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#塩レモン
みーこ
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今思えば最初からあいつに惹かれていたのかもしれない。
あの頃は若過ぎて恋心なんてわからなくて、ライバル視してしまったけど、太智の笑顔や好意が他の人に向けられれば向けられるほどぐるぐると嫌な感情になる。
あいつの頭の中俺以上に俺でいっぱいになんねーかなぁなんて、どうしようもないことも思う。
舜太みたいに度胸あればなぁ〜
自分はいつからこんな腰抜けになってしまったのか。
「これ実家に行ったときのお土産」
お土産自体は先ほど既にメンバーが揃っている時に渡していたのだが、これは個人的なやつ。
なんでかついコイツの事考えて買っちゃうんだよな…
「えっ?吉田さん、俺さっき貰ったよ?」
きょとんとした顔で片耳のイヤホンを外しながら太智は伝える
「いや、これお前だけだから。
皆が戻る前に受け取って? 」
土産袋ごと再度、差し出すが恥ずかしくて顔がまともに見れない。
「えぇ~!いいんですかぁ??
仁ちゃんありがとーなぁ!」
ニコニコしながら両手で受け取る。
もー、なんなんだよこの可愛い生き物は!!
別であの時買ってて良かった〜!
「おぅ」
右手を挙げながらそそくさと楽屋を出る。
だって俺口元ゆるゆるでだらしない顔してるんだもん。
少しでも俺のこと見て欲しい。
神様、俺に勇気ください。
コメント
1件
わあ、第1話読ませていただきました…!仁くんの、太智くんに向ける視線がもう完全に恋してるじゃないですか(笑)「個人的なお土産」をこっそり渡そうとする不器用さとか、口元ゆるんでるのを自覚してるのに頑張って平静を装う感じとか、もうたまらないです。最後の「神様、俺に勇気ください」って祈りが切なくて、続きがすごく気になります…!ぜひ続けてほしいです🌷