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僕は今までずっと性別を口に出すのがとてつもなく嫌だった。
第二話 僕を好きでいさせて
自分の性別に違和感を感じ始めたのは僕が小学生2年生の時くらいからだ。
僕は女の子の友達が多かった。女の子といた方が気持ちが楽だからだ。
可愛い話をしたり、時には恋バナをしたり。
そんな話をするのが楽しかった。
男の子がよく僕をサッカーに誘ってくれてた。
でも、僕はサッカーなんてしたくない。
サッカーなんてするより女の子と可愛い話をしていたかったんだ。
中学生になって、保健室登校を始めた。
僕が通っていた中学校は、3限が終わったら必ず、体操着に着替えなきゃいけなくて、登校の時は制服で行かなきゃいけなかった。
でも、僕が性別のことを親に話したら、親が学校に性別に違和感があることを話してくれて、体操着で登校していい許可が出た。
でも、1人だけ体操着で行くと目立つので、2限が始まる頃に学校に行っていた。
中学校の制服を着た回数は片手で数えられるくらいしかない。
中学校を卒業した後、僕は引っ越した。
高校からは女の子として生きていきたいから。
中学校が同じだった人と会わたいために。
高校では上手くやっていくつもりだった。
そこに1人だけ、中学校が同じだった人がいたんだ 。
なんでこの高校にいるのか分からないけど、その人はすぐに僕に気づいた。
僕の履いていた制服に気味悪がった。
「うわっ、こいつスカート履いてるw 」
「こいつ男なんだぞww」
「キモすぎるだろwwwww」
など、散々言われた。
高校で初めて出来た友達にも距離を置かれた。
僕はそこで初めて、死にたいって思った。
小春「ま、こんな感じかな〜」
小春「その日からずっと不登校なんだよねw」
成海「それは辛かったでしょうね、、」
小春「でもね、僕は女の子みたいな僕が好きなんだよ」
松平「そりゃ、良かったな」
小春「ささっ!次は成海くんね!」
成海「僕は、、」