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『続いてのニュースです。昨晩、〇〇市で2名の行方不明者が出ました、警察は事件性有りと判断し、調査を進め_』
プツンッ__
何者かに途中でよりテレビの電源が消される。
「あーぁ、最近は本当につまんないニュースばっかりねぇ…、嫌だ、嫌だ。行方不明者だの殺人事件だの…もう飽きたわ!もうちょっとマシな番組無いの?」
そう言いながら、ソファにだらしなく座った女性が、気だるけそうに手をぷらぷらさせながら、クッキーをサクリと食べる。
「行方不明者なんてほったらかしとけばいつかは死体だので見つかるんだから良いじゃないの…」
「その発言は、民を守る側としてどうかと思いますよ?」
お菓子の入ったお皿と御代わりの紅茶をお盆に乗せて、気だるけそうな彼女を見つめながら、優しく微笑み。
「えー、でも実際そうじゃなぁい?玲ちゃん」
“ありがと♡”と持って来てもらったお菓子を受け取るとそう、微笑む彼女に反論して。
「貴方もうちょっと人が良ければ完璧だったのにねぇ…」
出来立ての紅茶を彼女と自分のティーカップに注ぎながら、やれやれと言った感じで、反論して来た彼女に言い。
「うるさいわよー!私はこれでも努力してる方よ!」
「紅茶注げたましたよ(ニコッ」
「ありがと〜♡」
彼女は須佐美ティナ(ススミティナ)自分勝手気ままりない性格な通称”自己中お嬢”(千切的な)、外国人ハーフ(父外国人、母日本人)、一瞬外国人と間違われる事がある程父似、性格は100%母親譲りなんだとか。
そして、温厚な彼女は宮星玲美(ミヤホシレイミ)綺麗な薄黄色の髪の毛をしており、普段は三つ編みで結いている。優しく、笑顔が素敵、温厚でなにか包み込む優しさがある女性で通称”女神様”。100%日本人。
2人は昔からの友人なんだそう。
「やっぱり持つべきものは玲ちゃんねぇ…♡」
美味しそうに紅茶を飲みながらそう言い。
「ふふ、そう言ってもらえて嬉しいわ」
と嬉しそうに微笑む。
そんな感じで2人で喋っていると
バンッ!
と扉が思いっきり開かれると同時に
「おはよう!」
と部屋中に響く程大きな声で今入ってきた男性が挨拶をする
「ん、もう!柳冠うるっさい!」
ティナか軽く耳を塞ぎながらそう言い
「いやー、すまんすまん」
と悪気無さそうに謝る。
「聖さんいつにも増して機嫌がよろしいですね」
にこっと微笑み、彼の変化を指摘して
「いやー、そうなんだよ、さっきテレビで星占い見てたら何と一位でなー!」
子供の様に目をキラキラとさせてはそう言い
「ラッキーカラーは青!着けていると良いアクセサリーはイヤリング!見ろ見ろ!俺の着けている物と同じじゃないか!」
少し耳に髪を乗せて、片方にだけ着けている青色に輝いたイヤリングを2人に見せる。
「今日は絶対良い事が起こるぞ!」
彼は聖柳冠(セイリュウカン)右耳に彼の雰囲気にはあまり似合わない、綺麗な青色のイヤリングを着けており、理由より行動と言うだいぶ脳筋タイプな男性。名付けの親が中国人だそうだ。
「星占いなんて信じてるの?柳冠はお子ちゃまだねぇ」
ニヤニヤと悪戯に笑い、ドストレートに煽る。
「ティナは最下位だったぞ、今日は不吉な事が起こるな、」
急に真顔になりそんな事を言い始めると、少し焦って来たのか、ガタガタと震え出し。
「そ、そんな魔に受けるものじゃないわよ星占いは!へーそうなんだーってぐらいのものでしょ普通!」
「でも、俺はめちゃ信じてるんだけどな…」
しゅんっと俯く
「もー私が悪かったからぁ!」
半泣き状態
「そう言えば仕事来てましたよ?」
「おっ、本当か!」
「えー、もうめんどくさーい、」
玲美が仕事の書類をファイルから取り出して。
「これですね、人外討伐の仕事です」
「おー、久々に体が動かせる!」
肩を回して
「玲ちゃんも行くの?」
顎に手を当て
「うん、今回は同行させて頂きます」
にこっと微笑む
「でも内容読む限り、手強そうだな…」
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仕事の内容。
人外の討伐、または捕獲を命じます
・討伐or捕獲数
8体
・場所
〇〇市〇〇町付近の森の奥
・報酬金額
1000万
・ランク
A
・他の事務所の助っ人を何人か送ります。
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「ほへ〜、今までのよりランクが高え…」
「他の事務所の奴が配給されるっぽいわ、まぁ私達3人しか此処居ないものねぇ…」
「取り敢えず、準備して一刻も早く出発しましょう(ニコッ」
『了解』