を見るのも疲れる
いつからか人と会うのも疲れるようになった
5歳までは疲れていなかったはずだったのに
「そっか〜わかんないか」
「怪しい…」
「怪しいのはそっち」
「いやいやー俺らは怪しくないから」
警戒しつつも話を聞く
これからどんなことがあるのか、不安だった
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