語り手:大斐
ついさっき街中で準備運動してるおっさんの霊を見た。
これから誰かに憑くために気合いを入れてたのか知らんが、随分と張り切ってる風だった。
やたら姿勢のいい屈伸、上体捻り、そして前屈に差し掛かったその時、勢いがつきすぎたおっさんは前屈しながら前につんのめった。
心の中で噴いた。
慌てて起き上がるおっさん。ちょっとうろたえてるようだった。
その姿にまた噴いてしまった。
さすがのおっさんもこちらに気付いて目が合った。
おっさん 「( ̄▽ ̄;)ハハッ」
俺 「プフッ…(^_^;)」
奇妙な間の後、おっさんは何故か会釈しながら消えてった。
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