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gtsm 優しい夢を見た

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gtsm 優しい夢を見た

1 - gtsm 優しい夢を見た

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2025年08月15日

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sm視点 優しい夢を見た

暖かい。優しい光と温もりが俺の身体を包んでいる。


ここはどこだ?


目を開けようと試みても、金縛りのように目が開かない。


ここは俺の家ではないのか?横になっている身体は重く、動かすことができない。


思い当たることはないか、頭を回す。


今日もいつも通りに、自分の部屋のベッドに吸い込まれるように倒れて、目を閉じた。…いや、それとも今日は酒を飲んでいたっけ?そもそも俺は家に帰ったのか?


記憶がかなり曖昧。でも、この異様な雰囲気から、俺の脳はこれを夢だと判断した。


ここは夢の中であり、瞼の奥に感じる、この既視感のある気配もまた幻想である。そう考えること辻褄が合う。気がする。


俺はそこにある気配に問いかけることにした。動けないが、声は出せそうだ。


「ぐちつぼ?」


返事はない。けれど、この気配はあいつに違いない。現実よりやたらと安心感があり、柔らかい雰囲気だが。


俺の声に反応したのか、俺の髪に手が触れた。目すら開けられなく、動けない俺の頭を撫でるその大きな手。


頭を撫でられるなんて久しぶりだ。


俺の身長のイジリとして頭を鷲掴みにされることはあるが、こんなに優しく触れられるのはいつぶりだろう?


俺はあまり子供っぽい扱いをされることはないから新鮮で、ちょっと恥ずかしい。


でも、不思議と気分が落ち着く。嫌な気はしない。あいつは絶対こんなことしないのにな。俺はずっと人にこうして欲しかった気がする。





思えば最近は少し忙しくて、疲れがあって調子が良くなかった。配信中も頭痛がして、隠していたのだが、それに勘づいたリスナーのコメントも見かけた。


それに、たらこにだって言われた。


「そめさんさ、最近疲れてる?」




右手が僅かに動くことに気づいた。その手を、ぐちつぼがいるであろうところへ必死に伸ばす。

今だけは甘えさせて欲しい。俺は疲れたんだ。

伸ばした右手を優しく握られる。


「…こんそめ」

いつもより落ち着いていて優しい声色のその声に驚く。やっぱりお前じゃないか。


そう思っているとそっと抱き寄せられた。暖かい…身長差のおかげですっぽり身体が収まる。抱きしめながら俺の頭を撫でて、


「大丈夫。だいじょうぶ。よく頑張った」


と、慰めてくれる。


ふと鼻先がツンとするのを感じて、一滴の涙が俺の頬を濡らした。


ああ、暖かい。このままこうしていたい。


ぼろぼろ溢れてくる涙をそっと拭き取ってぐちつぼは笑った。


「…ははは。もう、どうしたんだよお前ー。俺、ここにいるからな。安心しろ?」


久しぶりに感じた人の温もりと多大な幸福感に、俺は眠くなってきた。


ここで寝て、起きたら現実なんだろう。起きたくないと思ったが、意識は遠のいて行く。


「…おやすみこんそめ」


その優しい声で、俺は眠りについた。







gt視点

今日、こんそめと会ったのは本当に偶然だった。


なぜかあいつが俺の最寄り駅にいて、声掛けようとしたらあいつ明らかに様子おかしいんだもん。


なんか目は虚ろだし、どことなく危なっかしいのを感じて、これはやばいと思って俺の家に連れて帰った。


あいつ思いの外状態悪くて、まさに限界って感じ。


それで家着いたらぶっ倒れる感じで寝て、なんつーか、守ってあげたい感じって言うの?母性本能?w的な感じで?


側で見てたらなんか可愛く見えてきちゃったからヨシヨシしてた。そしたらなんか甘えてくるし、めっちゃ泣くし、見たことないレベルで。まじで子供かよって感じ。


とりあえず寝させて、ひとまず落ち着いてから原人にはゆっくり報告した。


原人は、


「あ〜…あいつな〜。俺はあんま気になんなかったけど、たらこがなんか言ってたな。まあとりあえず、子守りガンバ!w」


とか言ってきた。なるほど。たらこは気づいてたんだなー。たらこもこんそめも、何でそれを俺に言わないんだか。


にしても、こんそめは今情緒やばそうだし俺がどうにかするしかないな。


チラッとあいつの方見ると、さっきより穏やかな顔をして眠っていた。こうしてみると歳下らしい。


「…いい夢見ろよー」





終わり

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーこんにちは不可思議です。初めて小説書きました。

めちゃくちゃ難しいし、尺どうしようとか、終わり方どうしようとかいろいろ考えました。初投稿なので変なとことか誤字とかあるかもしれません。

後々また投稿するかもしれません。


じゃあ今回はこれで。


ありがとうございました♪


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コメント

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めっちゃ最高です!!!

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